フナヤ復元

竹富島の港から上がってすぐ、ゆがふ館の前に突如として出来上がってきたこのスカスカの屋根。
実は、ここはその昔定期船がまだポンポン船だった頃、この中で風をよけ、船を待った場所。
「フナヤ」です。
竹富島は重要伝統的建造物群保存地区に選定されてから30年になります。
記念事業としてフナヤが復元されることになったのです。

こちらは、ただのスカスカした屋根という訳ではございません。
今からカヤをのせ、「ガヤ屋」(カヤ葺きの小屋)にする為の準備です。
上に乗せる、萱は石垣島から刈ってきて準備しています。
刈り取る際は、石垣島在住の竹富郷友会の皆様の大きな強力があったとのこと。
ありがとうございます。

自然にそだった木の特徴を生かし、うまく組んでいきます。
その上に竹とクージで「ユッツル」編んでいきます。
赤瓦の屋根をふく時のユッツルとは違い、竹と竹の間が広いのが特徴です。


下から見るとこんな感じ。
綺麗ですね~。

いよいよ、萱をのせていくのは3月17日。
フナヤの完成が楽しみですね。
良い天気になりますように!!