「旧与那国家住宅」に指定書
/
0 コメント
3月29日付八重山毎日新聞には、旧与那国家住宅に対し
重要文化財の指定書が伝達された旨の記事が掲載されています。
昨年12月4日に重要文化財の指定を受けた「旧与那国家住宅」
は、これで名実ともに重要文化財となります。
(ta)
旧与那国家(竹富)に指定書
国の重要文化財に
【那覇】昨年10月に国の重要文化財(重文)に指定された竹富島の旧与那国家住宅への指定書伝達式が28日午後、建教育庁で行われ、仲村守和県教育長から竹富町教育委員会(慶田盛久教育長)に指定書が交付された。旧与那国家は、1913(大正2)年建築。与那国暹(のぼる)氏(74)=那覇在住=が02年1月に竹富公民館に譲渡し、03年9月に同公民館から町に再譲渡され、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている竹富島のなかで核となる物件と位置付けられている。
同家は竹富島の近代の住居形態と生活様式を理解する上で高い価値があると評価された。竹富町では初めて建造物が国の重文に指定され、郡内では旧宮良殿内など石垣市内の3件に続いて4件目、県内では20件目となる。
指定書の伝達にあたって仲村教育長は「竹富島は文化財について造詣深く、街並み、景観をキチンと保存して頂いている。旧与那国家は大正時代から保存して頂き、県にとっても重要な文化財であり、今後も県の文化継承、紹介に協力してほしい」とあいさつ。
指定書を受けて慶田盛教育長は「国の重要文化財指定に大変喜んでいる。旧与那国家は昔の建物の原型を備え、内部の木材機能も素晴らしい竹富町の地域にふさわしい住宅だ。そういったものを大事に残して頂いて感謝している。これからも大切に活用していくことを考えたい」と述べた。
また、旧与那国家元所有者で同所地権者の与那国さんは「旧与那国家は私が生まれ育ち、思い出が集積した所でもあり、これからも大事にしていきたい。今後とも教育委員会と連携を取って、保存に努めたい」と重要文化財指定に礼を述べた。
…
八重山日報 平成20年3月28日付記事
八重山毎日新聞と共に八重山地方のローカル紙である八重山日報記事を掲載します。
大変残念なことに、またしても「水牛車移転問題」の記事です。
八重山日報は「水牛車移転問題」についていち早く、かつ大きく取り上げており、当内容も一面トップで報道しています。
(ta)
「歴史的風致を損なう」
水牛車観光の営業所移転で
竹富町教委、不許可を決定
竹富町教育委員会(竹盛洋一委員長)定例会が27日、市内の石垣港離島ターミナルで開かれ、竹富島で水牛車観光を展開している有限会社竹富観光センター(小底朝吉代表取締役)が営業所移転のために提出している現状変更行為の許可申請について不許可とする方針を決めた。移転予定地のまちなみ館南側について、学校や保育所、御嶽に隣接する「文教地区」と指摘、営業所建設は「歴史的風致を著しく損なう」と結論づけた。小底代表取締役は同日取材に対し、不許可の正式通知があった段階で町教委を提訴する方針を改めて示した。
町教委は2月29日の臨時会でこの問題を話し合い、不許可の方針をほぼ固めた上で、諮問機関の町伝統的建造物群保存地区等審議会の意見を聞くべきなどとして継続審議にしていた。
今月18日の同審議会では、移転予定地について「不適切」という見解を再確認していた。また、竹富公民館(上間毅館長)の議会は、同日の臨時会議会で移転予定地に対する同意書を撤回していた。
この日の町教委定例会では、こうした状況を踏まえ(1)地域住民との合意形成が図られていない。(2)水牛車による騒音や交通安全の面から、保育園児や児童生徒に悪影響が懸念される。(3)水牛の排せつ物による悪臭が予想される-などとして、移転予定地について「望ましい場所ではない」とした。
町教育委の不許可決定について、小底代表取締役は「正式通知が来た段階で弁護士と相談し、来週以降、提訴に持ち込むことになるだろう」と述べ、不許可の取り消しと損害賠償を求めて提訴する意向を改めて示した。
