「ゆがふ」の意味は?

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1月11日、辞書『広辞苑』(岩波書店)の 第6…

アイヌ文化交流の集い

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「アイヌ文化交流の集い」(全国竹富島文化協会主催)が 昨夜、まちなみ館にて開催されました。 アイヌの方々との交流会は2回目になります。 今回の舞台は、第一部を「竹富島の歌と踊り」、 第2部を「アイヌの歌と踊り」の2部構成。 プログラムは以下の通り。 第1部 竹富島の歌と踊り  1 世曳き     (玻座間狂言部)  2 布織り乙女   (東支会)  3 観光エンコラ節 (西支会)  4 まみどー    (仲筋支会) 第2部 アイヌの歌と踊り  1 ウエカップ   (あいさつの踊り)  2 スッチョイチョイ(種子播きから収穫までの踊り)  3 スタレチョイ  (大風にゆれる松の様子を表現した踊り)  4 エムリシムセ  (剣の舞。勇壮な男踊り)  5 ムックリ演奏  (女性が愛しい男性に対して鳴らす             アイヌの民族楽器の実演)  6 アイヌ語現代音楽(早坂兄弟によるギターの演奏と歌)  7 チカップウポポ (仲睦まじい鶴の様子を表現した踊り)  8 エルム     (来場者参加プログラム。             はたしてエルムは             餌をとることができるか?)  9 クーリムセ   (弓の舞。優雅な男性踊り) 10 イオマンテウポポ(イオマンテで演じられる踊り) 竹富島の生活のあらゆる場面に芸能があるように、 アイヌの芸能も、 儀式や仕事のさなか、お祝いなど、 生活の場面ごとに それぞれにふさわしい歌や踊りがあったことが、 舞台を通じて感じることができました。 「リムセ、ウポポ、ホリッパと呼ばれる大きな輪になって踊るもの、神々への祈りを表したもの、遊びの要素を含んだもの、悪い神を追い払う儀礼から生まれたもの、豊漁猟を祈願するもの、労働の様子を表したもの、動物の動きを表したものなど、さまざまな種類がありますが、そのほとんどは女性を主として踊られるもので、男性だけの踊りはごくわずかです。楽器を伴わず、すべて踊り手やその場にいる人たちの歌と手拍子で踊られます。アイヌの人たちにとって踊りとは、自分たちが踊って楽しむものであり、また、神々もまた一緒になって楽しむものでした。」 (『アイヌの人たちとともに―その歴史と文化―』より引用) フィナーレは会場にいる皆で大きな輪をつくり、 「イオマンテウポポ」を踊り ひきつづいて竹富島の「クイチャー踊い」から「六調」へ。 北と南の大きな一体感を得ることができました。      (YI) …