第13期 全国竹富島文化協会総会

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 種子取祭の余韻が残る19日夜、 NPOたきどぅんの兄弟団体にあたる 全国竹富島文化協会理事会(総会)が開催されました。  全国竹富島文化協会の前年度の活動は多岐にわたりました。  昨年11月3日には沖縄本島で「種子取祭の芸能公演」の開催し、 翌日の4日には沖縄竹富郷友会と合同で園比屋武御嶽石門、 首里城を参詣しました。  2月1日には竹富島にて、(財)アイヌ文化振興・研究推進機構との との共催による「アイヌ文化交流の集い」の開催  2月9日、10日には「テードゥンムニの継承と昔話」の講演会の開催 (竹富島、沖縄那覇会場)  6月には会誌『星砂の島』第12号の発行  8月30日は南北芸能交流の集い主催による、  「ねぷたが竹富島にやって来る」の協賛  今年度予定している事業は  11月  「星砂の島文化講演会」の開催 (東京)  …

ショーロを体験して

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8月も半ば、お盆も過ぎ世間では通常業務に戻ろうとしています。 竹富島でも8月13日から15日までショーロ(お盆)です。 竹富島でのショーロは夜がメインです。 ですから、昼間はお盆の雰囲気はあまり感じることがありません。  夕方、日が落ちていくにつれて集落の雰囲気が一気に変わります。 夜8時頃、各集会場からアンガマ(踊り手)が家々を回る3夜連続の ショーロがスタートします。 アンガマを希望する家々を回り、 約1時間ほど踊りを仏様に奉納します。 このとき婦人たちの出で立ちは少々不思議です。 クバ笠の下に布をかぶり眼だけ出し顔を隠します。 ですから、お互いに知っている者同士でもこのときばかりは 誰なのか不明なことも多々あります。 なぜ、このような格好なのか。 それは、踊り手は”あの世の人”の設定なのだそうです。 ですから、顔を隠しこちらの人だとわかったら連れて行かれる という話もあります。 実際、この格好は呼吸がしにくく大変暑いです。 しかも、ショーロの間はこの出で立ちで3時間ほど過ごします。 当然、終わった後は皆さん汗だくです。 しかし、3夜に渡るショーロを終える頃には、踊り手の中には達成感と 満足感が満ちているようです。 3日目のアンガマが終わったからといってショーロが終了 ではありません。家に帰えると即、ご先祖を送ります。 ウチカビを燃やし食事をします。 そして、翌早朝、スードーリを行います。 道を清掃し穴などを舗装するのです。なぜならば、 仏様が無事にあの世へ無事帰ってくれるように 道を掃き清めるのです。 そして、これで一通りのショーロが終了です。   アンガマもショーロ前から練習を重ね、アンガマを迎える家 も清掃や接待の準備を整えます。 また、アンガマを頼まない家でもたくさんの思いを持って ショーロを過ごされます。  今回、竹富島でショーロを迎えた私は自身のお盆を行っていない ことになります。 15日の夜、ショーロの疲れを体で感じたとき、 自分の先祖に手を合わせたいと心底思いました。 (KU) …

ねぷたが竹富島にやって来ます!

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 今月末にあたる8月30日(土)に、ねぷたが 竹富島にやって来ます!  竹富町は、北海道斜里町と姉妹都市にあたります。 その斜里町と姉妹都市の青森県弘前市によるご好意により、 竹富町と斜里町の姉妹都市35周年を記念して、 今回のイベントが行われるとのことです。 このイベントにあたり、斜里町ならびに弘前市から 関係者が45名ご来島されます。  以前、文化交流ととして竹富島を訪れた関係者は、 竹富島の道幅を測り、竹富島の白砂の道を練り歩ける ようにコンパクトにしています。  勿論、竹富島の芸能も披露されます。  南北芸能交流という言葉にふさわしい交流会が 行われることでしょう。 ********************************************  『ねぷたが竹富島にやって来る!』 日 時:平成20年8月30日(土)午後7時~ 場 所:竹富島 竹富小中学校特設舞台 入場料:2,000円(石垣島からの往復チケット代込)     竹富島住民は500円 ********************************************* (ta) …