同社は移転予定地で仮設の営業所設置に着手しており、5月20日には仮設の営業所をオープンさせる計画。営業所移転は既成事実として進む見通しになっている。
町は代替地を同社に提供し、現在の移転予定地を取得して公園化する意向を示しているが、現時点で交渉に入っていない。
町教委定例会では竹盛委員長が「行政が、もう少し早く対応できなかったかという気がする。どうにかうまくおさまる方向に結果を出してほしい」と要望した。
竹富島の集落は文化財保護法に基づく伝統的建造物群保存地区。町歴史的景観形成地区保存条例によって、地区内で建築物の新築など、現状変更行為を行うには町教委の許可を得なければならない。
…
水牛車営業所移転問題を考える
3月26日付八重山毎日新聞『論壇』にて、
上勢頭芳徳 元竹富島まちなみ調整委員会事務局長
(現喜宝院蒐集館長)の記事が掲載されています。
水牛車移設問題のこと、竹富町議会の決議事項。
様々な思いが文面から滲んでいます。
これらの事は、竹富島だけなく、行政も含めて乗り越えて
いかなければならない課題です。
(ta)
3月18日竹富町議会本会議に提案された「竹富町歴史的景観形成
地区保存条例」の一部改正案が賛成少数で否決されました。新聞報
道で見る限り議員諸氏の理解が得られず、当然議決されるべき事項
が議決されなかった結果を残念に思います。これまで竹富島の先人
とともに営々と築き上げてきたものが、一瞬にして否定された感じ
です。この件にかかわってきた者として、遅まきながら議員諸氏な
らびに読者諸賢の認識を頂くべく経緯を披瀝致すものです。
問題となった「仮設の工作物の新築、改築、増築または移転は許
可を受けることを要しない」という項目は、まちなみ保存調整委員
会で現状変更申請を協議する中で、以前から懸念されていたことで
した。町の条例ではそういっていても島をきちんと守っていくため
には、仮設であっても届けを出してもらって協議してきました。
竹富島憲章もそうですが、この条例も自分の島を美しく守ること
に異議を唱える人があろうはずがない、という性善説に基づいたも
のです。法治国ですから法律、条例を守ることはもちろん大事なこ
とですが、小さい地域ではそれ以上にまずお互いの美意識が前提で
す。だから美しく守って来られたし、それが観光資源となっている
のですから当然のことでした。
だがそういった島の当然のことが通じない人が表れるに至り、
この条項を改正して、届け出を義務付けなければならない事態に
なりました。そこで4年前から「景観形成マニュアル」の見直しで
この条項を改正することになり、昨年3月には町伝統的建造物群
保存地区等保存審議会から答申が出されました。すぐに議会に出
しておけば当然のごとく可決承認されていたはずなのに、
「竹富観光センター」の水牛車営業所仮設移転問題と時期が重なっ
てしまいました。その意味においては「後手後手に回っている」
と言われて仕方ないでしょう。
しかしあたかも「水牛車事業者の締め出し」を図ったように受け
取られ、議員諸氏の賛成を得られなかったのは返す返すも残念で
す。「業者と行政の努力期間を置くべし」とも言われますが、この
移転問題は今に始まったことでなく、3年前から竹富公民館議会で
はこの場所は不適当との決議もなされ、総力を挙げて民間代替地の
斡旋(あっせん)を繰り返してきました。一企業のためにここまで
やるのかという声もでたほどです。
仮設であろうがなかろうが建築基準法の、また伝建条例であって
も文化財保護法というそれぞれの上位法の規定をうけるという見解
も出されています。
この場所は神道に隣接し、御嶽、まちなみ館、保育所、診療所に
囲まれ、学校にも接しています。しかし斡旋案が全て拒否されて、
仮設のための整地が始まりましたので、「聖域・文教地区を守る住
民の会」を結成し、わずか2日間で82%の移転反対署名を集めました。
3月18日には竹富公民館臨時議会が開催され、移転に同意を与え
たとされる個所を削除しましたが、参加議員に10人(他に委任状
