“素足で感じる竹富島”

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2007年8月に1,000人の参加者を突破し、 引き続き好評の“素足で感じる竹富島”(通称:素足ツアー)。 あと少しで、素足ツアーをはじめてからから3年を迎えようとしています。 3年目に向け、素足ツアーをみなさまに満足してもらえるよう、 プログラムの充実に向け、スタッフでアイデアを出し合いました。 まずは、グッズを入れる袋の見直し。 今までは、希望の方へ、ビニール袋を差し上げていました。 ビニール袋はすぐにゴミと・・・これが一番気になっていたことでした。 この度、4月から、グッズにNPOたきどぅんオリジナルの“エコバック“が 新たに加わることになります。 素足ツアーに参加して、このバックを手に入れた方は、 その後の旅行で役立てたり、また、普段のお買い物などに使って、 使い捨てのレジ袋を減らしてみてはいかがでしょうか? そして、もう一つ新しく加わるのは・・・ かつて竹富島の暮らしの中で使われていた“ミノサー(蓑)”。 くらしの民具着用体験です(希望者)。 このミノサーを身につけ、竹富島のくらしを感じてください。 4月からの素足ツアーには以上のアイテムが新たに加わることと、 プログラムの充実を図るため、価格を変更させていただきます。 みなさまには、ご理解いただきますようよろしくお願いたします。 あわせてこちらもご覧下さい。 …

「旧与那国家住宅」に指定書

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3月29日付八重山毎日新聞には、旧与那国家住宅に対し 重要文化財の指定書が伝達された旨の記事が掲載されています。 昨年12月4日に重要文化財の指定を受けた「旧与那国家住宅」 は、これで名実ともに重要文化財となります。 (ta)  旧与那国家(竹富)に指定書  国の重要文化財に  【那覇】昨年10月に国の重要文化財(重文)に指定された竹富島の旧与那国家住宅への指定書伝達式が28日午後、建教育庁で行われ、仲村守和県教育長から竹富町教育委員会(慶田盛久教育長)に指定書が交付された。旧与那国家は、1913(大正2)年建築。与那国暹(のぼる)氏(74)=那覇在住=が02年1月に竹富公民館に譲渡し、03年9月に同公民館から町に再譲渡され、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている竹富島のなかで核となる物件と位置付けられている。  同家は竹富島の近代の住居形態と生活様式を理解する上で高い価値があると評価された。竹富町では初めて建造物が国の重文に指定され、郡内では旧宮良殿内など石垣市内の3件に続いて4件目、県内では20件目となる。  指定書の伝達にあたって仲村教育長は「竹富島は文化財について造詣深く、街並み、景観をキチンと保存して頂いている。旧与那国家は大正時代から保存して頂き、県にとっても重要な文化財であり、今後も県の文化継承、紹介に協力してほしい」とあいさつ。  指定書を受けて慶田盛教育長は「国の重要文化財指定に大変喜んでいる。旧与那国家は昔の建物の原型を備え、内部の木材機能も素晴らしい竹富町の地域にふさわしい住宅だ。そういったものを大事に残して頂いて感謝している。これからも大切に活用していくことを考えたい」と述べた。  また、旧与那国家元所有者で同所地権者の与那国さんは「旧与那国家は私が生まれ育ち、思い出が集積した所でもあり、これからも大事にしていきたい。今後とも教育委員会と連携を取って、保存に努めたい」と重要文化財指定に礼を述べた。 …

八重山日報 平成20年3月28日付記事

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八重山毎日新聞と共に八重山地方のローカル紙である八重山日報記事を掲載します。 大変残念なことに、またしても「水牛車移転問題」の記事です。 八重山日報は「水牛車移転問題」についていち早く、かつ大きく取り上げており、当内容も一面トップで報道しています。 (ta) 「歴史的風致を損なう」 水牛車観光の営業所移転で 竹富町教委、不許可を決定  竹富町教育委員会(竹盛洋一委員長)定例会が27日、市内の石垣港離島ターミナルで開かれ、竹富島で水牛車観光を展開している有限会社竹富観光センター(小底朝吉代表取締役)が営業所移転のために提出している現状変更行為の許可申請について不許可とする方針を決めた。移転予定地のまちなみ館南側について、学校や保育所、御嶽に隣接する「文教地区」と指摘、営業所建設は「歴史的風致を著しく損なう」と結論づけた。小底代表取締役は同日取材に対し、不許可の正式通知があった段階で町教委を提訴する方針を改めて示した。  町教委は2月29日の臨時会でこの問題を話し合い、不許可の方針をほぼ固めた上で、諮問機関の町伝統的建造物群保存地区等審議会の意見を聞くべきなどとして継続審議にしていた。  今月18日の同審議会では、移転予定地について「不適切」という見解を再確認していた。また、竹富公民館(上間毅館長)の議会は、同日の臨時会議会で移転予定地に対する同意書を撤回していた。  この日の町教委定例会では、こうした状況を踏まえ(1)地域住民との合意形成が図られていない。(2)水牛車による騒音や交通安全の面から、保育園児や児童生徒に悪影響が懸念される。(3)水牛の排せつ物による悪臭が予想される-などとして、移転予定地について「望ましい場所ではない」とした。  町教育委の不許可決定について、小底代表取締役は「正式通知が来た段階で弁護士と相談し、来週以降、提訴に持ち込むことになるだろう」と述べ、不許可の取り消しと損害賠償を求めて提訴する意向を改めて示した。  同社は移転予定地で仮設の営業所設置に着手しており、5月20日には仮設の営業所をオープンさせる計画。営業所移転は既成事実として進む見通しになっている。  町は代替地を同社に提供し、現在の移転予定地を取得して公園化する意向を示しているが、現時点で交渉に入っていない。  町教委定例会では竹盛委員長が「行政が、もう少し早く対応できなかったかという気がする。どうにかうまくおさまる方向に結果を出してほしい」と要望した。  竹富島の集落は文化財保護法に基づく伝統的建造物群保存地区。町歴史的景観形成地区保存条例によって、地区内で建築物の新築など、現状変更行為を行うには町教委の許可を得なければならない。 …

