港湾内の景観が悪化(2/24 八重山毎日新聞)

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 本日の八重山毎日新聞には、 「港湾内の景観が悪化」との見出しで、竹富町内港湾施設 周辺に放置されているパレットなどの問題が掲載されています。  竹富東港湾待合所「てぇどぅんかりゆし館」を管理する NPOたきどぅんは、一昨年に竹富公民館を通じて竹富町 に対し、パレット等の撤去を要請しています。  その後、パレットを縄で固定させ、周辺に散乱させないように 手配していただいたものの、撤去までには至っておりません。 つまり、廃棄パレット撤去の問題は現在も残されています。  竹富町が対策会議を開き、真剣にこの問題を取り上げてくれた ことについて、非常に心強く思います。  あとは、台風襲来前に撤去が完了することを強く望みます。 (た)   港湾内の景観が悪化 放置パレット問題 竹富町が対策会議開く  町内港湾施設内への放置パレットなどが問題化しているのを受け、 竹富町(川満栄長町長)は23日午前、町役場に離島への貨物船を運航 している船会社やJAなどの関係者を集めて「竹富町管内港湾放置物 に関する連絡会議」を開き、放置物の処理方法や、再発防止策などに ついて意見を交換した。  町によると、竹富東港や小浜港、仲間港を中心とする町内の各港湾 で、飼・肥料やブロックなどを乗せて運搬した木製パレットやビニール などが多数放置され、施設の利便性や景観を悪化させているという。  会議の冒頭、川満町長は「竹富町にとって港は玄関口であり、港湾 施設内への放置物は、湊の景観を悪化させる。住民や議会からも撤去 が強く要望されている」と話し、対策の必要性を強調した。  意見交換では、船会社から「梱包されたビニールやパレットなどは 荷受け側がかたづけるべきだ。すべて船会社の責任で行うとなると別に 処分費用を徴収するしかない」との意見が出された。  また、「農家など荷受け側に、パレットが荷物という認識がない」と の指摘もあり、荷受け側の意識を高める必要性も示された。  船会社から「パレットを場所を決めて置いてくれれば持ち帰ることは 可能」と輸送面での協力には理解を示したものの、石垣市内での処理 費用については「負担は厳しい」との見解が示された。  今回の会議では、処理費用負担については結論を持ち越し、現在ある 放置物について、石垣市内での保管場所を確保した上で、船会社が 運び、処理費用については後日、再協議することにした。 …

第21回民具づくり教室

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 本日開催された 「第21回民具づくり教室」は、いよいよ大詰め。 ガイジンナーの仕上げに入ります。  ガイジンナーは“種籾入れ”。 つまり、持ちやすいように縄で縛り持ちやすくします。  縄を縛ればガイジンナーの完成です。 技術の結晶とも言えるガイジンナーの制作。 皆さん、お疲れさまでした。 次の講習は二たび、クバ笠にチャレンジです! (た) …

第13回星砂の島文化協会講演会の開催について

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 NPOたきどぅんと姉妹団体にあたる全国竹富島文化協会 の「第13回星砂の島文化講演会―竹富島の歴史を探る―」が、 2月21日および22日に開催されます。  今回の講師は、琉球大学名誉教授の小島櫻禮氏。  小島氏は國學院大大学院文学研究科博士課程日本文学専攻 で、琉球大学教育学部教授を2001年に退官後、現在は同大学 名誉教授を務められています。2000年には、民俗学 において最高の名誉とされる柳田国男賞を受賞されています。  テーマは『竹富島の歴史をさぐる』。  小島氏は竹富島という島を、琉球諸島でも特別な意味のある 島と感じ、琉球諸島の住民の歩みの手がかりとなるのが竹富島 であるとの考え方をお持ちです。  六山、八山の伝承、そして蔵元の創設など、竹富島の歴史 を探りながら、琉球諸島を俯瞰していきます。 ●那覇会場  日時:平成21年2月21日(土) 午後2時30分~  場所:教育福祉会館大ホール(那覇市古島) ●竹富会場  日時:平成21年2月22日(日) 午後6時30分~  場所:竹富島まちなみ館  備考:午後9時30分にチャーター便があります。 ●問い合わせ先:  竹富島ゆがふ館内  全国竹富島文化協会事務局  電話 0980-85-2488(担当 阿佐伊 拓 宛)   …

