頑張る島人 (6月3日付八重山毎日新聞)

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 今日(6月3日付)の八重山毎日新聞には、 上勢頭芳徳、同子さん夫妻の沖縄県博物館協会08年度 顕彰者として表彰されたほか、大城健太君(八重山 農林高校2年生)が、沖縄県総合体育大会ボクシング 競技においてフライ級3位に入賞した記事が掲載されて います。  上勢頭夫妻は喜宝院蒐集館の蒐集物約4,000点のうち、 842点が国の登録有形民俗文化財として指定されたことや、 竹富島に関する地道な調査活動が評価されています。  大城健太君は、竹富小中学校を昨年卒業後、八重山農林 高校に入学。現在高校2年生でボクシング部に所属しています。 昨年の種子取祭では、庭の芸能にて棒術を奉納しています。  身近な方々が頑張っている姿を見ると、私たちの身も引き 締まる思いがします。 (ta) 上勢頭夫妻を表彰 県博物館協会総会    沖縄県博物館協会(小橋川清弘会長)の総会が5月30日、 沖縄市の東南植物楽園で開かれ、席上、竹富島「喜宝院蒐集館」の 上勢頭芳徳、同子さん夫妻が08年度顕彰者として表彰された。  上勢頭夫妻は、42年間にわたり資料収集や展示、調査活動を 継続、07年3月7日には約4000点の収蔵資料のうち842点 が「竹富島の生活道具」として国の登録文化財に指定、県内で初め て有形民俗資料が国の登録文化財として価値を認められたことが県 博物館活動での顕著な功績として評価された。  これまで11人が顕彰されており、上勢頭夫妻が八重山からは 初の顕彰。このほか、県立博物館や久米島自然文化センター設立に 功績を残した那覇市の上江洲均氏も表彰された。  県博物館協会は県内と奄美の博物館や展示施設など66施設が 加盟、八重山地区からは7施設が加盟している。 県高校総体ボクシング  県高校総合体育大会ボクシング競技が5月31日から本島 沖縄市のダイヤモンドホールで行われ、八重山農林高の 美崎伸弥選手(2年)がライトフライ級で決勝進出を決めた。 また同校の大城健太選手(同)もフライ級で3位入賞となった。  大会準決勝戦で、美崎選手は試合開始直後からラッシュで相手 選手をダウンへと追い込んだ。大城選手は、母親が石垣出身で沖尚 の翁長俊行選手と対戦し惜しくも敗退、3位にとどまった。一方、 翁長選手は決勝進出を決めた。  試合後、美崎選手は「この勢いで優勝し、全国大会に出場したい」 と話し、3日の決勝でインターハイ出場をかけて勝負に挑む。 …

水牛車営業所を移転

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 5月31日、(有)竹富観光センターは、度重なる住民の陳情 を無視し、営業所を移転しています。  6月1日付八重山毎日新聞には「水牛車営業所を移転」と大きな 見出しで記事が掲載されています。  大変残念なことに同記事の下欄には、島ぐるみで行われた 竹富小中学校運動会の記事が掲載されています。  現在の竹富島の明暗が浮き彫りにされています。 (ta) 水牛車営業所を移転 島の中央部に 町並み景観損ねる  水牛車営業所移設で問題となっている有限会社竹富観光センター (小底朝吉代表取締役社長)が31日、島の中央部にある移設予定地 へ移転した。移設場所は、保育所や小中学校がある文教地区になって いることや、水牛の排せつ物など衛生面への影響、プレハブが町並み の景観を損ねていることなどが問題となっており、町教委では、歴史 的景観形成地区保存条例に違反しているとして、先月12日に撤去命令 を出している。 町教委の撤去命令を無視  大盛武町長は命令に応じない場合は、行政代執行も辞さない構え を示している。  これまでの営業所の借地期限が5月いっぱいとなっており、同セン ターと公民館、町では代替地について話し合ってきた。  移設予定地については、昨年6月に公民館の同意書も提出されてい たが、当初は従業員の宿泊施設建設として申請されていたにもかかわ らず、現状変更手続きもしないまま営業所目的でプレハブを建てたと して、町教育委員会では同意書を無効とした。  小底社長は「なんの相談もなしに、撤去命令を出すのは納得いかな い。住民の反対も行政が間に入ってちゃんと説明や指導を行うべきだ」 「同意書の正当性を訴えていきたい」と話した。  同センターでは6月1日にから仮設プレハブでの営業を開始する。  この日は竹富小中学校の運動会で、地域住民のほとんどが運動会に 参加しており、竹富公民館の宇根勝末館長は「住民が一丸となって学 校行事を盛り上げているときに、引っ越し作業を行うなんて、同じ島 に住む者として考えられない。今後も反対運動を展開していく」と 話した。 綱引きに沸く 竹富小中学校で運動会 住民多数も参加  竹富小中学校(石垣安志校長)の2008年度大運動会が31日、 同校グランドで行われ、父母ら多数が詰めかけた。  運動会では千変万化や綱引き、かけっこ、職域リレーなど プログラムも多彩。児童生徒だけでなく、地域住民も参加して 盛り上がった。  綱引きでは、ドラや太鼓を鳴らしながら、地域住民も参加。 1勝1敗の結果に踊りながら互いの健闘をたたえた。 …