ヌングンジィマ展開催中!
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12月12日(日)より12月26日(日)まで、
石垣島の
国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターにて、
国際サンゴ礁研究・モニタリングセンター開設10周年記念として
「ヌングンジィマ展」を開催しています!
石垣市立八島小学校の生徒が製作したサンゴ礁のジオラマ
ポリゴンサンゴ礁の疑似体験コーナー
など子どもたちが楽しめる展示もさることながら、
美しい八重山の島々を撮り続け、竹富島でもご活躍の
写真家の大塚勝久氏による
『島の原風景』写真展も開催しています。
30点ほどの展示には
青い空、鮮やかな緑、そしてエメラルドグリーンに彩られた
美しい八重山の自然。
そして猛烈な風に耐えるサトウキビ畑にみる厳しい自然、
さらに、こうした自然の恵みや厳しさをズンブン(知恵)で
生き抜いた人々の営みが写し出されています。
身近に感じるサンゴ礁、
石西礁湖(せきせいしょうこ)
を是非体験してみてはいかがでしょうか!
(ta)
…
平成22年度種子取祭の日程について
平成22年度(2010年)
種子取祭の日程について
竹富島のタナドゥイ(種子取)
8月17日(つちのと ゐ)、シチマツリ(節祭)
古代の正月といわれる。新しい季節を迎えたことを神々に祈り、
作物を育む大地と命の水(井戸)に感謝する神事。
古来より節祭から49日目のつちのえねの日を祭日とする
種子取祭に入るとされている。
9月15日(旧暦8月8日)、ユーンカイ(世迎い)
竹富島にニライカナイの国から神々によって、種もみがもたらされる神事が行われる。
本年は、10月5日がつちのえねの日にあたり、その日に種子を蒔く。
それより4日前のきのえさるの日から種子取祭の日程に入るとされている。
1. 10月1日(きのえさる)種子取祭初日
初日はトゥルッキと称し、祭の計画手配を行う。玻座間、仲筋の両地区の
ホンジャー(長者)の神前で無事に奉納芸能が尽くせるようにと祈願する。
2. 10月2,3,4日
種子取祭の諸準備。踊り、狂言の稽古を行う。
3. 10月5日(つちのえね)
男生産人(16歳~65歳)は、早朝から幕舎張りなどの
奉納芸能の舞台を設営する。
出欠を取り、理由もなく出役しない者には過怠金を科す。
各家では種まき。主婦はイイヤチ(飯初)作り。
公民館役員や神司は、揃って玻座間御嶽、世持御嶽、清明御嶽、
根原家などを廻り種子取祭の願いを行なう。
神司は、その後それぞれの御嶽で祈願して案内をかける。
4. 10月6日(つちのとうし)
ンガソージといって、前日に蒔かれた種がしっかりと土につくように、
精進を尽くす日とされる。
家の主がブママンガンー・ブナルンガン(姉や叔母を神とすること)を
招いてイイヤチ戴みの儀式などもある。芸能の稽古の総仕上げの日。
午後8時から公民館役員、石垣・沖縄・東京の各郷友会長などが
ブドゥイドゥン・狂言ドゥンを訪ねて挨拶し激励する。
(午後5時頃から全国竹富島文化協会主催の種子取祭に関する講話が
まちなみ館で行われる。)
5. 10月7日(かのえとら)
バルビル願いの日、奉納芸能初日。
● 午前6時
彌勒奉安殿には公民館役員、有志、三郷友会長などが弥勒興しの祈願。
玻座間御嶽では神司たちの祈願。
その後、両者は世持御嶽で合流し、バルビルの願い、イバン取りの
儀式がある。場所を奉納芸能の舞台に移して、乾鯛の儀式が行われる。
● 8時前 仲筋地区の主事宅へ参詣。
● 9時頃 世持御嶽へもどる。
(午前8時頃から全国竹富島文化協会主催の種子取祭に関する講話が
まちなみ館で行われる。)
● 9時30分頃から
庭の芸能を奉納。
棒術、太鼓、マミドー、ジッチュ、マサカイ、祝種子取、腕棒、
馬乗者の順で行われる。
庭の芸能奉納終了後、玻座間村の舞台の奉納芸能が行われる。
その順序は、玻座間長者、弥勒、鍛冶工、組頭、世持、世曳狂言など。
曽我の夜討で初日の芸能は終了する。
● 奉納芸能終了後、イバン(九年母)戴みの儀式があり、
ユークイ(世乞い)が始まる。