島をあげて10年連続受賞祝う(2/17 八重山毎日新聞)

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 本日の八重山毎日新聞には、15日に催された 「ソニー子ども科学教育プログラム」を10年連続で受賞した 竹富小中学校の受賞祝賀会の記事が掲載されています。 小さな島の大きな快挙に島も沸き立ちました。 (た) 島をあげて10年連続受賞祝う 竹富小中学校のソニー教育賞で  「ソニー子ども科学教育プログラム」を10年連続受賞した 竹富小中学校(石垣安志校長)の受賞祝賀会が15日午後、 竹富島まちなみ館で開かれ島民をはじめ、過去10年間に竹富校 で勤務した教諭も参加し、受賞を盛大に祝った。  式典で実行委員会長の上間学PTA会長は「地域はもちろん 先生方の熱意で、いまやソニー賞といえば竹富校といわれるま でになった」とあいさつ。石垣校長は「10年連続はプレッシャー だったが、たすきをつなぐことが出来た。校長は4人替わったが、 見通しを持った充実した研究で成果を挙げることが出来た。 子どもは本来科学する心をもっている。それを引き出せたのも 竹富のうつぐみの心だった」と報告。  川満栄長竹富町長(代読)、大浜慶功八重山教育事務局長、 慶田城久竹富町教育長がそれぞれ祝辞、祝宴は島村玲子元校長 が乾杯の音頭を取り、山盛淳子元校長と富村龍男元校長が 「竹富校で得た科学する心を転勤先で広めている」「連続受賞 に地域からのプレッシャーをいかにして教諭らと共有していった か」という裏話を披露し会場を沸かせた。  またソニー教育財団の桐原保法専務理事は、「大人は科学を 教えるのではなく、一緒に楽しみながら感動を寄り添うこと。 竹富島ではそれを何百年と実践しているし、これからも素晴らしい 島を築いてほしい」と激励。  理系離れと言われるなか、竹富校卒業生はソニー賞の影響か、 最近は化学や農学、海洋学、環境デザインと言った理系へ進学する ケースが増えている。  休暇で帰省中の上勢頭巧さん(岡山大学農学部)は、「9年前に 海鳥調査などで野鳥を守る看板などを活動した。島に戻って農業 と観光が共存できる仕事をしたい」と話していた。 …

第20回民具づくり教室

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 20回目の民具づくり教室は、 現在修復中の保存家屋にあたる屋号“ニカイヤ” のユッツル編みを行いました!  NPOたきどぅんブログや竹富島ゆがふ館ブログ で度々紹介しているニカイヤですが、保存物件で 唯一の二階建て家屋です。今回は家主に特別にご了解 をいただき、「最大の民具」とも言えよう家屋づくり の手伝いをさせていただきました。  ユッツル編みは、地味ながら大変な作業です。 小浜島や石垣島で採取された“竹”を横に並べ、 クージ(トウヅルモドキ)で縛り、固定させます。 ユッツル編みを終えると、泥を乗せ、瓦を置き漆喰 で固めていきます。  つまり、ユッツル編みが雑になると、泥が部屋に 落ち、部屋が汚れるため、細かく、丁寧に編まねば なりません。  民具づくり教室参加メンバーはユッツル編みはお手の物。 予想以上のスピードで編みあげていきました。 (た) …

JICA研修員の来島

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 毎回恒例となりました、 NPO法人おきなわ環境クラブの取りまとめによる、 JICA研修員の『素足で感じる竹富島』ツアーの 開催が本日行なわれました!  今回ご来島いただいた研修員は、 ベリーズ、ハイチ、ジャマイカ、セントルシア、 セントビンセントおよびグレナデイーン諸島の 中南米、カリブ海諸国の計9名。  名ガイドの“まっちゃんおばあ”こと古堅節さんの 手引きによって竹富島を巡ります。  昼食後は、「旧与那国家住宅」にて、 NPOたきどぅん事務局長の阿佐伊孫良による 「NPOたきどぅんの取り組み」について講習会が 開催されました。  阿佐伊事務局長の講義は、NPOたきどぅんの活動から 竹富公民館の活動など多岐にわたり、研修員のメンバーは その竹富島の試みに熱心に耳を傾けていました。 ※「旧与那国家住宅」は重要文化財のため、利用の際は  竹富町教育委員会に利用申請書を提出し、承諾を得た上で  開催しています。 (た) …