NPOたきどぅん第5回通常総会

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毎年5月頃行われる通常総会。NPOの1年間の締めであり、また決意新たに出発するときでもあります。 今年はまちなみ館が使えず、急遽ゆがふ館にて行うことになりました。 昨年度の活動報告を経て、今年度議案に対して意見・質問が飛び交うなど、 活発な意見交換の場となりました。 総会そのものが終わると、こちらもある意味恒例のブガリノーリ(おつかれさま会)です。 総会にむけて引き締めてきた気持ちをようやく緩めて、「かんぱーい!」 おつかれさまでした。 今年も1年がんばりましょう! …

「島立て学校」開校式&第1回講座

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以前このブログでもお伝えした「島立て学校」が昨日開講いたしました!! 参加者総数はなんと33名。 予想以上の数に、思わず顔がほころんでしまいました。 第1回目は九州大学教授西山徳明先生の講座、「竹富島の集落はなぜ美しいか」でした。 12世紀頃から同じ場所に人が住み続けてきた奇跡。 貧しさの中でも工夫をこらした、こだわりある家づくり。 決してまっすぐ伸びることのない道。 マニュアルの数値や決まり事よりも、自分たちの豊かな精神文化に従うこと。 それらの様々な要因が絡み合い、個性となって竹富島を作っているのだそうです。 パターンがあるから、色々なルールがあるから美しいという訳ではなく、 自分たちの環境や考え、祖先からの教えを何よりも大切に考えた作りだからこそ個性的で、 美しいのだと力説されていたのが印象的でした。 これは、現代においても見直すべき問題を含んでいます。 今は、町並みを守るための竹富島勲章があり、マニュアルがあり、他にも守るべきことがたくさんあります。 しかしただ、マニュアルを守りさえすればいいということでもありません。 竹富島の先人たちがそうしていたように、精神文化に基づいたまちなみづくりが美しさを保つ秘訣なのではないかと思います。 そして、インタープリテーションについてひとつ。 「話す人自身がおもしろがっているだけで、聞く人も興味が湧く。」 楽しそうに話される姿に惹き付けられてしまいました。 とても元気づけられるすばらしい講義でした。 西山先生、ありがとうございました! さて次回の「島立て学校」は… 竹富島出身で、現沖縄国際大学教授の狩俣恵一先生を迎えての講義です。 5月25日、26日の二日間に渡ってお送りします。 …

平成18年度第2回理事会

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5月23日の第5回通常総会を目前にして、今年度第2回目となる理事会が行われました。 平成17年度は、国交省の観光ルネサンス事業や、文化庁の推進モデル事業など、国からの助成を受けることができ、数多い活動も着々と前に進むことができています。また、竹富島文庫としての絵本や古謡集など、記録づくりにも力を入れてきました。 理事会ではそういった報告や、基本に立ち返るための組織体制の組み直し、今後の活動内容の検討などを行いました。 NPOたきどぅんでは、このようにして、定期的に行われる理事会等で足下を見直しさらなる前進をしていくのです。 …

「島立て学校」開催します

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いよいよ、今年度のプロジェクトの目玉「島立て学校」が始まります。 この「島立て学校」は文化庁の助成を受け、 インタープリテーションという技法を学び、竹富島の未来を担う、インタープリターを養成しようというものです。 インタープリターとは簡単にいえば「解説員」「翻訳者」などと訳されますが、 単なる情報伝達ではなく、情報に基づいて、新たな世界を開いて見せる(啓発する)ことであり、その働きかけの方法のことを言います。 つまり、いくつもの視点から様々な情報を駆使し、竹富島の良さを実感させたり、 もっと知りたいと思わせるような活動のことなのです。 「島立て学校」では、このインタープリテーションの技法と、竹富島の文化遺産についての講座をおこないます。 インタープリテーションの講座では、参加者の緊張をほぐす方法やプログラムの組み方、インタープリテーションの考え方などを学びます。 文化遺産に関する講座ではそれぞれの専門家を招いて、その体験に基づく知識を、追体験する形で学んでいこうと考えています。島の識者であるお年寄りを講師に招くことで、文化遺産の継承という効果も期待できます。 もちろん、そのすべての講座は、一方的な情報伝達や堅いイメージの難しい学問ではなく、自ら楽しみを発見しながら学ぼうというスタンスを大切にしています。 受講対象は幅広く、学ぼうという意欲のある方ならどなたでも参加できます。(ただし島内の方のみ) そして最終的には、1年かけて身につけたインタープリテーションの技法の総まとめとして、こどもたちへ文化遺産のおもしろさや豊かさを伝えるための学習会を開催する予定です。 全15回の講座に多くの人が参加してくれるのを期待しています。 そして今、事務局ではそのためにどういう講座にするべきか頭をひねっています。 みなさんが参加したくなるようなグッズ(?)も準備しています。↓↓ 1年がかりのプロジェクトですから、みなさんの意見を取り入れながら、 1回ごとに学習環境がより良くなるように努めていきたいと思っています。 「島立て学校」今後の決定スケジュール 5月20日(土) 開校式&第1回講座「まちなみと集落」(西山徳明氏:九州大学教授) 5月25日(木) 第2回講座「竹富島の生活と車による観光」(狩俣恵一氏:沖縄国際大学教授) 5月26日(金) 第3回講座「伝説の力と島の真心」(狩俣恵一氏:沖縄国際大学教授) 6月7…