ユークイ(世乞い)は、種子取祭を統一したネーレカンドゥを
まつる根原家から始まり、その後、三集落に別れてユークイが
深夜まで行なわれる。
西集落 神司の家、玻座間長者宅、顧問宅、各家を回り最後は有田家。
東集落 宇根家、與那国家、神司家、顧問宅、各家を回り最後は宇根家。
仲筋村 仲筋長者宅、神司家、主事宅、その後に各家を回る。
● 22時00分頃 石垣への船の臨時便あり
6. 10月8日(かのとう)
ムイムイ願いの日、奉納芸能二日日。
5時、三集落に別れていたユークイの一行は、
根原家で一つになってユークイ留めを行なう。
● 5時30分頃、世持御嶽へ。イバンの返上を行ない、ユークイは終了。
二日目のムイムイの願い。コントゥフシンガーラの願い日とされ、
それを祝して仲筋村のシドゥリャニが奉納される。
その後、前日同様の乾鯛の儀式が行われる。
その後、玻座間村東地区の主事宅へ参詣。9時頃世持御嶽へもどる。
● 9時30分頃から
庭の奉納芸能(前日と同じ)がある。
庭の奉納芸能終了後、仲筋村の舞台の奉納芸能が行なわれる。
仲筋村長者、弥勒、御主前狂言、種子蒔狂言、天人狂言などがあり、
最後は鬼捕りで奉納芸能は全て終了。
● 18時30分頃、石垣行臨時船便あり。
種子取祭首尾方の御礼(世持御嶽、彌勒奉安殿)を行う。
7. 10月9日(みずのえたつ)
男生産人は、早朝から幕舎片付け、経理係は祭の精算に取り組む。
● 午前10時頃 竹富公民館で公民館役員・有志と三郷友会幹部との
懇談会がある。
支払い議会を開催して種子取祭の精算を終える。
夜は全国竹富島文化協会の総会が開催される。
8. 10月10日(みずのとみ)
種子取祭物忌(むぬん)。現在は省略している。
(ta)
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竹富島のデイゴを救う活動の反響
約1,000名の参加者で大成功を収めた
「でいごチャリティ音楽祭」から一週間が経ちます。
竹富島も落ち着きを取り戻し、ひと夏のバカンスを
過ごす大勢の観光客が訪れ、海や集落を散策しながら、
竹富島を満喫されています。
竹富島のデイゴを救おう!実行委員会の活動の反響は
徐々に広がり、八重山毎日新聞社、八重山日報社の
地域紙は勿論のこと、琉球新報社、朝日新聞社からも
取材に訪れています。
竹富島のデイゴを救おうと、
チャリティ音楽祭にご協力いただいた
アーティストの皆さま。
一緒に楽しんで頂いた参加者のみなさま。
実行委員会の活動にご賛同いただき、
あたたかいお志をお送りいただいた多くの皆さま。
手づくりの募金箱を快くご寄贈下さった
栗原文雄、ミヤ子さま。
そして、細やかな心配りをしていただいた
大野悦子さま。
映画『星砂の島の小さな天使』の
前売り券1枚売上につき50円のご寄付を
お約束していただいた
星砂の島の小さな天使制作委員うつぐみの会のみなさま。
その他マスコミ等関係者のみなさま。
そして、竹富島のデイゴを救おうとボランティアで
頑張る竹富島のみなさま。
シカイト ミーハイユー
今回は、
多くの皆さまの想いが込められた
実行委員会の活動を後押しし、元気を授けてくれる、
7月3日付朝日新聞夕刊の記事をご紹介いたします。
http://www.asahi.com/eco/TKY201007030130.html
(ta)
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7/3付八重山毎日新聞
本日の八重山毎日新聞には、第9面の1/3を割いて、
竹富島における
竹富島のデイゴを救おう実行委員会の活動の経過、
そしていよいよ明日開催される
「でいごチャリティ音楽祭」
のご案内が掲載されています。
竹富島のデイゴを救おう実行委員会の活動に、
島内外から参加でき、さらに楽しむことができる
一大イベントです。
実行委員長を務める竹富公民館長の
上勢頭芳徳氏の活動にかける想いが伝わってきます。
(ta)
デイゴを救おう
竹富島のデイゴを救おう実行委員会委員長 上勢頭芳徳
活動経過
2005年5月に八重山で始めて見つかった“デイゴヒメコバチ”は、文字通り