4人)の中で発言しなかった3人を除き、全員が「この場所はダメな
のだ」「子孫(ふぁーまー)のためにも仮設も不可」と口にしました。
結論として、平成19年6月6日付けの要請書同意に関しては公民館
議会は反省する。その上で移転同意に関する個所は削除する。と
言うことになりました。
住民の意思はこれほどはっきりしています。島内の事業を住民が
邪魔していると思われているとしたら、これは全くもって誤りです。
今となっては観光が竹富島のリーディング産業であるとしたら、
その絶対的観光要素(他に比べるもののない)である町並み景観
を維持するためにも、なによりも精神的基盤としての御嶽と公民館
(まちなみ館)、将来島を支えてくれる子どもたちの保育所・学校、
お年寄りたちが頼りにしている診療所のある地域を、不特定多数の
観光客と多くの車両が跋扈(ばっこ)する、喧騒(けんそう)の場
所にしてはならないとの事からです。
聞くことによりますと今町議会において代替案も出され、現予定
地は公共の公園用地として予算も計上されているようです。業者は
ぜひそのことを理解してほしいと願うものです。
“うつぐみ”とは総意に反したことにより擦り寄ることを求める
ような、レベルの低いものに貶(おとし)められたら、西塘様にも
先祖にも顔向けが出来ません。
…
花と緑の街角コンテスト
3月23日(日)付八重山毎日新聞には、
「第6回花と緑の街角コンテスト」(八重山毎日新聞主催)
入賞作品が一面に掲載されています。
「育てて!感じて!楽しんで!花と緑の輪をつくろう」
のテーマで実施された今回のコンテストには、離島からの
応募もあったとのこと。
青い空、エメラルドグリーンの海とともに私たちに心の
安らぎを与えてくれる沢山の花々は、八重山の街角緑化運動
の広がりとともにさらに多くの人々に憩いを提供してくれる
ことでしょう。
竹富島からは、松竹荘(屋号:マチッキャ)が
八重山ビジターズビューロー・会長賞に選ばれています。
今回の入賞者の表彰式は3月25日午後3時から
八重山毎日新聞本社2階会議室で開催されるそうです。
(ta)
…
竹富島観光水牛車事業所移転問題について
3月19日付八重山毎日新聞では、混迷する
�竹富観光センターの水牛車事業所施設移転問題
についての記事が掲載されています。
伝建審(竹富町伝統的建造物群保存地区等保存審議会)
での方針、また、竹富公民館臨時議会についても触れています。
(ta)
「町並み保存損なう恐れ」
伝建審が方針を再確認
速やかな対応促す。
竹富町伝統的建造物群保存地区等保存審議会(三村浩史会長)
が18日午後、離島ターミナル会議室で開かれ、水牛車観光を営む
�竹富観光センター(小底朝吉代表取締役社長)の集落中心部へ
の事業所移転について「保存地区の歴史的風致を著しく損なう恐れ
がある」とする、審議会の方針を再確認した。また、�…
竹富島について2件
本日の八重山毎日新聞には、竹富島に関する情報が
2件掲載されています。
(ta)
竹富島交通が受賞
自動車安全運転センター 無事故・無違反で
有限会社竹富島交通(新田長男代表取締役社長)は2004年9月の営業開始以来、全運転手が無事故無違反を続けている功績で、自動車安全運転センター(本部東京)から表彰を受けた。同センター沖縄県事務所の喜久山盛仁所長が29日、同事務所で上間学専務に手渡した。
同センターの表彰は、運転手の違反率に応じて金銀銅の3段階に分かれており、同社はこのうちで最も優れた金賞を受けた。
表彰状の授与式で、喜久山盛仁所長は「取り組みの努力が良い結果につながった」とたたえ、上間専務は「運転手1人ひとりの交通安全意識の高さが金賞に結びついたと思う」と喜びを語った。
同社は従業員30人のうち、25人が運転手。バス21台を保有する。
水牛車観光施設整備で勧告
開発指導要綱で、業者は反論
