清掃検査

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 本日、10月30日は島内の清掃検査でした。清掃検査?!と思われる方も沢山いらっしゃいます。島内の全家屋を中心に、家屋内、周辺の清掃状況を公民館が検査します。また、この時、調査票も配布され、住民票の有る無し関係なく島内の人口、持ち自動車、自転車、やぎ、猫、犬・・・などなどもっとも正確に島内のあらゆる“数”がはじき出されるのです。そして検査日を目標に、島民は日頃よりも一段と清掃業務に勤しみます。 …

第137回竹富島民具づくり教室

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今日の竹富島は青空が広がり絶好の観光日和。大勢の来館者が訪れるゆがふ館の前庭では、恒例の竹富島民具づくり教室が開講されています。(ta) 先週土曜日に開催された「庭の日」に集まったメンバーとともに検討し、今回からはヤミカゴの制作に取り掛かろうということで、さっそくゆがふ館に植栽したタコノキを材料として作業に入ります。 今回で3度目の制作となるヤミカゴですが、新たなメンバー2名が加わり、フレッシュな感覚で参加者は作業に取り組んでいました。 …

NPOたきどぅんは設立して10年を迎えました。

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NPOたきどぅんは平成24(2012)年10月25日に創立10周年を迎えます。昨今のめまぐるしい情勢の変化の中で10周年を無事に迎えられますことを、会員の皆様に感謝申し上げます。この記念すべき時、創設の理念を思い起こしながら、未来に向かってまた一歩前へ進むために歴史を振り返ってみたいと思います。まず、竹富島における文化遺産保全の歴史を振り返りますと、昭和52(1977)年、重要無形民俗文化財に指定された種子取祭を支えるために、平成8(1996)年『全国竹富島文化協会』を創設しました。昭和47年の祖国復帰以降の基盤産業の変化等により、口頭での継承である祭事行事を、生活様式が多様に変化してきた次の世代に伝えていくことは一筋縄ではいかなくなっていました。先達が残してきてくれたものを私たちの世代に絶やすわけにはいかない、その思いで「星砂の島文化講演会」活動を行ってきました。これも昨年15周年を迎えました。昭和62(1987)年には町並みが重要伝統的建造物群保存地区に選定され、現在では国から注目すべき文化遺産だとして指定・選定されたものが9つになりました。実はすでにその中に、たきどぅんがこの10年の活動の中で、その復元に尽力したものもあります。ここでたきどぅんの創設の理念を振り返ってみます。  NPOたきどぅん創設の理念赤瓦の民家と石積み、ふくぎ並木と白砂の道、民話、織物、民謡、芸能と祭り、美しい町並みだと称賛の言葉を頂いている集落環境。これら貴重な文化遺産は、無意識に続けられてきた島人の生活の積み重ねが生み出し、それを先達がズンブン(知恵)を尽くして残し、継承してきてくれたものです。私たちは、今、その研究と保全を意識的に行うために、遺産管理型NPOたきどぅん(竹富島)をここに創設します。次の世代にも、美しい風景と生活を「うつぐみ」の精神(こころ)とともに伝えるために、管理すべき遺産の研究を行い、また、その保全と失われたものの復元を試みます。私たちは、島唯一の自治組織である竹富公民館の活動を援助・支援し、『竹富島憲章』に則り、島の未来を元気にするために島人の先頭に立って努力します。竹富島を愛する様々な立場の人たちとともに尽力してきた結果、島の主要産業である観光業は活性化し、たきどぅんが指定管理者である竹富島ゆがふ館(環境省ビジターセンター)の入場者は平成20(2008)年11月には100万人を突破しました。現在は、世界的不況の影響もあり減少しておりますが、これを機会に「量から質への転換」を本気で目指し、次の10年の目標を「島ごとフィールドミュージアムの実現」としたいと考えています。次の世代に伝えるだけでなく、来訪者にこの竹富島の誇るべき伝統文化をみんなが説明できるように、その心まで伝えることで観光から交流へと舵を切りたいと思います。「井戸を掘った人の恩を忘れない」「島人すべてが学芸員」を合言葉に、その先頭に立って精進し、活動していきたいと思います。まだまだ10歳、未熟な私達であります。一緒に楽しく成長できるよう、竹富島が宝の島になるよう、今後とも会員の皆様の温かいご支援、職員への叱咤激励、ご教示をよろしくお願い致します。特定非営利活動法人たきどぅん 第二代理事長 上勢頭 保  …

庭の日終了

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 本日の庭の日終了しました。今日は土曜日も手伝って、参加される方も多いかなぁと期待しましたが、八重山では各イベントがあっているようで、島はとっても静かでした。ほとんど人がいない・・・いや、庭の日にはいらっしゃいませんでした。残念です。あまりにも暇なので、台風で沢山落ちていたやらぼ(リュウキュウテリハボク)の実で、笛をつくりました。シンプルな作りなのですが、とってもいい音がでるのです。「ぴ~!!ぴ~!!」という鳥を呼ぶような音。面白くて、思わず4つも作ってしましました。どこかで使えないか検討中です。また、貝殻を使った笛も登場。昔を懐かしんで、参加者で楽しみました。ご参加の皆様お疲れ様でした。 …

テードゥンムニでラジオ体操をつくろう!