こぼし子どもまつり

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 18日は竹富小中学校の終業式。 子どもたちにとっては楽しい夏休みです。  こぼし子ども育成会では、毎年子供たちの 夏休みによる事故を未然に防ぐため、 無事に子どもたちが夏休みを過ごすことができるように 神司を通じて竹富島の神々に祈願をします。 神司は先ずはニーランを祈願します。イビ(石)の前には 線香が焚かれています。 コンドイ浜での祈願です。学校長はじめこぼし子ども育成会の 方々も神司と一緒に祈願します。  台風7号の影響でコンドイ浜でのお楽しみ会は中止し、 学校で行われました。 体育館では子供たちがドッジボールに夢中です。 楽しいバーベキュー大会です。 父兄の方々は料理作りに勤しみます。 (ta) …

台風から一夜明けて

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台風第7号は予測進路から外れ、去って行きました。 本日、石垣島からの定期便は次の通りです。 八重山観光フェリー 10時00分より通常運行 安栄観光      10時30分より通常運行 石垣島ドリーム観光 12時10分より通常運行 かりゆし館、ゆがふ館は開館しておりますので、 ご来島された際には是非お立ちよりください。 さて、昨日は私が来島して初めての台風でした。 この台風で痛感したことを綴ります。  さて、台風第7号の到来は私にとって人生初めての台風準備でした。 今まで、台風に伴い雨戸を打ち付けるなどの準備をしたことは一度もない生活を送っていました。 当然、台風準備の右も左もわからない私です。 しかし、気が付くと雨戸は打ち付つけられ、ブルーシートは敷かれ、万全の準備が整っていました。 そうです、これが「うつぐみ」の精神です。 この台風のおかげともいいましょうか、竹富島「うつぐみ」の精神を痛感した瞬間でした。 来島して以来、皆さんにお世話になっていますが、改めて一人ではないことを必至と感じる瞬間でした。 そこで、昨夜の強風のなか私は考えました。 「私には何ができるか」 正直、今の私には何もできません。 しかし、この「うつぐみ」の精神を直に感じることが唯一できることと言ってよいでしょう。 そして、この気持ちを忘れないよう、肝に銘じます。 (KU) …

台風7号接近中。

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現在、竹富島には台風7号が接近しています。 石垣島との定期便は 八重山観光フェリーと安栄観光が竹富島発8:45、 石垣島ドリーム観光は竹富発9:00をもって欠航しております。 台風に伴い、かりゆし館とゆがふ館は閉館しております。 石垣島地方気象台によると、 台風7号の影響は今日の夕方頃が一番強いそうです。 …

岡部伊都子さんをしのぶ会

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今晩、4月29日にお亡くなりになった、 岡部伊都子先生を偲ぶ「岡部伊都子さんをしのぶ会」 がこぼし文庫にて行われました。 芳名帳には143名の名前が記されています。 岡部伊都子先生は、1968年4月に初めて竹富島に訪れています。 過疎化が進み、日本復帰が叫ばれ、竹富島が一番大変であった時代です。   とりまく状況が苦しいながらも、大らかに生きる竹富島の 人々の伝統、習慣、人々の生活に魅せられた岡部先生は、 竹富島に土地を購入し、一時は永住を決意されます。 しかし、本土資本による土地買収が横行している最中、 自らも同じことをしているのではないか。と考えるよう になり、さらに医師から永住は難しいと診断され、移住 を断念されます。 36年前の1972年5月15日、沖縄が日本に復帰する日、 竹富島の子ども達へ土地家屋を寄贈し、「こぼし文庫」 と名づけ、竹富島の子ども達に本を贈り続けます。 岡部先生は竹富島に訪れるたびに、竹富島の島造りの神 である清明御嶽に参拝されます。 ここは、竹富小中学校に隣接する御嶽であるので、 子ども達をお見守りくださるようにとの願いがあったためです。 現在、竹富島は様々な悩みを抱えています。 こうした中、岡部先生がお亡くなりになったのは 竹富島にとってさらに辛いことであるともいえるでしょう。 しかし、私たちは“うつぐみ”の精神をもってその悩みを解決し、 岡部先生から受けた多大な恩恵を返さねばなりません。 (ta) …