デイゴに寄生する1ミリほどの小さな虫です。コバチの種類は本来、虫に寄生する天敵なのに、デイゴヒメコバチは植物に寄生するという珍しいタイプだそうです。沖縄に生息していなかったそんな虫がシンガポール、台湾、ハワイと次第に北上して、とうとう八重山に上陸したのが5年前ということです。
思い返せば確かに何となくおかしいな、花も小さくなってきたとは気づいていましたが、そのうちに元気になるだろうと思っているうちに、見るも無残な立ち枯れが目立つようになりました。
昨年、種子取祭のころから世持御嶽のデイゴの立ち枯れが目立つようになり、何とかしなければという気になって明けて1月16日には最初の調査を行い、123本の基礎データを作成しました。その後の調査でさらに増えて160本を確認しています。それらのデータをもとに28日に準備委員会を立ち上げました。
島をあげて取り組もうと役職員32人での構成(全人口の1割)全員が出席しました、会則、HP、シンボルマークの案が出され「卒業式、入学式には大きな枝ごと生花として飾り、子どもたちを見守った花だ」「ただ手をこまねいて座視するわけにはいかない」「県花を救おうと小さな竹富島から発信をと」と熱気あふれるものでした。
2月27日には正式に第一回の実行委員会を開催し、実行委員会メンバーの確認、会則決定、予算の承認、今後の事業計画を承認しました。空気環境、土壌環境に影響を及ぼさない樹幹注入の薬剤は開発されたようですが、いかんせん非常に高価なものなので慎重に検討しました。
5月には注入しないと効果は薄い。虫は待ってくれない。公民館基金から借用しよう。島民からの寄付、全国に募金を呼びかけよう、Tシャツなどのグッズ販売、チャリティー音楽祭を開催しようと話は進んでいきました。
議論をして、良いことだと納得して、方向性が決まれば熱意をもって進めていく。それが竹富島の誇りとする“うつぐみ”です。
その後も研究者らの支援を取り付け、3月14日には森林総合研究所の
福山研二研究コーディネーター、喜友名朝次沖縄県森林総合研究センター主任研究員の講演会を持ちました。ヒメコバチの実態、対処法について学びました。製薬会社の実証実験の約束も取り付けました。
3月17日の卒業式には、小さいけれどやっと咲いていたデイゴの花を飾って、中学校卒業生3人の門出を祝いました。来年はもっと大きな花を飾ってあげたいと誓って、デイゴの木を記念植樹しました。これがすでに青々と若葉を広げています。卒業生の成長に重ね合わせて見ています。
竹富ぶなる会は、5月29日の小中学校運動会で、デイゴTシャツを着け手づくりのデイゴ造花を持って、創作歌詞の「あかゆらぬ花」を全員で踊り、終了後に記念植樹しました。
6月20日には竹富町史編集室の飯田泰彦氏が「文献から見た竹富島のデイゴ」について講話をしてもらいました。その中でお年寄りからも、元あった巨木を再現することなどが提案されました。
募金活動
4月13日の公民館議会で、薬剤購入費用として基金より210万円の立て替えが承認されました。活動のめどはつきました。募金活動にもいっそう力が入ります。公民館からは30万円拠出しましたし、老人会と青年会はさっそくそれぞれ10万円ずつの寄付がありました。
25日の沖縄竹富郷友会の運動会に公民館長として参加し交流を深め、募金のお願い、Tシャツ購入にも多くの協力がありました。5月5日には東京竹富郷友会総会に出席し、館長祝辞でデイゴ救済を呼びかけました。昨今、竹富島の“うつぐみ”はうんぬんと言われたりしていますが、うつぐみの心で深紅の花を咲かせましょう、というのは多くの人々の共感を呼ぶものがあります。こちらでも多くの募金、Tシャツの購入がありました。
姉妹町・北海道斜里町からはこれまで3次にわたって、多くの寄付が寄せられています。北海道滝川市職員でFM放送にもかかわっている吉住晴美さんは、竹富のことといったら何をさておいても動いてくれます。ほかにも全国から募金箱を置いて協力したいという声が、次々に寄せられています。
救済活動
