第7回民具づくり教室

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 種子取祭の期間中断していた民具づくり教室が 本日再開しました! 今回で第7回を数え、恒例となったゆがふ館前庭にて 行われる教室では、島のご婦人方や、 仕事の息抜きに来られる島人、 物珍しそうにご覧になる観光客などで ゆがふ館のアクセントのひとつとなっています。 前回から引き続きアダンバ草履の制作です。  種子取祭期間は自宅でゆっくり制作をしている余裕は なかったそうですが、順調に草履は仕上がっている様子です。 (ta) …

第13期 全国竹富島文化協会総会

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 種子取祭の余韻が残る19日夜、 NPOたきどぅんの兄弟団体にあたる 全国竹富島文化協会理事会(総会)が開催されました。  全国竹富島文化協会の前年度の活動は多岐にわたりました。  昨年11月3日には沖縄本島で「種子取祭の芸能公演」の開催し、 翌日の4日には沖縄竹富郷友会と合同で園比屋武御嶽石門、 首里城を参詣しました。  2月1日には竹富島にて、(財)アイヌ文化振興・研究推進機構との との共催による「アイヌ文化交流の集い」の開催  2月9日、10日には「テードゥンムニの継承と昔話」の講演会の開催 (竹富島、沖縄那覇会場)  6月には会誌『星砂の島』第12号の発行  8月30日は南北芸能交流の集い主催による、  「ねぷたが竹富島にやって来る」の協賛  今年度予定している事業は  11月  「星砂の島文化講演会」の開催 (東京)  …

次々繰り広げられる奉納芸能(八重山毎日新聞)

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  当ブログをご覧のみなさまへ。  種子取祭奉納芸能を迎えるにあたり、なかなかブログを 更新することができませんでした。お詫びを申し上げるとともに、 NPOたきどぅん理事ならびに職員、スタッフも、種子取祭の シクブン(役割)を無事に全うし、奉納を終えたことをご報告申し 上げます。  さて、10月18日付八重山毎日新聞には、竹富島の種子取祭に 関する記事が掲載されています。  掲載されている写真は馬乗者(ウマヌシャ)。  藤色の頭巾と赤色の襷、そして勇壮な舞に 目が奪われます。 (ta) 次々繰り広げられる奉納芸能 竹富島は種子取祭一色に 観光客ら、女性の腕棒に歓声  五穀豊穣(ほうじょう)や島民の無病息災を祈願する国の重要無形民俗文化財、「種子取祭(たなどぅい)」の奉納芸能が17日から2日間の日程で、 世持御嶽で始まった。多彩な芸能が次々に奉納され、地域住民や郷友、 観光客など大勢の人たちを楽しませた。奉納芸能は、同日の玻座間村に 続いて、18日には仲筋村が奉納することになっており、島は「たなどぅい」 一色に包まれている。  今日は仲筋村が登場  種子取祭は節祭から49日後の甲申(きのえさる)の日に「トゥルッキ」 と呼ばれる神事を行い、この日から10日間行われる。今年は11日に 「トゥルッキ」が行われ、種子取祭がスタートした。  芸能が奉納されるのに先立ち、祈願を済ませた神司や公民館役員らが 巻き踊りを奉納。世持御嶽はおごそかさとにぎやかさが混じり合う独特の 雰囲気となり、庭の芸能が午前9時30分から始まった。  勇壮な棒術に続いて太鼓、マミドー、ジッチュ、マサカイ、祝種子取、 腕棒(ウディボウ)、馬乗者(うまぬしゃ)の順で行われた。  観光客らは次々と奉納される芸能を食い入るように見詰めたり、カメラ やビデオ、携帯電話のカメラなどで撮影しながら、熱心に見学していた。 なかでも女性が2人1組で力比べをする「腕棒」では、相手を振り回そうと して真剣に勝負する女性たちに拍手と歓声が起こった。  引き続き舞台では「弥勒(ミルク)」や「鍛冶工(カザグ)」の狂言、 「かたみ節」の舞踊など、合せて35点の芸能が奉納された。  夜には、各家々を回りながら豊じょうを祈願する「世乞い(ユークイ)」 も行われた。  長年にわたって種子取祭の踊り手や地域芸能の発展、後継者育成に尽力 した6人に感謝状が贈られた。  感謝状が贈られたのは次の各氏。  ▽大浜信子、小底政子、島仲芳子、崎山好子、嘉手川恒男、東盛貞治 …

種子取祭始まる(八重山毎日新聞記事)

