離島フェアへ出店
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第18回「離島フェア」が、12月1日から3日の三日間、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開催されました。「離島フェア」は、離島の特産品を一堂に会して紹介し、島々の特性を生かした地域づくりを支援しようと、1989年に始まり、回を重ねています。
八重山からは、石垣より24業者、竹富町より4業者、与那国町より8業者が出展しました。
NPOたきどぅんも、竹富島のPRも含めて特産品を持参し、展示即売を行ってきました!
食品では、昔ながらの製法で手作りされている「竹富島醤油」や、島胡椒の「ピーヤシ」、竹富島版サーターアンダギーの「さたくんこう」、他にもNPOたきどぅん発行の書籍やCDなど、普段は竹富島内でしか買えない食品を大盤振る舞いしてまいりました。
沖縄の中にあっても珍しい食品の数々に、お客さんも興味津々でした。
離島フェアでは、特産品の展示即売のほか、18離島市町村を紹介する「離島市町村紹介コーナー」の他、普段は島でしか味わえない「離島食堂」、「島唄ライブ」、「離島写真展」、離島の児童生徒の描いた「離島絵画展」、離島の観光振興と移住について語る「プレミアムトークショー」など、多彩なプログラムが組まれ、島々の魅力の発信の場となっていました。
また、今回は「優良特産品優秀賞」3品目のうち、2品目を八重山の特産品が占めたことも話題になっていました。
また別の視点から沖縄のおもしろさを発見することができた3日間でした☆
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古謡を歌おう!
久々の「島立て学校」を再開です。
去る11月11日に「竹富町古謡大会」が、波照間島農村集落センターで開催されました。
老人クラブの面々を中心とした竹富島は「家ぬかざい」「あーぱーれー」を歌ってきたそうです。
そこで今回の島立て学校はこの「家ぬかざい」と「あーばーれー」を学ぶ企画です。
「家ぬかざい」は茅葺きの家が出来る様子を歌ったもので、家の美しさの基準やそれぞれの部位の名称などが示されており、新築祝いの際に歌われます。
新築祝いというと、「ユシトゥンガナシ」と呼ばれる狂言が代表的で、
竹富町の指定文化財「旧与那国家住宅」の落成式の際に行われたのが記憶に新しいと思います。家造りは、ユシトゥンガナシと呼ばれる木の神様の協力を得て、成し遂げられる大仕事だと考えられていました。
家が完成すると、日の出前に東向きのフクギから2本の枝を取り、茅3つかみと合わせて束にします。フクギの枝と茅はユシトゥンガナシの木の神様の宿る場となり、家を守るお守りとして、中桁に結びつけます。今後の幸せや健康をお祈りします。
このユシトゥンガナシが行われた場儀納屋の落成時の貴重な映像も鑑賞しました。
30年前の懐かしい映像を楽しみながら、高らかに笑い、
そして歌う声がまちなみ館に響いた夜でした。
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種子取祭!!
種子取祭も無事終了し、
竹富島には元ののんびりとした穏やかさが戻りました。
さて、NPOたきどぅんでは種子取祭の奉納芸能2日間の間、
ブース展示による種子取祭関係の書籍やグッズを販売する他、
種子取祭を中心になって取り仕切る公民館のサポートなどを行っておりました。
女性職員は奉納芸能に参加するなど、何ヶ月も前から住民の方々と一緒に
どっぷりと「たなどぅい」の空気につかりました。
種子取祭グッズの中には、ユークイに必需品の世乞い唄本やてぃさじ、
そして今や毎年恒例で、楽しみの一つにもなっているオリジナル種子取祭Tシャツがあります。
毎年外に漏れぬよう極秘にデザインをすすめてきました。
後日報告になりますが、紹介しましょう。
2006年度の種子取祭記念のオリジナルTシャツはこの3パターンでした。↓↓↓
↑舞台の幕がモチーフとなった「つるかめTシャツ」
↑毎度おなじみ、殿堂入りの「たなどぅいTシャツ」今年はチョコレート色
↑ユーモア溢れる「うでぃぼうTシャツ」
どれもほぼ完売状態で、大人用で残るは「うでぃぼうTシャツ」が一部と、子ども用のみ。
港のてぇどぅんかりゆし館にてお買い求め頂けます。
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世迎い・結願祭教室 開催
「台風一過」というにはあまりに被害が大きかった台風13号後の後片付けもとりあえず一段落し、すっかり秋の気配深まる竹富島で、祭事が生活の中心になる季節が始まろうとしています。
今月末、9月29日の世迎い、9月30日・10月1日の結願祭を前に、恒例の世迎い・結願祭教室を開催しました。
参加者は観光客の方を中心に28名。
40分の結願祭の映像とその解説、15分の世迎いの映像とその解説、そして世迎いで歌われる神歌「トゥンチャーマ」の練習を行いました。
竹富島の文化に興味津々の参加者から質問が飛び出すなど、もっと理解を深めたいという意欲的な姿が印象的でした。
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世迎い・結願祭教室開催決定!!