公民館からの立て替え金で薬剤を購入し、専門家の指導で4月24日、25日には実行委員会を中心にボランティア参加者も多数あって、160本のうちほとんどに薬剤注入を行いました。どうしても救済したいという熱意があるから作業の飲み込みも早く、資材のやりくりが間に合わないほどでした。それでも巨木には樹幹よりも上部の枝に注入した方が効果的だと、5・6メートルも登った木もあり、それなりの難儀がありました。なにせ美しい花を咲かせる木には、とげがあります。
八重山農林高校の生徒10人が研修を兼ねて参加してくれたことは、これから他島での救済活動に力を発揮してくれることだと思いますでだけの活動ですから、他の島でも徹底して駆除活動を行わないと、また飛来被害を受けることになります。竹富島では先がけて実行委員会を立ち上げて活動を始めたので支援もありましたし、何よりもこれが“うつぐみ”の心を回復することになるという、大方の共通認識が突き動かされているのかも知れません。
4月下旬に薬剤を注入して、効果がありました。今年は葉が青々としています。ヒメコバチ特有のこぶも少量でした。港への行き帰りにこれを見て心が和む、暇さえあればこれを見に行くという人もいます。見てあげるのも肥料と言います。デイゴにも気持ちが通じるのでしょうか。夏になってますます葉を茂らせています。歩く人は樹影を伝って歩いています。竹富島で唯一のアスファルト道路に潤いが出てきました。
6月8日には竹富港から集落への63本の植生ますの清掃を行いました。
島内放送を2回しただけで40人がざっと集まりました。みんな集まって、デイゴが元気になって良かったねと話がしたいのです。オーナー制度で木ごとに管理責任も持つことも考えられます。まさか意地悪する人はいないでしょう。
でいごチャリティ音楽祭への誘い
さてそんな風に活動の成果もあがってきています。募金もおかげさまで予想以上のペースです。だが注入も1回だけでは済みません。次回の分も積み立てておかねばなりません。県花なのだからこんなことは行政がやるべきだ、とかいう意見もありませんが、目の前の大事なものをむざむざ放置できません。なにより花を咲かせる(咲いてもらう)という楽しみがあるではないですか。心にも花が咲くでしょうから。
そこで、デイゴ救済のチャリティー音楽祭を行います。7月4日(日)です。実は昨年の種子取祭でばったり日出克に会って、「コンドイ浜でデビューコンサートやって」と話していたのがこんな形で実現しました。もちろん琉球国祭り太鼓も一緒です。
新良幸人と下地勇、やちむん、ノーズウォーターズも出演してくれます。東里明斗は日程調整できなかった「やなわらばぁ」の妹の代わりに。竹富ぶなる会は当然という顔で出演します。チャリティーなのに、やはりみんな花を咲かせることには気持ちよく賛同してくれるのですね。ありがたいことです。
竹富島の六山八山の神々の力をいただいて、音楽祭は次のように開催します。
◆日時 7月4日(日)
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デイゴ再生への願い(5/28付八重山毎日新聞)
竹富島のデイゴを救おう実行員会の活動も、
繁茂する葉の姿を見ると成果が着実に現れています。
今後も継続して事業を進め、
7月4日には「でいごチャリティ音楽祭」の開催、
来年1月には2度目の樹幹注入を計画しています。
こうしたなか、5月28日付八重山毎日新聞には、
デイゴ再生に関する記事が多く見られました。
石垣島でのNPO花と緑の石垣島(前津栄信会長)
を中心としたデイゴ再生活動の記事や竹富ぶなる会(婦人会)
のデイゴ再生に向けたバックアップ活動など、
八重山におけるデイゴを守る意識の高さがうかがえます。
その中で、コラム「不連続線」には、竹富島民の
デイゴに対する想いが掲載されています。
竹富島のひとりひとりの想いがひとつになった時、
私たちの努力が実を結ぶに違いありません。
また、竹富島はこうしたひとりひとりの想いが、
島を支え続けているのです。
(ta)
石垣島や竹富島で始まったNPOや住民による
デイゴのヒメコバチ対策が徐々に功を奏しつつある。
その先駆けとなった竹富島では、今年1月に発足した
デイゴを救おう実行委員会が目に見える成果を上げているという。
実行委員長を務める公民館長の上勢頭芳徳さんによると、
島内にある123本のデイゴのうち、実証実験として枝をカットし、
樹幹に薬剤注入した5本のデイゴが青葉を茂らせ、木陰ができる