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今日の八重山毎日新聞には、種子取祭が始まった旨の 記事が掲載されています。 10月11日(土)にトゥルッキ、 明日は幕舎張りが行われます。 いよいよ本番です! 身体にも自然と気持ちが入ります。 (ta) 竹富 種子取祭始まる 17,18日に奉納芸能へ  国指定の重要無形民俗文化財・竹富島の種子取祭が、 11日の「トゥルッキ」を初日として10日間の日程で始まった。  同夜は玻座間村と仲筋村の狂言部がそれぞれ長者の家で、 舞踊部は3集落の集会所の神前で、公民館執行部と祭の役割、 奉納芸能を無事に行えるよう祈願した。  今年は阿佐伊拓、藤井幸吉、内盛朋恵、前本とわさんらが 初舞台を踏む。  夏休みに帰省した学生、婦人達も練習に励んでおり、 トゥルッキを済ませ、緊張感が高まっている。  15日は早朝から住民総出の作業。舞台の幕舎張り、神司と 公民館役員は各御嶽を回って種子取の願い、種子まきなどを 行う。  そして17日午前6時から弥勒起こし、バリビルの願いなどの 儀式が続き、同9時半から庭の芸能、続いて玻座間村の舞台芸能 が奉納され、夜通し各家を回って言祝ぐユークイが行われる。  さらに18日も引き続いて早朝からムイムイの儀式、仲筋村の 芸能が奉納される。 …

竹富島に関する記事 2点

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 10月に入り、島内はいよいよ“そわそわ”してきました。 昨晩の各集落の定例会、本日は島内の清掃検査が行われます。  こうしたなか、昨日(10月8日)の八重山毎日新聞には 17、18日に執り行われる種子取祭奉納芸能に関する記事が 掲載されています。 今年も大勢の島出身者ならびに二世、竹富島ファンが 種子取祭にやって来ます。  さらに、十文字恵美さんが東京でリサイタルを開催した 記事が掲載されています。十文字恵美さんは、「竹富育ち」 の作詞作曲で知られる内盛唯夫氏のお孫さんにあたります。  竹富島においても、生年合同祝賀会や、ゆがふ館開館4周年 イベントなどでも竹富島コーラスグループの指導に当たっています。 (ta) 今年も大勢の奉納団を派遣 東京竹富郷友会 17日から種子取祭  東京竹富郷友会(市村高也会長)は今月17、18日の両日に 催される島の一大行事「種子取祭」(国の重要無形民俗文化財) に今年も多数の奉納団を派遣することになった。  種子取祭を間近に控えた4日、品川区の五反田シルバーセンター で役員会を開き、奉納団を参加者数や日程の確認、「世乞唄」の けいこを行った。  それによると、1日現在で郷友の参加申し込みは75人、そのほか、 全国竹富島文化協会会員や郷土史家、所沢市議会議員ら15人が参加 を申し込んでいる。  また、11月1日に全国竹富島文化協会主催の文化講演会で沖縄国際 大学教授・狩俣恵一氏が「しきた盆とうつぐみの心」を演題に講演 することから、種子取祭の全容を見たいという問い合わせもあり、 2日目の奉納芸能までには140人が島を訪れる見込みだ。  奉納団派遣の目的は、過疎化が進み、最も力を要する幕舎張りや 飯初(イイヤチ)作りなどの労働力を補って島の文化を学び、会活動 に役立てようと企画したのが始まりで、今年で32回目を迎えた。  市村団長は17日夜、玻座間村や仲筋村のトゥヌイムト(家元)を 表敬するほか、舞踊部を訪れ、激励する。 長包の歌を熱唱 十文字恵美リサイタル  石垣島が生んだ沖縄近代音楽の祖、宮良長包メロディーが 歌い継がれた―。 「あのうた・この唄~石垣の風に乗せて~」と、銘打った 「十文字恵美ソプラノリサイタル」が5日、東京千代田区の 松尾ホールで催され、多くのソプラノファンが長包メロディー や美声に酔いしれた。  トークでも定評のある十文字さんは、沖縄音楽や長包 メロディーの素晴らしさを紹介。「芭蕉布」から始まり、 数ある「長包節」の中から「母恋し」「あかゆらの花」。 そして「さとうきび畑」「千の風になって」など17曲を 熱唱した。  幕間では「長包音楽を知ったのは石垣島に転居してから。 6月に開かれた宮良長包音楽祭に出演させてもらった。自然 や文化、風習、そして音楽などの多くの出会いがありました。 素敵な島です」と話した。  東京芸術大学卒業。二期会オペラスタジオ修了。第6回 ニッカポッカチオ新人賞で1位獲得。ミュージカルや映画挿入 歌など幅広い活動。日本歌曲、カンツォーネ、ミュージカル ナンバー、ポップスと幅広いレパートリーを持ち、2006年に 石垣島に転居。新たな活動の場を広げている。  祖父母の内盛唯夫・カツさん(故人)は竹富島出身。琉球 人差別の風潮が残る1951(昭和26)年、NHKラジオ「民謡 お国めぐり第19集」に出演。「マミドーマ」「安里屋節」を 紹介した。恵美さんの美声も祖父母譲りかも。  ファンの一人は「長包作品は美しく優しく、情緒にあふれ、 郷愁の念を強くする曲ばかり」と目頭を熱くしていた。 (2点とも有田静人 東京通信員) …