オンツアー3開催です!!

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竹富島もようやく秋らしくなってきました。 今日は雨が降ったり止んだりの気まぐれなお天気です。 さて、島内を歩きやすい気候になったところで、竹富島の御嶽の観察会のお知らせです。NPOたきどぅんと、NPOが運営受託している竹富島ビジターセンターゆがふ館との共同開催で、今回で3回目となります。 その名も『竹富島のオン(御嶽)をめぐる~その3・西塘編』、通称「オンツアー」です。 竹富島には神様を祀る聖地、御嶽(竹富島ではオンといいます)が28箇所あります。島に残る数多くの伝説や歴史、お話をたどっていくと、また新たな物語が浮かび上がってきます。 そしてそれらひとつひとつが、現在の竹富島の姿を形づくり、未来の竹富島をも形成していくのかもしれません。 たまには、そんな大きなことも夢見ながら、オンツアーに参加してみるのも悪くありません。 たくさんのご参加お待ちしています!! 日程:11月23日(水)9:20~ 場所:竹富島ビジターセンターゆがふ館、島内各所 参加費:1,500円(昼食代、保険料、マップ代など) ※募集定員は20名ほどです。募集締め切りは前日までですが、先着順で定員になり次第締め切らせていただきます。 詳しくはゆがふ館ホームページをご覧下さい。 …

観光ルネサンス事業の交付対象決定!

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NPOたきどぅんが、国土交通省の観光ルネサンス事業の補助金交付対象として決定しました。申請した事業内容としては、『「竹富島どぅゆくい(癒し)観光」推進事業』と題して、竹富町指定の有形文化財(建造物)である『旧与那国家住宅』の周辺環境整備と活用する仕組みをつくりあげることを目的としており、具体的には以下の3つの事業があります。 (1)生活体験プログラム開発事業 (2)「マイユヌンニャ(前與那國屋)」施設整備事業 (3)PR関係事業(英語・中国語版HP作成等) くわしい内容に関しては、今後、少しずつ紹介していきますが、島の文化の保存や伝承、及び観光の拠点の一つをつくることに取り組んでいく計画です。 またNPOたきどぅんは、地域観光振興計画に沿って、観光地の活性化に取り組む民間組織としてATA(エリア・ツーリズム・エージェンシー)としても竹富町より認定を受けました。 ※※※ここをクリックして、国土交通省のURLもご覧下さい。※※※ …

種子取祭!!

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11月1日 夜、各集落ごとに奉納芸能のシクミ(リハーサル)が行われました。 小さな稽古場には、公民館役員が激励に訪れ、さらに島内外たくさんの人が集まり、本番さながらの舞台を展開しました。 11月2日・3日 奉納芸能本番です。 世持御嶽での祈願とミルクウクシ(弥勒起こし)の儀式、カンタイ(歓待)の儀式、主事宅への参詣、庭の芸能、舞台の芸能、夜通し行われるユークイ。息つく間もなく儀式と芸能の数々。 興奮と熱狂が会場を包み、奇跡のように晴れ渡って暑いほどのお天気に更なる熱気が加わって、どうしようもなく暑い、熱い二日間でした。 種子取祭には神様への深い感謝の心と、豊作への祈りが込められていますが、ほとんど食べるのに困らない現代においては、種子取祭を行うことで人々が元気付けられ、生きる力を与えられているような気がします。 トゥルッキ以後は、責任逃れをすることは許されません。しかし、そのような厳しい眼差しが見守る中で何かをやり遂げる喜びは、何にも増して大きいのです。 その厳しさも、重みも、もちろん後に訪れる喜びも、その全てが人々の心の支えになっていることは確かです。こんなにもしっかりとした支えがあるからこそ、島の人々は「ここではないどこか」を望むのではなく、「今、ここ」をあるがままに受け入れ、愛しむことができるのだと思います。 …

幕舎張りと祈願

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今日は種子取祭奉納芸能のメイン会場となる世持御嶽にて舞台作りを行いました。各家では種蒔きを行い、イイヤチ(飯初)を作ります。イイヤチとは竹富島式お餅です。 公民館役員と神司は玻座間御嶽、世持御嶽、清明御嶽、根原家を廻り、種子取祭の願いを行います。 昨日、今日とあいにくの天気で、急に冷え込んできました。 当日は晴れることを祈っていますが、奉納芸能を見にこれからいらっしゃる方は、長袖の上着を持ってきたほうがよさそうです。 …