9月に入り、竹富島の日々も慌ただしくなってきました。
7日は節祭、8日はテードゥンムニ大会、10日は竹富町議会選挙の投票日、12日は選挙開票日、17日は敬老会、29日は世迎い、30日は結願祭と、祭事行事が目白押し。
節祭から49日目が種子取祭ですので、奉納芸能の練習も本格的に始まろうとしています。
この忙しさに身震いしてますます張り切るのがテードゥン人です。
種子取祭が近くなると、情熱が体力を上回っていくのが肌で感じられるのがこの時期です。
さてそんな忙しい最中ですが、
21日には「世迎い・結願祭教室」を開催します。
世迎い、結願祭、そして種子取祭へと次々に重要な祭事が行われる前に、ちょっと予習(去年も参加した人には復習でもありますが)。竹富島の歴史に裏打ちされた、敬虔な祈りと心からの感謝をともに味わいましょう。世迎いで歌われる神歌「とぅんちゃーま」の練習もあります。
「世迎い・結願祭教室」はどなたでも参加できますので、台風13号で閉じ込められるであろう2、3日の鬱憤を晴らすがごとく、
体が勝手に動き出すような歌と踊りを体験しませんか?
たくさんのご参加をお待ちしています!!
世迎い・結願祭教室
日時:平成18年9月21日(木)20:30~
場所:竹富島ビジターセンターゆがふ館 テードゥンシアター
講師:阿佐伊孫良氏
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島だて学校第9回 「種子取祭のキョンギンを楽しく鑑賞する」
第9回になりました島立て学校。
8月17日の島立て学校のテーマは「種子取祭のキョンギンを楽しく鑑賞する」です。
竹富島出身で、沖縄国際大学教授でもある狩俣恵一先生の講座でした。
竹富島はもちろん、名護、小浜島、黒島、古見などのキョンギンの映像も織り交ぜ、比較しながら鑑賞しました。
てーどぅんむにで演じられる狂言は、今や継承が容易ではありません。
普段の言葉はほとんど標準語、聞き取りはなんとかできても話すことはできない若い世代が多くなっています。
しかしそれも、時代が流れるごとく当たり前で仕方の無いことです。
それよりも大切なことは、キョンギンの根底にある精神性の継承なのです。
自らの状況に置き換えながら、心をこめて演じることが人の胸を打つのではないでしょうか。
うわべだけではない、「うつぐみの心」で演じられたキョンギンこそ、伝統文化という名にふさわしいのです。
そして…
真の伝統が生きているところにはとても人間らしく美しい「心」も生きているのです。
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新商品ぞくぞく
NPOたきどぅんでは、竹富島オリジナルの商品開発にも力を入れています。
通信販売のページでも紹介している竹富島文庫やCDの他、てぇどぅんかりゆし館内の売店では赤瓦やシーサーのミニチュアやミンサー柄の携帯ストラップ、サバニ型の星砂付きお香立て、オリジナルラベルのぐし(泡盛)、竹富島醤油、古民家の木片で作った来島記念、マップなど、竹富島の特徴を生かした商品を日夜考えているのです。
最近の新商品は、島のおじい手作りの月桃の敷物と魚や水牛、アカショウビンなどのガラスの置物、ゆがふ館のシアター内で展示している金斗鉉さんのポストカードです。
↑「サミぬムッショー」(月桃の敷物という意味)
↑金さんのポストカード
今後発売に向けて企画中なのは、ガイドブック、Tシャツ、エコバックなどなど。
ガイドブックは島内でつくるということで、他にはないコンテンツをもりこめたら…と一生懸命頭をひねっています。
エコバックにおいては、行く先々のお買い物でたまるビニール袋の無駄を省き、島内のお買い物品を入れられて、しかもスタンプラリーのように楽しめるものを模索中です。
