第4回狩俣・家中うつぐみ研究室
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昨晩(29日)、竹富島まちなみ館において、
狩俣恵一 沖縄国際大学教授
家中 茂 鳥取大学准教授
による「第4回狩俣・家中うつぐみ研究室」が開催されました。
今回は「竹富島の織物を考える」をテーマに、
全国的に深刻化する伝統工芸品の後継者問題にスポット
をあて、竹富島のアイデンティティのひとつともいえる織物を、
竹富民芸館を活用して、どのように復興するかを参加者と共に
考えました。
狩俣恵一氏は、日本と琉球の歴史的背景を照らし合わせながら、
プロとしてのモノつくり集団である大和の職人、人頭税時代の名残
ともいえる緩やかなモノつくり集団としての八重山の職人との違い
を挙げ、ピラミッド型で構成されたモノつくり集団の重要性を説か
れていました。
家中茂氏は、例えとして現在の林業を挙げ、裾野の広がり
が消えつつある竹富島の織り手の現状を述べていました。
竹富島は芸能の島と称されるとおり、各集落には1名づつ踊り師匠
が設けられ、厳しい稽古を積んで種子取祭の芸能を維持しています。
このように集落ごとに織物を復興させる手立てを考え、また、個人
が織物の保存継承を意識付けることが大切であるとの意見が聞かれま
した。
まずはこの集会を一つの起爆剤として、島民の自発的な活動が
待たれます。
そして、伝統文化の保存継承を最大のミッションとする
NPOたきどぅんが活動するうえで、とても重要となった
集会でもありました。
(た)
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公園管理団体の指定を受けました!
私たちNPOたきどぅんは、環境省から
「西表石垣国立公園竹富島地域における公園管理団体」
の指定を受け、5月27日に交付されました。
国立公園内における公園管理団体の指定は全国で5番目。
また、NPO法人では2番目。沖縄県では初の指定です。
「公園管理団体」の指定を受けることにより、
1.公園内の風景地の管理や施設の点検・補修、
2.公園の情報提供
3.行政を通さず、土地所有者と「風景地保護協定」直接結べる
などの権限が与えられます。
今後は勉強会など開催し、公園管理団体における業務を深く
理解し、今までの実績を加味して、今まで至らなかった分野に
おける竹富島の自然、文化遺産管理保護にも務めてまいります。
今後とも、私たちNPOたきどぅんの活躍を
乞うご期待下さい!
(た)
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第8回 通常総会
5月24日、まちなみ館にてNPOたきどぅん第8回
通常総会を開催いたしました。
総会において、6期もの間副理事長兼事務局長を務められた
阿佐伊孫良氏が退任され、副理事長に新田長男氏、
新事務局長に野原健氏が選出されました。
また、設立当初から監事を務められた島仲彌喜氏に代わり、
田中郁子氏にバトンタッチしています。
ご出席いただいた正会員のみなさま、
連日の行事の中、ご出席をいただきありがとうございました。
また、昨年度も沢山のご協力をいただきありがとうございました。
今年度は、やるべきこと、やらなければならないこと、継続してやらなければならないことと山積みです。
一層のご協力、ご鞭撻をよろしくお願いいたします。
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第29回竹富島民具づくり教室
久しぶりに、民具づくり教室の活動をUPします。
3回にわたり、参加者の皆さんが取り組んでいるのは、
クージ(トウヅルモドキ)で編んだかご。
竹富島ではマディル、小さいなかごだとマディンナー
と呼んでいます。
参加メンバーは、島内に自生するトウヅルモドキを
採りに行き、皮をなめして籠を編んでいきます。
講師から編み方をしっかりと学びます。
網目が大きくならないように力を入れて編んでいきます。
完成したマディンナーです。
材料とりから仕上げまで、全て独りで行っています。
(た)
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駐輪場の清掃
5月18日に竹富島では、竹富公民館主催による
「春季清掃検査」が実施されます。
それに先立ち、3月末に整備をした集落内の駐輪場
の清掃をNPOたきどぅん理事、スタッフ、島内事業者
有志にて行いました。
竹富島は島民の心がけで島が美しく保たれています。
その理由の一つには、毎年春と秋に実施される清掃検査
があるからと言っても良いでしょう。
島を美しくする習慣は昔から続いています。
清掃検査の実施もその一つです。
ご協力いただいた皆さまのおかげで、
駐輪場の雑草も除かれ、美しく保つことができました。
竹富島でレンタサイクルをご利用される皆さんも、
ぜひ駐輪場を活用して、有意義な竹富島観光をご堪能下さい。
(た)
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