第250回竹富島民具づくり教室

毎年9月の竹富島は 祭事行事が集中する大変忙しい月ですが、 新しいプログラム、マディルの製作に入ります。 マディルはトウヅルモドキで編み上げたカゴのこと。 昔は芋などの運搬に使っていた道具ですが、 今では、家庭でどのように利用するのでしょうか? 大きさは参加者にお任せすることにして、つくり始めることにします。 材料となるトウヅルモドキはアイヤルにて収穫しました。 自転車でアイヤル浜へ観光に訪れた方々は、 一様に「何をやっているのだろう??」と思われたことでしょう。 トウヅルモドキを収穫してゆがふ館へ戻ります。 講師の松竹昇助さん曰く、 「できるだけ真直ぐで節が少なく、皮に覆われていない材料がイチバン」 とのことです。 トウヅルモドキを縦に三つに裂き、中の“バタ”を取り除きます。 バタをすべて取り除いて今回は終了。 明後日に訪れる台風17号の風雨に晒されないよう、 保管しておきます。 (ta) …

島バナナあります。

今年は台風がなかなか来なくて、 島バナナが豊作です。 かりゆし館でも竹富島でとれた島バナナ販売しています。 写真のバナナはもう少し食べごろを待っているところ。 おいしく甘くな~~れ♪ バナナはデリケートなので、つるして食べごろを待ちます。 …

第249回竹富島民具づくり教室

毎年、9月の竹富島は祭事行事が集中する大変慌ただしい月。 新年度に策定したプログラムでは9月は休講としていたのですが、 祭りに役立つ道具といえば、銅鑼撥(ドラバチ)。 ということで、今回は藁を材料にドラバチを製作しました。 昔、藁で作ったドラバチは縄を綯わずに束ねていたそうで、 すぐに使えなくなっていたとのこと。 そこで、ホースを切ってドラバチに使っていたのですが、 どうも風情がありません。 かねてから気にかけていた民具づくり教室のメンバーたちは、 島の大先輩方から作り方を訊き、 自分たちなりにアレンジして今のカタチに仕立てました。 また、月桃を用いたドラバチは藁より頑丈で、 竹富島民具づくり教室のメンバーが製作したドラバチは、 種子取祭の世乞いでも用いられており、現在も大活躍しています。 講師の松竹昇助さんのドラバチは竹富公民館へ寄贈しました。 さて、結願(8日)、世迎い(8日)、十五夜祭(15日)でもドラの音は島に鳴り響きます。 その際は、民具づくり教室のメンバーが製作した ドラバチが祭を支える道具として活躍してくれることでしょう。 (ta) …