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 10/16 ちょっと肌寒い秋の夜、第22回島立て学校を開催しました。内容は、「テードゥンムニでラジオ体操」島民自ら、方言でラジオ体操を作って、体操をしてみよう!という企画でした。当然、伴奏も懲りました。竹富小中学校の先生にピアノを弾いてもらい、竹富島のジカタに三線をお願いしました。宿泊の方も子供たちも参加し、異様な盛り上がり。ラジオ体操も正式なものを、しっかり学び、頭を使い、体を使った時間となりました。時間内におわるかなぁ、まとまるものなのかなぁ・・・と不安もありましたが、そこはテードゥン人。大変、盛り上げていただき、老人の方も積極的に助けていただきました。「あ~竹富島だなぁ」と心の底から感じらたひと時でした。ご参加いただいきました皆様に感謝です。ミーハイユー!! では、写真で奮闘ぶりをご紹介!!期待を超えるご参加人数に感謝です。司会のstaffも力がはいります♪ 竹富小中学校イケメン体育教師 崎田先生登場!ビシバシと汗をかきながら、厳しくラジオ体操指導中「手は耳につけて!!」本格的な体操にアチラコチラから悲鳴が聞こえます・・・それでは、各グループで担当の翻訳を開始です!!まっちゃんおばぁも指導に力が入ります。クニオおじぃも先生グループの先生です。クニコおばぁも、あーでもない、こーでもない。スミチャンオバァも孫にスパルタ指導中そして、お宝の言葉を発表しますしかし、いや、やはり・・・「いやぁここは “ん”じゃないか? “ム”かぁ?」まだまだ終わりません。そして、やっとこさめどがついた解説を元に内盛正聖さん登場!!では、方言解説よろしくお願いします!!とはいえ、スムーズに行くわけがありません。会場から爆笑と訂正箇所が飛び交います(笑)そして、やっとのことで、「テードゥンムニのラジオ体操」開始!訳を初めて、1時間ほどでの完成!皆様お疲れ様でした!楽しかったですね。*崎田先生は4回はラジオ体操されていましたね・・・。ありがとうございました。 …

庭の日 ご予約はお早めに!

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 10月20日(土)庭の日開催します。是非、ご参加ください。今回は土曜日の開催。ふらりと竹富島へいらしてくださいね。お待ちしております。詳細は↓ 10/20(土)  場 所:竹富島ゆがふ館 *雨天決行 時 間:10~16じ   ★出 展&ワークショップ   ■要予約ワークショップ ・月桃の鍋敷き 1500円 午前1名 ・月桃の敷物 2500円 午前1名/午後1名 ・縄の水筒入 1500円 午前2名/午後2名 材料の準備のため10/19までにご予約ください。     ■随時ワークショップ ・ミニ箒 500円 ・草玩具 100円 ・島モビール作り 100円       材料や当日の天候等で内容が変更することもございます。 ご了承ください。 お問合せ☎NPOたきどぅん0980-85-2488(ゆがふ館内)  …

島立て学校開講予定

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 10月16日(火)島立て学校を開講します。今回のテーマは・・・『テードゥンムニでラジオ体操』島民みなさんで通常のラジオ体操を竹富島の方言に訳してラジオ体操を作ります。たまたま、竹富島へ遊びにいらしている方も、参加可能です。また、三線生演奏でのラジオ体操も行います。こんな機会はめったにありません。是非ご参加ください。お待ちしております。日にち:10月16日(火)じかん:夜8時~場 所:まちなみ館 …

第136回竹富島民具づくり教室

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今日の竹富島は日差しも強く汗ばむ天気。観光日和な三連休の初日、第136回竹富島民具づくり教室を開講いたしました。シチマツリを終えるとタナドゥイの足音も聞こえるとあってか、今日の参加者は4名と少な目。しかし、目の治療で先月は参加できなかった、講師の富本衛さんも今回から復帰しています。今日は前回、前々回のテーマの復習。布ぞうりが完成していないメンバー、ペットボトル入れが完成していないメンバーが、それぞれ完成にこぎ着けていました。来週も引き続き開講いたします!(ta) …

節祭~シチマツリ~

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今日10月5日(旧暦8月20日)節祭が行われています。 節は季節の変わり目で古代のお正月だといわれています。 竹富島では、土地のお祓いと井戸のお清めをし、大地に感謝を捧げ、作物が豊作でありますように、と祈願します。この日の夜は、なぜか妖怪や怪火が見えると伝えられています。そのためか、各家庭では、家の軒にススキをさしたり、農機具などに節かずらを巻いて、幽霊に持っていかれないようにします。 節祭り当日、神司と公民館執行部の一行は早朝から、国仲御嶽、西塘御嶽、清明御嶽、根原神殿の前で祈願をします。神司たちは、各自の御嶽を参拝したあと、25の井戸を回って祈願をします。夕刻、執行部と有志は、弥勒奉安殿で弥勒神に祈願を行います。節祭のミルク神の出殿は、年に3回のうちのひとつとなります。今日はとても天気がよく、真夏日が戻ってきているような日。神司と公民館執行部の皆様暑い中、粛々と祈願に回っていらっしゃいました。当たり前に水道から水が出る時代。今日の祈願は離島であるが故ではなく、皆が持っておきたいキモチです。    …