琉球弧アダンサミット in 池間島 2日目 第2部
第2部 アダン手業ワークショップ
講師 前泊勤さん(池間島)・与那覇有羽さん(与那国島)・松竹昇助(竹富島)
こちらは、池間島の「アンディ」。アダナス(アダンの気根)を裂いて作る、海で獲った獲物の貝や海などを入れたり、畑で収穫した芋を入れて海で洗う時に使います。
現在、アダナスのアンディを作れるのは、前泊勤さんだけだそうです。
準備時間なのに、皆さん興味津々でスタートが待ちきれません。理事長の前泊さんからは、「まだ始まってないので皆さん手を止めてくださーい」と待ったの合図が入るほど盛り上がってしまいました。
ワークショップに参加するといつもわかるのは、手業に興味をもっている方々がたくさんいることです。今回も、ワークショップの講師は大忙しでした。普段、自分でアダンなどを使って物づくりをされている方も多く、お互いにコツなど情報交換し合っているのが印象的でした。
NPOいけまの理事長も竹富島のウマ作りに挑戦。
与那国島の與那覇さんは、小さいゴザ編みを教えてくれました。
飛び入り参加で、読谷村の(私設)沖縄草玩具館をされている新崎さんは、池間島の元気なお母さんたちに囲まれて草玩具作りで盛り上がっていました。
池間島の前泊勤さんによる、アダナスのフダミ(草鞋)作り。サンゴ礁の海を歩くための草鞋なので丈夫であることが重要。なので材料は、アダン葉ではなくアダナスだそうです。使用目的によって、工夫していることがよくわかります。
アダンサミット終了後のお疲れ様会では、尽きることなくアダンや地域でのお話が繰り広げられました。竹富島からのメンバーは口を揃えて楽しかった―と言っていました。
アダンサミットを機会に出会えた方々と今後も交流を続けていきたいと強く思いました。
池間島のみなさんありがとうございました!