今後力を入れたいのは、やっぱり島内の手作り商品です。
おじいやおばあがのんびり作るカゴバックや布製品、民芸品、おやつなど、昔から作られて親しまれてきたモノたちが復活できたらいいなあ~と思います。
↑クバオウニとサミのアンツク…
井戸めぐり
8月11日は、NPOたきどぅんが竹富島ビジターセンター運営協議会との共催で行う自然観察会「竹富島の井戸めぐり」が行われました。
島内の54個もあるといわれる井戸のうち、代表的な17カ所を1日かけてめぐりました。
小さな竹富島にこれだけの井戸があるということ、それでも海底送水が始まるまでは大変な水の苦労があったこと、そして遠い昔には祖先が井戸のそばで集落を形成してきた歴史の変遷がありました。井戸をひとつひとつ巡りながら、島の起源、昔の生活、水のありがたみを噛みしめた学習会となりました。
【詳しい学習会の様子はゆがふ館HPをご覧ください】
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島だて学校第8回「竹富島の織物」
竹富女童ぬ いやるや 〈竹富島の乙女の伝言は〉
花染手拭どぅ いやる 〈花染め手拭いを伝言する〉
持タチャンドゥ ビラマ
届チャンドゥ 女童
『竹富島誌 歌謡・芸能編』より
上記の「いやる節」は、竹富の女性の手拭に寄せる思いの深さが伺える歌です。
女性は男兄弟や夫の無事を祈り、思いを込めて織った手拭をお守りとして渡したといいます。
1枚の手拭が出来るまでには、多くの行程があります。
植物から繊維をとり、一本一本繊維を縒って糸をつくり、美しい絣を形作る染めを経たりしながら、まさにゼロの状態から一つ一つの行程を重ねるようにして積み上げていき、ようやく1枚の布になっていくのです。
現在では、ミンサーや八重山上布、芭蕉布などの価値が多くの人に認められ、注目を集めているところではありますが、こういった全行程が知られることはあまりありません。
島人でさえ、植物からどのようにして繊維をとるのか、そもそもどの部分を使うのかといったことなども曖昧だったりします。
7月28日の講座では、織物事業共同組合の前理事長と現理事長、昔から当たり前のように織物に携わってきた島のお年寄りなどをお迎えして、織物事情の変遷や基本的な織物の行程、ブーンミと呼ばれる苧麻をつかった糸つくりを体験しました。
蜘蛛の糸のような細い苧麻とにらめっこしながらブーンミをする参加者の顔は真剣そのもの。
一喜一憂する様はまるで子どものように無邪気で、新たな発見と関心に見開いた目をきらきら輝かせながら、織物に関する課題や今後の目標をいつまでも熱く語り合ったのでした。
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伝統文化こども教室 開催
第1回伝統文化こども教室が開催されました。
今回行われたのは活動の中心となる三線教室です。
これ活動では将来子どもたちが竹富島を誇りに思える体験をすることを目的としています。
三線教室を中心に、竹富島の豊かな文化(歴史、祭事、歌、方言など)を学んでいく予定です。
活動にあたっては財団法人伝統文化活性化国民協会からの助成支援を受けています。
学校やPTAとも協力しながら、子どもたちのやる気を第一に考えています。
集まるのは、全て希望者のみ。
竹富島は大人だけでなく、子どもたちも多忙な日々を過ごしていますから、
無理矢理集めようと躍起になってもむしろ逆効果なのです。
幅広く知っていなくてもいいのです。
この教室がせめてきっかけとなって、何かひとつでも気になることに出会ってくれたらいいなと考えています。
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