水牛車営業所移転問題を考える

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3月26日付八重山毎日新聞『論壇』にて、 上勢頭芳徳 元竹富島まちなみ調整委員会事務局長 (現喜宝院蒐集館長)の記事が掲載されています。 水牛車移設問題のこと、竹富町議会の決議事項。 様々な思いが文面から滲んでいます。   これらの事は、竹富島だけなく、行政も含めて乗り越えて いかなければならない課題です。 (ta)  3月18日竹富町議会本会議に提案された「竹富町歴史的景観形成 地区保存条例」の一部改正案が賛成少数で否決されました。新聞報 道で見る限り議員諸氏の理解が得られず、当然議決されるべき事項 が議決されなかった結果を残念に思います。これまで竹富島の先人 とともに営々と築き上げてきたものが、一瞬にして否定された感じ です。この件にかかわってきた者として、遅まきながら議員諸氏な らびに読者諸賢の認識を頂くべく経緯を披瀝致すものです。    問題となった「仮設の工作物の新築、改築、増築または移転は許 可を受けることを要しない」という項目は、まちなみ保存調整委員 会で現状変更申請を協議する中で、以前から懸念されていたことで した。町の条例ではそういっていても島をきちんと守っていくため には、仮設であっても届けを出してもらって協議してきました。  竹富島憲章もそうですが、この条例も自分の島を美しく守ること に異議を唱える人があろうはずがない、という性善説に基づいたも のです。法治国ですから法律、条例を守ることはもちろん大事なこ とですが、小さい地域ではそれ以上にまずお互いの美意識が前提で す。だから美しく守って来られたし、それが観光資源となっている のですから当然のことでした。  だがそういった島の当然のことが通じない人が表れるに至り、 この条項を改正して、届け出を義務付けなければならない事態に なりました。そこで4年前から「景観形成マニュアル」の見直しで この条項を改正することになり、昨年3月には町伝統的建造物群 保存地区等保存審議会から答申が出されました。すぐに議会に出 しておけば当然のごとく可決承認されていたはずなのに、 「竹富観光センター」の水牛車営業所仮設移転問題と時期が重なっ てしまいました。その意味においては「後手後手に回っている」 と言われて仕方ないでしょう。  しかしあたかも「水牛車事業者の締め出し」を図ったように受け 取られ、議員諸氏の賛成を得られなかったのは返す返すも残念で す。「業者と行政の努力期間を置くべし」とも言われますが、この 移転問題は今に始まったことでなく、3年前から竹富公民館議会で はこの場所は不適当との決議もなされ、総力を挙げて民間代替地の 斡旋(あっせん)を繰り返してきました。一企業のためにここまで やるのかという声もでたほどです。  仮設であろうがなかろうが建築基準法の、また伝建条例であって も文化財保護法というそれぞれの上位法の規定をうけるという見解 も出されています。  この場所は神道に隣接し、御嶽、まちなみ館、保育所、診療所に 囲まれ、学校にも接しています。しかし斡旋案が全て拒否されて、 仮設のための整地が始まりましたので、「聖域・文教地区を守る住 民の会」を結成し、わずか2日間で82%の移転反対署名を集めました。  3月18日には竹富公民館臨時議会が開催され、移転に同意を与え たとされる個所を削除しましたが、参加議員に10人(他に委任状 4人)の中で発言しなかった3人を除き、全員が「この場所はダメな のだ」「子孫(ふぁーまー)のためにも仮設も不可」と口にしました。 結論として、平成19年6月6日付けの要請書同意に関しては公民館 議会は反省する。その上で移転同意に関する個所は削除する。と 言うことになりました。  住民の意思はこれほどはっきりしています。島内の事業を住民が 邪魔していると思われているとしたら、これは全くもって誤りです。  今となっては観光が竹富島のリーディング産業であるとしたら、 その絶対的観光要素(他に比べるもののない)である町並み景観 を維持するためにも、なによりも精神的基盤としての御嶽と公民館 (まちなみ館)、将来島を支えてくれる子どもたちの保育所・学校、 お年寄りたちが頼りにしている診療所のある地域を、不特定多数の 観光客と多くの車両が跋扈(ばっこ)する、喧騒(けんそう)の場 所にしてはならないとの事からです。  聞くことによりますと今町議会において代替案も出され、現予定 地は公共の公園用地として予算も計上されているようです。業者は ぜひそのことを理解してほしいと願うものです。  “うつぐみ”とは総意に反したことにより擦り寄ることを求める ような、レベルの低いものに貶(おとし)められたら、西塘様にも 先祖にも顔向けが出来ません。 …