有限会社竹富観光センター(小底朝吉代表取締役社長)竹富島で行なっている水牛車観光施設の整備について、町は2月26日付で、開発行為について定めた町地域開発指導要綱に基づく手続きを行うよう求める勧告の文書を送った。小底社長は「不当だ。赤土流出防止対策を行なっているものであり、勧告に当たるようなことはやっていない。公民館の同意に基づいて工事は粛々と進める」と話している。
同要綱に基づく申請手続きでは、町は同社側に対して、町景観形成地区保存条例に基づく現状変更許可を添付して申請するよう伝えている。
これについて、小底社長は「公民館の同意書とともに町教委に申請しているのに、町教委は許可とも不許可とも判断せずに保留している。不作為だ。早めに結論を出してほしい」と述べ、法的措置を検討している。町教委が不許可の判断をした場合にも、取消を求める法的措置を検討している。
町教委は「反対の声を聞いている」(慶田城久教育長)として結論を保留しており、18日に開く町伝統的建造物群保存地区等審議会(三村浩史会長)の協議を待って結論を出す考え。
同社は去年8月27日、同年6月6日付の公民館同意書を添えて町教委に現状許可を申請したが、町教委が結論を保留しているため、同年12月21日までに回答するよう求めた町長あての文書を同年12月17日付で送っていた。
…
2月28日付八重山毎日新聞『不連続線』
2月28日付八重山毎日新聞の『不連続線』では、
砂川哲雄氏が様々な問題が浮上する竹富島にエールを
送っています。
私たちは
竹富島憲章前文に明記された西塘大主の遺功である
『かいしくさや うつぐみどぅ まさりょうる』の精神
をもって、これらの問題を解決していかなければなりません。
(ta)
竹富島はこれまでの歴史の中でも最大の試練を迎えているかもしれない。というのは、このところリゾート施設建設や水牛車観光施設移転をめぐって、業者と地域住民の間で意見の対立や反対運動が起きているからだ
沖縄観光のメッカ・八重山を象徴する竹富島。
「竹富島憲章」や町並み保存事業によって守られてきた独特の集落景観は、毎年多くの観光客が訪れる。だが、小さな島は観光地として注目を浴びるほど、様々な矛盾と苦悩を抱きこむ。
仕事や収入を主に観光産業に頼る以上、観光客を増やさなければならない。増えたら増えたで、今度は受け皿としての宿泊・観光施設などを拡大する必要に迫られる。当然、島の自然や集落景観は崩れる。
竹富島の観光客も増加の一途だ。皮肉にもそのことが結果として、集落景観や自然に好ましくない影響を及ぼしてくる。竹富島の将来は今、間違いなく大きな岐路に立たされている。
それでもこうした問題で、竹富島の人たちが感情的に分裂することだけは避けたい。小さな島では、一度裂けた感情を元に戻すのは容易ではないからだ。
竹富島の共同体的精神は「うつぐみ」の心。厳しい状況だからこそ共に乗り切って欲しい。「賢(かし)くさやうつぐみどぅ勝(まさ)れうる」(しきた盆節」抄。)
(砂川哲雄)
…
竹富島の水牛観光施設-無許可開発で調査開始-
八重山毎日新聞2月26日(火)付記事
現在、集落内において重大な問題が起こっています。
この問題は2004年からの懸念事項であり、その都度、
島民の殆どの方が胸を痛めてきました。
(ta)
竹富町 事業停止も視野に 観光センター側は反論
23日から島内の土地約2900平方メートルで行なわれている造成工事について、町は25日、町地域開発指導要綱に基づく許可を受けずに行なわれている可能性があるとして、調査を開始した。大盛武町長は無許可での造成が確認された場合の対応について、「停止の権限がある」と述べ、同要綱に基づいて事業停止を求める考えを示した。水牛車観光施設を整備するために造成を行なった有限会社竹富観光センターの小底朝吉代表取締役社長は「申請は出してあるが、町当局『町教委が長景観形成地区保存条例に基づく現状変更許可を出していない』という理由で、受理しない」と反論し、建築確認を待って施設整備に着工し、5月末に営業を開始する方針。同要綱に基づく許可を担当している町企画財政課は「申請前の調整はしているが、同社からの申請は出されていない」(慶田盛博課長)と述べ、食い違っている。