くらい回復状態にあるらしい。
害虫駆除の薬剤にかかる資金は全国へ募金を呼びかけているが、
それを待っていると手遅れになる。このため、公民館基金から
210万円を立て替えてもらい、防除活動を開始したという。
デイゴの被害対策に公民館予算から捻出するのはなかなかできないが、
デイゴ復活にかける住民の思いがそれだけ大きいという証左だろう。
資金確保へのアイディアがまた面白い。デイゴの花をプリントした
Tシャツ販売もその一つ。あすの竹富小中学校の運動会では、
婦人部がTシャツを着け、デイゴの造花を持って踊り、デイゴ再生を
アピールするという。
7月には島出身のミュージシャン・日出克らがチャリティコンサート
を開く。「来年の卒業式ではデイゴの花を飾ってあげたい」という
実行委の願いは、きっと叶うかもしれない。(南風原英和)
…
小さな島の大きな取り組み(八重山毎日新聞2/6付社説)
本日の八重山毎日新聞社説には、
「小さな島の大きな取り組み」
として、竹富島のデイゴ保全活動に関する
論説が展開されています。
竹富島の取り組みを評価していただいている
ことを深く感謝するとともに、実行委員会をしっかりと
組織し機能させ、大勢の皆さまにこの目的を広報し、
そして趣旨を理解してもらい、デイゴの保護活動を通じて、
私たちの島の自然・文化遺産を守り、
さらには訪れる皆さまに安らぎを与えられる島
としてあり続ける努力したいと思います。
改めて身の引き締まる思いです。
(ta)
小さな島の大きな取り組み
―デイゴ保全に立ちあがった竹富島―
いまだ対策を打ち出せぬ行政
かつて石垣小学校の校庭に、ガジュマルの大木があった。樹齢百年余の
巨木だった。台風で倒伏したが、同校のシンボルとして多くの卒業生の心
に刻み込まれている。
学校によって異なるが、子どもたちの身近な樹木にデイゴがある。3市
町の公共施設に導入され、特に学校緑化木として多くのデイゴを植えた。
これらの木々は長い歳月をかけて生長し、子どもたちの成長を見守ってきた。
春から初夏にかけて咲く深紅の花は、大勢の思い出となっているだろう。
そのデイゴがヒメコバチの寄生で枯死し、切り倒されるケースが相次い
でいる。被害の原因が解明されたのは2005年だ。発生メカニズムはまだ
解明されていないが、08年には防除に効果的な薬剤が開発されている。
ところが薬剤が高額なため、財政難を理由に防除はいまだ進んでいない。
被害木の枝打ちや、枯死したデイゴの撤去作業がやっとで、依然として
放置状態にある。事態の深刻さを知りつつ、何ら対策を打てない。全滅も
やむなしというのだろうか。
行政に頼らぬ独自取り組み
竹富島で先日、デイゴを守る準備委員会が発足した。同会の調査による
と、島にあるデイゴは127本。ほとんどの木がヒメコバチに寄生され、防除
費は約400万円と試算された。
人口300人余の小さな島で、全てのデイゴを守ろうとする試みは一大プロ
ジェクトだ。住民だけで防除費を捻出(ねんしゅつ)は厳しい。このため
公民館会や郷友会員らが結束して内外に窮状を訴え、募金協力を求めると
いう。
この取り組みは高く評価されよう。重要な世持御嶽のデイゴが被害に遭ったことがきっかけに、まず地域で危機意識を共有し、動き出したのである。
近年は金銭を投じればあらゆることができる。樹木に関しても、枯れれば
植え替えて立派につくりあげることも可能だ。だが長年の歳月をかけて育った木の価値は、簡単に金銭には代えられない。
現在ある古木を尊び、それを害虫から手当てして守ろうという竹富島独自
の取り組みは、行政に依存している私たちに、ひとつの問題を提起しているといえよう。
市民憲章運動とは何か
石垣氏には市民憲章推進協議会がある。美しい自然と郷土文化を守り育て
「文化の町」「観光の町」づくりに励む―という宣言に沿い、部会活動で
花と緑の運動を推進している。
ところが実践活動はどうだろうか。
確かに石垣島マラソンやトライアスロンに向けて学校や婦人会をはじめ各
団体に花の種や苗を配り、美しい花を咲かせている。
だが一連のデイゴ枯死問題などに直面しても声が上がらない。イベントの
美化活動も重要だが、木々の命をはぐくむ活動を繰り広げてこそ真の意義が
