8月28日 庭の日 中止のお知らせ

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8月28日(金)に開催予定の「庭の日」は新型インフルエンザ感染予防の為、中止いたします。 ご参加予定の方、関係各位には大変ご迷惑をおかけいたします。 次回、開催時には前回より楽しめるよう計画しております。 是非、次回にご期待ください。 何卒、ご理解くださいますようお願いいたします。 中止内容 ■庭の日~竹富島の手わざ、手づくりの庭。~ ■日にち:2009年8月28日(金) 時 間:10時~16時 会 場:西表石垣国立公園竹富島ビジターセンター 竹富島ゆがふ館前庭 …

「おばあちゃんのお手玉をお土産に。」~その3

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え!?これって一石二鳥じゃない!? いよいよ、商品化にむけて動き出した私達でしたが、 なかなかむずかしく・・・ 一口に、入れ物といっても様々で、カゴのようなものにするのか、 巾着にするのか?風呂敷っていう手もあるしなぁ・・・。 そこで、私達のこだわりの一つである、 「竹富島の素材を使う」 というところから考えてみることにしました。 竹富島にはたくさんの自然素材があります。 アダンの気根・月桃・苧麻は綯えば紐にできるし、 トウヅルモドキやアダンの葉などは、編むことでカゴを作ることができます。 だだ、紐やカゴにするまでの加工に、とても時間がかかるし、 恥ずかしながら、技術もありません。どうしたことか・・・。 と、悩んでいたところ、「苧麻を繊維にするまでならすぐできるよ!!」と 島で織物を習っているお姉さんが教えてくれました。 また、苧麻の種類で糸にするような上質なものでなければ、 道端にたくさん生えているとのこと。 さっそく、お姉さんと一緒に竹富島の「ノカラムシ」を探しにドライブ。 普段、意識して見ていなかったので 「あっ、向こうにあるのがノカラムシ、その向こうも。」 次々に見つけていくお姉さんに感心しつつ、 車をおりては鎌で刈り取り葉を落としていきます。 茎だけになったノカラムシを、2人で抱えるようにしてもどってくると、 次は、棒のようになった茎から皮を剥ぎ取ります。 剥ぎ取った皮をまとめて少しの間水につけたあと、いよいよ「繊維」に。 「パイ」という3cm×5cm大のステンレス製の板がブーを引く道具です。 皮の内側にパイをあてしごいてを浮かせいく作業なのですが、 1回目で皮をうかせ、2回目で皮を完全に取り除くというのが理想とのこと・・・ お姉さんが、シューーーっとひくと、みるみるまに真っ白で美しい繊維が採れています。 なれない私の手さばきでは、シュシュシュ・・・ブチ!!・・・。 スーーー?(皮がはがれてない・・・)?? 見た目にも美しいとは言えず、どうしても緑の皮が残ってしまいました。 採った繊維は風通しの良いところで陰干しし、乾いたらできあがり!! いやー、すぐできるとは言うものの、これだけの手間がかかるのね・・・。 そんな思いで、取り出した繊維を見ると、 抱えるほど取ってきた「ノカラムシ」は、 たった一握りの繊維になっていました・・・。 あれだけとって、これだけ?? ふーーー。 伝統工芸への道は険しい・・・。 いや、まてよ。 少しかじった程度ではありますが、いま私たちがやっていることって 伝統工芸を学ぶ第一歩なのでは!? やりたいと思ってはいても、いざ「伝統工芸」となると、 “しきい”が高い気がして手を出せなかった私たち。 しかしこれは、糸を作る第1ステージを学んでいることになりはしないか? そう思うと、なんだかすごく得をしたような、 おばあちゃんたちが伝えていきたいと思っていることに、 少し触れることができて嬉しいような・・・そんな気持ちになりました。 竹富島のお土産を作りながら糸づくりもお勉強。 まさに! 一石二鳥です♪ つづく …

「おばあちゃんのお手玉をお土産に。」~その2

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おばあちゃんのお手玉をお土産に・・・。 「どうにか販売してみるよ!」と受け取ってはみたものの・・・ どうやって、お手玉を竹富島のお土産にすればよいのでしょう? 島のおばあちゃんが作ったといっても、 お手玉は日本全国どこにでもあるもの。 「竹富島のお土産」として、 かりゆし館に来店するお客様の目に留まるには どうすればよいのか悩みました。 スタッフのみんなであーでもない、こーでもないと さまざまなアイデアを出し合ったところ、 大まかではありますがテーマがまとまりました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 1 何か特別な入れ物を考えよう!!    2個セットで販売するにあたり、何か入れ物を考えよう。    ここで何か竹富島の素材を使って入れ物を作ることにより、    『竹富島のお土産』になる。 2 店内ポップに力を入れよう!!    97歳のおばあちゃんが作ったものだというところに、    他で買えない価値があると思う。一目でおばあちゃんの    手作りのものだとわかるようにポップを工夫しよう。 3 購入しやすい価格設定にしよう!!    おばあちゃんの作ったお手玉は、やっぱり子供達の手に    渡ってほしい。小学生のお小遣いでも買える額にしたい。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー こんな方向でいきたいとスタッフの意見がまとまったところで、 ちょっとずつではありますが、 「おばあちゃんのお手玉をお土産に!!」計画は動き出したのです。 つづく …