申請手続きめぐりトラブル
町によると、同要綱では1,000平方メートル以上、3,000平方メートル未満の土地で開発行為を行なう場合には、町の許可が必要だと定めており、違反した場合には事業を停止させることができるとしている。
町は25日午後3時から町役場内で、町長、副町長、教育長、総務課長、企画財政課長、町教委総務課長が約2時間にわたって対応を協議した。
これと並行して、同要綱に基づく許可を担当する町企画財政課の職員1人と町並み保存を担当する町教委の職員1人を同島へ派遣し、調査に着手した。町と町教委派今後、2人の調査結果を元に具体的な対応策を検討していく。
協議終了後、大盛武町長は同社に対して町側が行なってきたこれまでの対応について「口答で指導してきている」と説明するとともに、今後造成している場所以外の土地を同施設用地としてあっせんしてきた経緯にふれながら、「(同社は)それを踏まえて強行に(造成に)出てきた。制度は制度として認識して欲しい」として、同社側に改善を求める考えを示した。
町教委を提訴へ
現状変更許可ないのは不当 竹富観光センター
水牛者観光施設用地として島内の土地約2,900平方メートルで造成を行なった有限会社竹富観光センター(小底朝吉代表取締役社長)は「町教委の指導に基づいて(同施設整備のために)公民館の同意を得たのに、昨年8月に申請した町景観形成地区保存条例に基づく現状変更許可が認められないのは不当だ」として、町教委を相手取り、約3000万円の損害賠償を求めて提訴する考えだ。現状変更許可申請に対する対応を怠った不作為についても行政訴訟を検討している。
町教委は今月29日、来春の人事について協議するために予定していた臨時委員会で今回の問題を協議するほか、来月18日に開く町伝統的建造物群保存地区等審議会(三村浩史会長)でも協議する。
同社は現在、竹富郵便局の南側にあたる場所で営業を行なっているが、
土地の賃借契約が切れることから、業務拡張に合わせて4年前から移転を計画していた。
同社が水牛車観光施設用地として造成した土地の北側には竹富小中学校と清明御嶽、南側には竹富島まちなみ館、東側には竹富保育所が接している。町立診療所にも近い。
地元の集落組織「あいのた会(竹富島東支会)」(大山栄一会長)は10日の臨時総会で「(計画地は)信仰・教育・医療が機能する島の中核。水牛車観光による衛生や騒音、治安などの問題が懸念されている」として反対を決議。23日には建設反対を訴える看板9枚を集落内に設置した。
慶田城久町教育長は「地域住民の(反対の)声もあるので、公民館としての意見をまとめてほしい。こういう(反対意見がある)状態では(現状変更の許可)できない」と話している。
また、大盛武町長は「賠償には値しない。(提訴は)理不尽。地域の意向を重視する。本来は、町まで上げる問題ではない」と地域内での調整に期待する考えを示した。
小底社長は「町教委の指導を受け、公民館も一緒になって代替地の確保などを含めて場所の選定を行なってきた。公民館の同意も得ている」と主張し、「司法の場で解決するしかない」と話した。
水牛車施設移転に反対
竹富島東支会が決起集会
集落組織「あいのた会(竹富島東支会)」(大山栄一会長)は25日午前、水牛車観光施設用地に隣接する民家で「水牛車施設移転反対決起集会」を開き、同施設の整備は「土地の利用における公共の福祉に反する」とした宣言文を採択した。同会は今後、島内外で署名活動を展開する。工事差し止めに向けた法的措置も検討していく。
集会には約60人が参加。大山会長は「島の将来や、子孫のために工事を阻止しなければならない。うつぐみの精神がどうなるか分からない」と危機感を露わにした。神司の富本定さん(83)は「人間が解決できないので、立ち退きが出来るよう神様にお願いしてきた」と報告した。
自宅が同集会の会場となった仲村渠隆雄さん(46)は「島の中心に当たる文教地区に(水牛観光施設ができるの)は困る」と話していた。
反対看板は撤去へ 竹富島東支会