(有)竹富観光センター水牛車営業所移設反対集会

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昨晩、(有)竹富観光センター水牛車営業所移設反対集会が、 竹富島まちなみ館で開催されました。 ゴールデンウィーク真っ只中で宿泊客が多いこの時期に 開催されたにもかかわらず、館内には123名の住民が参加したことは、 この問題が竹富島にとって、いかに重大で深刻なのかが分かります。 水牛車営業所移設問題の一番重要な点は、移設地が 集落内において大変重要な土地であることです。 1.玻座間集落の中央部に位置し、古くより神聖な場所である。 2.清明御嶽の北に面し、清明御嶽に捧げる井戸があること。 3.神の道である「ナビンドー」に面していること 4.隣接地に保育所、学校、診療所、まちなみ館が面し、島の   文教地区であり、島のコミュニティの拠点であること。 新聞の報道ではなかなか理解することができないかと 思われますが、竹富島は古い習慣をとても大切にする島です。 だからこそ、竹富島の神々への信仰がいまだに深いのも、 現在のまちなみが保存しえたのも、こうした島民性があったから といっても良いでしょう。 竹富公民館をはじめ、住民はこの地に水牛車営業所が建設される。 という話が持ち上がると、なんとか移転先を変更してもらえるよう 何度も代替地を斡旋してきましたが、何度も不調に終わっています。 他の島の方からは、住民が一企業をいじめているのではないか・・。 との指摘がありましたが、実際は全く正反対で、住民が、土地の 所有権を持つ一企業にいじめられているのです。 保育所の園児は、大勢の観光客が押し寄せる騒音で昼寝もできず、 お年寄りは、行き交うバスの影響で診療所へ通うこともままならなく なるでしょう。 竹富島が素晴らしい島と云われ続けているのには、こうした習慣や 住民お互いの心配りがあるからこそです。 (ta) …

岡部伊都子さんを悼む

随筆家の岡部伊都子さんが、29日、肝臓癌に…

アイヌ文化交流の集い

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「アイヌ文化交流の集い」(全国竹富島文化協会主催)が 昨夜、まちなみ館にて開催されました。 アイヌの方々との交流会は2回目になります。 今回の舞台は、第一部を「竹富島の歌と踊り」、 第2部を「アイヌの歌と踊り」の2部構成。 プログラムは以下の通り。 第1部 竹富島の歌と踊り  1 世曳き     (玻座間狂言部)  2 布織り乙女   (東支会)  3 観光エンコラ節 (西支会)  4 まみどー    (仲筋支会) 第2部 アイヌの歌と踊り  1 ウエカップ   (あいさつの踊り)  2 スッチョイチョイ(種子播きから収穫までの踊り)  3 スタレチョイ  (大風にゆれる松の様子を表現した踊り)  4 エムリシムセ  (剣の舞。勇壮な男踊り)  5 ムックリ演奏  (女性が愛しい男性に対して鳴らす             アイヌの民族楽器の実演)  6 アイヌ語現代音楽(早坂兄弟によるギターの演奏と歌)  7 チカップウポポ (仲睦まじい鶴の様子を表現した踊り)  8 エルム     (来場者参加プログラム。             はたしてエルムは             餌をとることができるか?)  9 クーリムセ   (弓の舞。優雅な男性踊り) 10 イオマンテウポポ(イオマンテで演じられる踊り) 竹富島の生活のあらゆる場面に芸能があるように、 アイヌの芸能も、 儀式や仕事のさなか、お祝いなど、 生活の場面ごとに それぞれにふさわしい歌や踊りがあったことが、 舞台を通じて感じることができました。 「リムセ、ウポポ、ホリッパと呼ばれる大きな輪になって踊るもの、神々への祈りを表したもの、遊びの要素を含んだもの、悪い神を追い払う儀礼から生まれたもの、豊漁猟を祈願するもの、労働の様子を表したもの、動物の動きを表したものなど、さまざまな種類がありますが、そのほとんどは女性を主として踊られるもので、男性だけの踊りはごくわずかです。楽器を伴わず、すべて踊り手やその場にいる人たちの歌と手拍子で踊られます。アイヌの人たちにとって踊りとは、自分たちが踊って楽しむものであり、また、神々もまた一緒になって楽しむものでした。」 (『アイヌの人たちとともに―その歴史と文化―』より引用) フィナーレは会場にいる皆で大きな輪をつくり、 「イオマンテウポポ」を踊り ひきつづいて竹富島の「クイチャー踊い」から「六調」へ。 北と南の大きな一体感を得ることができました。      (YI) …