絵本・古謡集贈呈式

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絵本と古謡集の贈呈式が、竹富小中学校でおこなわれました! これは4月30日のブログでもお知らせした、絵本と古謡集を子ども達と竹富小中学校へ寄贈しました。5月10日の午後1時半から行われた贈呈式には、校長先生をはじめ先生方、もちろん子ども達全員も参加し、みんなで作り上げた絵本と古謡集の完成を心から喜びました。 贈呈のお礼として、竹富小中学校の校歌を歌ってくれたことが、 NPOたきどぅんにとっては何よりのご褒美で、今後の力となります。 子ども達は、一生懸命描いた絵が本になったということをとても喜んでくれたようです。 竹富島の未来を担う彼らにとって良い思い出となるとともに、 文化遺産の継承のおもしろみがわかってもらえたのではないでしょうか。 …

NPOたきどぅん発行本が続々完成!!

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このブログでもお伝えしていたプロジェクト、「テードゥン昔ムヌンガタイ」と, 同時進行していた、日本旅行業協会(JATA)の助成を受けて、 竹富島の古謡の伝承と普及を目的としたプロジェクトの実施期間が無事終わり、 その成果物として絵本と古謡集が完成致しました! どちらのプロジェクトも、 無形文化遺産の継承と記録を目的としており、これらの成果物は記録集として 大きな役割を果たすことでしょう。 絵本は学校や参加してくれた子ども達、プロジェクトチームのスタッフに、 古謡集は竹富島の全戸に1冊ずつ配布予定です。 これがただの記録にとどまらず、 世代間のコミュニケーションツールとして、または、 それぞれの意見をぶつけあう活発な意見交換のきっかけとして機能してくれることを 心から願っています。 今後、NPOたきどぅんでは絵本、古謡集ともに増刷・販売なども検討中です。 みなさまのご意見を是非お聞かせください☆ …

除草作業

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夏の気配がますます濃くなってきた今日この頃、 雨も多く、たまに日が射せば強烈な暑さにまでなることもあります。 植物にとってはいい季節です。 しかし、雑草にとっても然り。 近頃発育が良すぎる雑草を一掃しようとNPO会員が立ち上がりました。 今回の範囲はゆがふ館敷地内と世持御嶽です。 作業時間は午後5時から7時頃までの約2時間でしたが、黙々と作業をしたおかげで さっぱりきれいになりました! 皆様、おつかれさまでした!! そして、次回のお知らせです。 きたる4月29日に再度除草作業を行います。 今度は港湾ターミナル周辺が中心です。 みなさま、ご協力よろしくお願い致します! …

新任職員歓迎会

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昨日はまちなみ館にて新任職員歓迎会が開催されました。 各集落に分かれて子ども達がそれぞれの出し物を発表し、場内は大盛況! くわしい内容はゆがふ館ブログをご覧ください。 …

素足ツアー大盛況!!

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近頃、我がNPOたきどぅんが開催する、「素足ツアー」が大盛況です。 ようやくうるずんらしくなってきた竹富島。 ポカポカとした陽気で、南風が心地よく、歩くのには最適です。 去年の台風の影響で木々は痛んでしまい、今年は真っ赤に咲き乱れるデイゴはこのまま見られないようですが、デイゴが咲き乱れる年は台風が多いといいます。今年は少しでも台風が少ないことを祈るばかりです。 ところで、素足ツアーの現状ですが、 このところ毎日、平均して5名さまほどの申し込みがあります。 多いときには10名(!)もいた程です。 この素足ツアー、地元が推進するスローなツアーとして注目され、雑誌の取材もあとを断たないのです。 大手の旅行代理店などを通さず、地道な広報活動によってここまで発展してきました。 大忙しの団体ツアーも、多くの地を巡るという点でいいかもしれませんが、 たまにはひとつの土地をじっくり見て回るのはまた格別です。 普段の旅行ではなかなか触れ合う機会のない、地元のおじいやおばあとお話しするチャンスです。 竹富島に来た際にはぜひ参加してみてくださいね☆ …

新年度スタート!!

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今日から4月、竹富島では新公民館役員の挨拶による早朝島内放送で幕を開けました。 17年度の決算と18年度の新体制を決定するべく、昨日は昼から全体総会、夜は各集落ごとに分かれて委員や係を決定しました。 また新しい一年が始まろうとしています。 前年度と今年度の境目の大切な決めごとを終えて、 とても清々しい朝となりました。 17年度の役員のみなさま、本当におつかれさまでした。 そして新役員のみなさま、いそがしい1年になるかと思いますが、 新たなスタートこそ、うつぐみ精神の見せ所。 島の力で、ますますがんばっていきましょう! …