集落組織「あいのた会(竹富島東支会)」(大山栄一会長)が23日、水牛車観光施設の整備に反対する看板9枚を設置したことについて、町教委25日、町景観形成地区保存条例に基づく現状変更行為仮設届けがないままに行なわれたとして、撤去を求めていく方針を決めた。同会は応じる考え。
担当者は25日午後、現地を調査したあと、大山会長に口頭で伝えた。今後、町教育長から文書で指導を行う。
また、看板で名指しされた有限会社竹富観光センターの小底朝吉代表取締役社長は25日までに「看板の設置は営業妨害だ」として法的措置を検討する考えを示した。
…
「方言、民話継承で講演」
16日付八重山毎日新聞には、9日に開催された
全国竹富島文化協会主催「第12回星砂の島文化講演会」
に関する記事が掲載されています。
こうした竹富島の文化遺産をいかに継承していく
システムを創るのかが、今後の竹富島の将来を俯瞰
する鍵となります。
(ta)
【竹富】
全国竹富島文化協会主催の「第12回星砂の島文化講演会」
が9日、午後6時半から竹富島まちなみ館で開催され、
「竹富島のムニンガタイ~その伝承と再生を期す~」
をテーマに立命館大学の福田晃名誉教授が(76)が講演した。
1996年に創出した同協会は、昨年10周年を記念して浦添市
てだこホールで「竹富島種子取祭の芸能講演」を実施、東京
國學院大学でも「星砂の島文化講演会」を開催してきた。
今回は「テードゥンムニの継承と昔話」をテーマに、
竹富島をはじめ沖縄の島々でもシマ言葉の再生が重要な課題
となっていることから、新しいシマ言葉の再生方法はないか
を考えようと行なわれた。
福田氏は1975、76年に立命館大、大谷女子大、沖縄国際大
の学生と竹富島はじめ各島々に伝承される民話の聞き取りを
行なってきた。
講演では、約40年前に録音した長老のシマクチ(島言葉)
のムヌンガイタイを聞きながら「口伝えの文化財」をいかに
継承すべきかについて語った。
福田氏は「ムヌンガタイの文化財としての意義は、口伝え
によって継承されることにあり、真の伝承の意義はシマクチ
によって維持されることである」と定義。
また民話の里として知られる岩手県遠野の昔話の伝承方法
を紹介しながら「竹富島の民話は、竹富の言葉で語ることが
大切。繰り返し聞いて丸暗記するだけでなく、自分の語り
口調で語る新しい形で語りを再生することができるのではな
いか。若者や子どもたちに修練し子どもたちに語らせること
も大切」と話した。
…
「島を丸ごと教材に」
本日(15日)の八重山毎日新聞には、9年連続して
ソニー賞を受賞した竹富小中学校の記事が掲載されています。
小さな島で大きな活躍を続ける竹富小中学校の子ども達
に是非エールを送ってあげてください。
(ta)
今年のソニー科学教育プログラムで努力賞に輝き、
9年連続入賞を果たした竹富町立竹富小中学校(児童
27人、生徒6人)の石垣安志校長と小学部研究主任の
平良智教諭が14日午後、八重山教育事務所を訪れ、
金城文雄所長に受賞を報告した。
同校は同プログラムが始まった1999年から、島の
美しい自然や伝統文化、先人の知恵など、島を丸ごと
教材にして研究を重ね、過去に最優秀賞1回、優秀賞
2回、奨励賞2回、努力賞3回と9年連続入賞を果たしている。
本年度は「環境」をテーマに、学年に応じ、校内の動植物
や漂着ゴミ、地球温暖化などについて研究した。
石垣校長は「9年間に4人の校長が替わり、職員も替わった。」
その中で引き継ぎがうまくいったことで、9年間、続けることが
できたと思う」と話した。
また、平良教諭は「常に島の素材を題材として、課題を見つけ、
それを研究して解決する方法で取り組んできた。9年連続は
子どもたちに自信をつけることができた。教師もチェック機能が
働き、島の人も誇りに思い、期待している」と話した。
受賞報告を受け金城所長は「9年連続受賞は並大抵のことではな
い。その努力に敬意を表したい。小さな学校でも頑張ればできる
ということの見本になる。継続して頑張ってほしい」と激励した。
…