大塚勝久氏 写真集『うつぐみの竹富島』発売・裏話

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竹富島の写真を撮らせたら右に出るものはいない、大塚勝久氏の新作写真集がついに発売しました! 掲載写真314点、180ページにも及ぶ大作です。基本的に一部を除いてこの写真集のための撮り下ろしで、自然・町並み・暮らし・人生儀礼・神行事を包括して「うつぐみ」をテーマに、2年間で撮った作品はなんと1万点以上だそうです。 大塚氏が取材の際に一番気を使うのは、やはり神行事のときだそうで、一度神行事を見たことがある方だったら、彼の気持ちがよくわかるのではないでしょうか。 神への深い感謝と畏敬の念が作り上げる神秘にカメラを向けてもいいのかどうか、写真家の存在そのものを申し訳なく思ったとか。 しかし、写真の記録性は文化遺産の継承や保全のために必要な要素です。 写真集として目に見える形で残され、現在の生活が50年後も100年後も永久に歴史の証人として存在し続けるのです。 大塚氏は、この写真集は島の人との共著のようなものだといいます。彼自身「うつぐみ」の名にふさわしく、島の人々と協力しながら作り上げました。 今年も各世帯に1冊ずつ、計160冊を島に寄贈してくださいました。これにはきっと、島への感謝と期待が込められているのでしょう。 「この島だったら、きっと大切なものを受け継いでいってくれる」 その期待に堂々と答えるべく、NPOももっともっとがんばらないといけないですね。 勝久さんありがとうございます! …

トゥルッキ

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いよいよ種子取祭の始まり、トゥルッキです! 神前で種子取祭の役割を決定する日です。神様との硬い約束によって、逃げることは不可能。「トゥルッキ」とは、がんじがらめにされるという意味があるのです。 そのようにして自分自身を追い詰めることで、芸能の質が高められてきたのでしょう。 詳しい内容については、ゆがふ館ホームページにて紹介しています。 …

ホーシミチ清掃

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昨日は、港から集落へ入る道路「ホーシミチ」の清掃がありました。 島に住む人も訪れた人も必ず通る入口ですから、島人が協力して夕方から約2時間かけて清掃し、見違えるようにきれいになりました。 これから島を訪れる方は、注意して見てみてください。 …

種子取祭教室のご報告

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昨日行いました、種子取祭教室のご報告です。 島内外合わせてなんと40名(!)の方々が参加してくださいました! 参加者の皆様、夜遅くまでありがとうございました。 予想を超える参加者の数、それと竹富島最大の祭事ということで、 解説者もいつも以上に熱弁を振るっていました。 全体としては唄の練習に多く時間を割くことはできませんでしたが、 会が終わってからも、解説者を捕まえて、熱心に世乞い唄を練習する若者の姿が特に印象的でした。 古謡は、音階が微妙な上がり下がりをするので、覚えるのはとても難しく、何度も何度も唄うより他ありません。 しかし、一晩世乞いに参加すれば覚えられるそうですので、興味のある方は是非参加してみてください。 その際には、マナーを守っての参加をお願いします。 種子取祭の期間に島にいる方々全員の協力によって、たなどぅいは成り立っているのです。 とにもかくにも、事前知識をばっちり備えて、ますますたなどぅいが楽しみになったのではないでしょうか。 …

種子取祭教室 開催!!

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竹富島最大の祭事、種子取祭が近づいています。 島では清掃調査(詳細はゆがふ館HPブログでどうぞ)を終えて、ほっとする間もなく、毎晩奉納芸能の練習に励んでいます。 祭全体の計画手配をなす「トゥルッキ」まで5日をきりました。心地よい緊張感が高まっています。 さて、本日10月23日午後8時30分より、NPOでは「種子取祭教室」を開催します。9日間もある種子取祭の全体像をつかもうという目論見です。DVD鑑賞と解説、奉納芸能二日目の夜にほぼ一晩中行われる世乞いで唄われる世乞い唄の練習も行う予定です。 みなさまのご参加お待ちしてます! 「種子取祭(たなどぅい)教室」  日時:10月23日(日)20:30~  場所:竹富島ビジターセンターゆがふ館  内容:DVD鑑賞、解説、世乞い唄の練習 …

港湾清掃

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種子取祭もいよいよ目前に迫ってきました。 島ではいろいろな準備に大忙しの日々です。 そしてこの日は、気分も新たに種子取祭を迎えようと、 NPO活動の一環として、島内の会員に集まってもらい、 港湾清掃を行いました。 日が落ちるのが徐々に早まっている今日この頃。 暗くなるまで、黙々と作業をし続けました。 みなさん、おつかれさまでした! …