あろう。
残念ながらデイゴ枯死問題で県や市の対策は講じられず、公共施設内の
デイゴの本数、ヒメコバチ被害状態すら把握されていないのが現状だ。
確かにデイゴを守るためには、相当額の費用を要する。厳しい財政状況で
は対応にも苦慮し、効果的な防除で専門的な判断も求められよう。しかしそ
のまま放置し続ければ、大切な木々を失うだけだ。
大切とは何か、なくなっても良いものなのか、行政に問いかけたい。予算
はなくとも、実態調査は可能だろう。動かなければ何も解決しないのである。
…
八重山古謡の新たな旅立ち(八重山毎日新聞1/23社説)
本日の八重山毎日新聞の社説は、
「八重山古謡の新たな旅立ち
―失われゆくユンタ、ジラバ、アヨー―」
と題し、八重山における古謡のあり方について
論ぜられています。
昔から謡い継がれてきた「うた」は、
先人や、身近に存在する大先輩方の生き様の証しでもあります。
ひとりの灯が消えるということは、ひとつの歴史の証言が
役割を終えるということです。
その灯が輝きを失う前に、後輩である私たちが受け継ぎ、
これらを子々孫々まで伝えていく必要があると考えます。
(ta)
八重山古謡の新たな旅立ち
―失われゆくユンタ、ジラバ、アヨー―
古謡は八重山人の心の発露
私たち八重山人の先達は、過酷な人頭税、毎年のように襲来する台風、
干ばつや明和の大津波のような大きな災害に耐え、それを乗り越えながら、
すぐれた文化遺産を今日に残してくれた。中でも、ユンタ、ジラバ、アヨー
などおのずと心からわき出る歌によって、日々の悩み、苦しみ、喜びを
表現してきた。
我が国最南端の亜熱帯地域、450年にわたって独立国家であったこと、
独自の言語や音楽など、歴史的、文化的特性を有する沖縄の中にあっても、
八重山は個性豊かな文化をはぐくんできた。
ユンタ、ジラバ、アヨー、節歌など生活の隅々にわたって、
苦しいにつけ、楽しいにつけ、八重山の人々は口ずさみ、
美しい言葉を紡いできた。
流麗な旋律、悠然としたリズム、品格に満ちた歌言葉は、八重山の人々
が大切にはぐくんできた貴重な文化遺産であり、私たちが誇りに思って
いることである。
明治以降、御冠船の流れをくんだ旧士族の手によって、沖縄芝居や雑踊
りが盛んにつくられ、琉球芸能が大衆化するが、くめどもつきない源泉と
なったその多くが、八重山の節歌やユンタ、ジラバであった。鳩間節や
小浜節、とぅばらーま、しょんかね、安里屋ユンタなどが姿を変え、沖縄
の芸能文化に新鮮な息吹を吹き込んできたのである。そして、今日に至っ
ても、琉球舞踊や沖縄芝居に八重山の楽曲が数多く使われている。
いつまでも歌い継いでいくために
しかしながら、歌を支えてきた生活のありさまが大きく変わり、日常的
に話されてきた八重山の島言葉は、一部の地域を除いて私たちの生活から
姿を消しつつあり、ユンタ、ジラバなどの古謡は、残念ながら目に見えて
失われている。言葉とともに、八重山文化を支えてきた大きな底流を流さ
れるにまかせてしまっては、もう再現は不可能であろう。
一方で、失われつつある沖縄の文化を守り取り戻そう、という真摯な
動きも幾つかある。(財)沖縄県文化振興会が進めている「沖縄古謡保存
記録事業」は、生活に根ざして歌い継がれてきた貴重な古謡を正しく保存
継承し、次の世代へ引き継ぐことを目的として進められている。
私たちの先達が創造し残してくれた美しい歌の数々を後世に正しく伝え
ことを目的に進められているこの事業は、県内を八重山、宮古、本島南部、
本島中部、本島北部の5地域に分け、各地に伝えられてきた古謡を収録
する、という趣旨で平成18年度から進められている。
「沖縄の古謡―八重山諸島編―」上巻が完成し、引き続いて八重山編の中巻、
下巻を編集中と聞く。また、来る3月13日に浦添市のてだこホールで、
沖縄の古謡コンサート「黒潮が繋ぐ島々の古謡」と題する沖縄県主催の文化
振興事業が計画されている。奄美諸島から沖縄本島、宮古、八重山を歌で
つなごうという企画である。
八重山文化の源泉
八重山においても、昨年11月には、第15回「石垣市民俗芸能振興大会」
が開催され、各地の代表的な古謡が披露されるなど、県内の他の地域に比べ