花と緑の街角コンテスト

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3月23日(日)付八重山毎日新聞には、 「第6回花と緑の街角コンテスト」(八重山毎日新聞主催) 入賞作品が一面に掲載されています。 「育てて!感じて!楽しんで!花と緑の輪をつくろう」 のテーマで実施された今回のコンテストには、離島からの 応募もあったとのこと。 青い空、エメラルドグリーンの海とともに私たちに心の 安らぎを与えてくれる沢山の花々は、八重山の街角緑化運動 の広がりとともにさらに多くの人々に憩いを提供してくれる ことでしょう。 竹富島からは、松竹荘(屋号:マチッキャ)が 八重山ビジターズビューロー・会長賞に選ばれています。 今回の入賞者の表彰式は3月25日午後3時から 八重山毎日新聞本社2階会議室で開催されるそうです。 (ta) …

竹富島観光水牛車事業所移転問題について

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 3月19日付八重山毎日新聞では、混迷する �竹富観光センターの水牛車事業所施設移転問題 についての記事が掲載されています。  伝建審(竹富町伝統的建造物群保存地区等保存審議会) での方針、また、竹富公民館臨時議会についても触れています。 (ta) 「町並み保存損なう恐れ」 伝建審が方針を再確認 速やかな対応促す。  竹富町伝統的建造物群保存地区等保存審議会(三村浩史会長) が18日午後、離島ターミナル会議室で開かれ、水牛車観光を営む �竹富観光センター(小底朝吉代表取締役社長)の集落中心部へ の事業所移転について「保存地区の歴史的風致を著しく損なう恐れ がある」とする、審議会の方針を再確認した。また、�…

竹富島について2件

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 本日の八重山毎日新聞には、竹富島に関する情報が 2件掲載されています。 (ta) 竹富島交通が受賞 自動車安全運転センター 無事故・無違反で  有限会社竹富島交通(新田長男代表取締役社長)は2004年9月の営業開始以来、全運転手が無事故無違反を続けている功績で、自動車安全運転センター(本部東京)から表彰を受けた。同センター沖縄県事務所の喜久山盛仁所長が29日、同事務所で上間学専務に手渡した。  同センターの表彰は、運転手の違反率に応じて金銀銅の3段階に分かれており、同社はこのうちで最も優れた金賞を受けた。  表彰状の授与式で、喜久山盛仁所長は「取り組みの努力が良い結果につながった」とたたえ、上間専務は「運転手1人ひとりの交通安全意識の高さが金賞に結びついたと思う」と喜びを語った。  同社は従業員30人のうち、25人が運転手。バス21台を保有する。 水牛車観光施設整備で勧告 開発指導要綱で、業者は反論  有限会社竹富観光センター(小底朝吉代表取締役社長)竹富島で行なっている水牛車観光施設の整備について、町は2月26日付で、開発行為について定めた町地域開発指導要綱に基づく手続きを行うよう求める勧告の文書を送った。小底社長は「不当だ。赤土流出防止対策を行なっているものであり、勧告に当たるようなことはやっていない。公民館の同意に基づいて工事は粛々と進める」と話している。  同要綱に基づく申請手続きでは、町は同社側に対して、町景観形成地区保存条例に基づく現状変更許可を添付して申請するよう伝えている。  これについて、小底社長は「公民館の同意書とともに町教委に申請しているのに、町教委は許可とも不許可とも判断せずに保留している。不作為だ。早めに結論を出してほしい」と述べ、法的措置を検討している。町教委が不許可の判断をした場合にも、取消を求める法的措置を検討している。  町教委は「反対の声を聞いている」(慶田城久教育長)として結論を保留しており、18日に開く町伝統的建造物群保存地区等審議会(三村浩史会長)の協議を待って結論を出す考え。  同社は去年8月27日、同年6月6日付の公民館同意書を添えて町教委に現状許可を申請したが、町教委が結論を保留しているため、同年12月21日までに回答するよう求めた町長あての文書を同年12月17日付で送っていた。 …