ると、比較的活発な取り組みが見られるものの、伝承者の高齢化、インター
ネットや交通網など交通通信機関の急速な発展によって、生活レベル、
言語、人々の意識が急激に画一化されている今日、さらには保存継承を図る
には、住民の皆さんと行政一丸となっての取り組みが不可欠であろう。
旋律の分かりやすさと深さ、鋭い観察から生まれる的確で直戴(ちょくさい)な表現、巧まざるユーモアが現在の私たちに語りかけてくれる古謡の
世界をいま一度見直すとともに、くめども尽きない八重山文化の源泉として
改めて見直したい。
2010年寅(とら)年を、八重山文化の新たな旅立ちの年にできるよう、我々地域住民、行政、マスコミも含めて、前向きで確固とした取り組みを期待したいものだ。
…
「真っ赤なデイゴ」復活を (八重山毎日新聞 2010.1.17記事)
1月17日付八重山毎日新聞には、
~「真っ赤なデイゴ」復活を~
の見出しで、昨日実施したデイゴの調査
についての記事が掲載されています。
「竹富島のデイゴを救え!!実行委員会」(仮称)
が今後どのような活動を展開するのか、
是非ともお見守りいただくと同時に、なにとぞ
ご協力くださるよう、お願い申し上げます。
実行委員会の活動については、改めてブログにて
ご報告いたします。
(ta)
「真っ赤なデイゴ」復活を
竹富島 ヒメコバチ一掃へ島をあげて取り組み 被害調査スタート
デイゴを枯らすデイゴヒメコバチの被害が島内で拡大していることから、
島民や郷友らが実行委員会をつくり、コバチの駆除に乗り出す。種子取祭
が行われる世持御嶽でもコバチによってデイゴが枯れたり、葉がこぶ状に
縮まる被害が出るなど、島内の被害は深刻。花もほとんど見られなくなり、
メンバーらは「真っ赤なデイゴを復活させたい」と意気込む。
16日には最初の調査が行なわれた。
島民や郷友、ボランティアを含め合せて約20人が10日夜、市内で会合を
開き、デイゴヒメコバチ駆除に取り組むことを確認。島内のデイゴをすべて
調査し、被害の状況を確認したうえで、市販の消毒薬で駆除を行う考え。
資金の確保が課題で、実行委発足後に広く協力を呼び掛けていくことになり
そうだ。
調査は16日に初めて実施。週明けの18日以降に本格化させる。
デイゴヒメコバチの被害は八重山では2005年5月に初確認。その後、学校
や公園などの公共施設で、コバチの被害を受けたデイゴを切り倒さざるを
得なくなるケースが相次いでいる。海外では台湾やハワイ、シンガポール
でも広がっている。
島在住の富本宏さん(60)の自宅前にあるデイゴは08年に花を付けず、
葉にこぶ状になって落ちるようになった。このため、富本さんは自費で
消毒薬を購入して処置し、去年は花を咲かせた。
富本さんは今回の取り組みについて「大賛成。島からコバチがいなく
ならなければ、被害はなくならないが、個人で消毒を行うには負担が大
きいと話した。」
16日の調査は、竹富東港から集落向けに伸びる町道大枡線や世持御嶽で
実施。デイゴに1本ずつ番号を振り、幹の直径や樹高を確認したあと、
葉が繁茂している状況と、コバチの被害が見られる葉の割合を5段階で評価していった。
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新年、明けましておめでとうございます
年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願申し上げます。
昨年は、一昨年から引き続き
トヨタ財団助成「古謡に見る竹富島の生活環境」
の活動ならびに、竹富島ゆがふ館を舞台とした
「竹富島民具づくり教室」
「手づくりの庭~庭の日~」
の非営利活動を展開してまいりました。
本年は、
「竹富島民具づくり教室」
「手づくりの庭~庭の日~」
を継続すると同時に、継続事業である
インタープリター養成講座「島立て学校」
から得たノウハウを元に、
インタープリターガイドマニュアルの策定や、
古謡ならびに竹富島のガイドブックの制作に
取り組んでまいります。
本年も特定非営利活動法人たきどぅんの活動に
ご支援ご賛同のほど、よろしくお願い申し上げます。
特定非営利活動法人たきどぅん
理…
