プロジェクト会議

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NPOたきどぅんでは、フィリップモリスジャパンの助成をいただき、 主に文化遺産の保存と掘り起こし、 それらを観光資源とした竹富島らしい観光スタイル「どぅゆくい(癒し)観光」の確立のため 新交通システムの開発や遺跡などへのアクセスルートの整備、自転車置き場の設置などを行ってきました。 10月より展開助成の2年目に入り、今後1年間のスケジュールや具体的な施行について、 NPO内の観光部を中心として結成したプロジェクトチームで、話し合いを行いました。 台風13号の直撃に遭い、変更せざるを得なかった交通システムの実験においては、 住民の、スムーズな理解を得るためにどうすればいいのかということについては、皆が慎重に最終目的を確認しあいながら話をすすめました。 また、駐輪場の設置に伴い、少し休憩ができるような広場や古井戸を活用した足洗い場の設置の検討も行いました。 作成中の竹富島ガイドブックに関しては、「数字でみる竹富島」をテーマに、 一見とっつきにくい有形・無形の文化遺産を、関係する数字に絡ませながら紹介するということになりました。そして文化遺産だけでなく、人々の生活についてやユーモア溢れるエピソードなども紹介していけたらいいなと思っています。 このプロジェクトで目指すのは、リサイクルの確立にも等しいもの。 文化遺産を掘り起こし、それらを大切に保存しながら観光に活用するということであり、 この循環型観光の突破口を開くということに他なりません。 島に今現在の利便性を重視するよりも、その視点は未来へ向いているというところでも、 エコロジーによく似ているなあと感じました。 そしてエコと同様に、「意識改革」が最も重要なキーワードになるのだろうと思います。 ↑まだ少し緊張状態の会議の始め  この30分後は立ち上がらんばかりに熱い話し合いがあったのですが…   …

JICA研修・素足ツアー

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沖縄国際センター(国際協力機構JICA沖縄)の一行が、ツアーの企画・運営やガイド養成の研修のため、素足ツアーに参加しました! このところの雨模様も、今日は一休み。久々に晴れ間がのぞく、暑い陽気になりました。 メンバーは中南米の方々を中心に総勢13名。 4日間の八重山めぐりの後の最終行程が竹富島だったようですが、疲れを感じさせることなく、楽しんでいたようです。専属の通訳の方も同行したためほとんど同時通訳で順調にすすみ、言葉の壁も感じさせない程でした。 世持御嶽では、ガイドの歌う「安里屋ユンタ」に囃子をいれたり、まちなみを背景に熱心にシャッターを切っていました。 ゆんたく&一休みおじいガイドの元気さに驚いたのか、「どうしてそんなに元気なのですか?」という質問まで飛び出すなど、終始和やかな雰囲気でした。 …

素足ツアー大盛況!!

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近頃、我がNPOたきどぅんが開催する、「素足ツアー」が大盛況です。 ようやくうるずんらしくなってきた竹富島。 ポカポカとした陽気で、南風が心地よく、歩くのには最適です。 去年の台風の影響で木々は痛んでしまい、今年は真っ赤に咲き乱れるデイゴはこのまま見られないようですが、デイゴが咲き乱れる年は台風が多いといいます。今年は少しでも台風が少ないことを祈るばかりです。 ところで、素足ツアーの現状ですが、 このところ毎日、平均して5名さまほどの申し込みがあります。 多いときには10名(!)もいた程です。 この素足ツアー、地元が推進するスローなツアーとして注目され、雑誌の取材もあとを断たないのです。 大手の旅行代理店などを通さず、地道な広報活動によってここまで発展してきました。 大忙しの団体ツアーも、多くの地を巡るという点でいいかもしれませんが、 たまにはひとつの土地をじっくり見て回るのはまた格別です。 普段の旅行ではなかなか触れ合う機会のない、地元のおじいやおばあとお話しするチャンスです。 竹富島に来た際にはぜひ参加してみてくださいね☆ …

ガイド派遣

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今日は竹富島に「古代研究会」のツアーの皆さんがやってきました。NPOには島内を案内できる、ガイドの要請があったのです。 アレンジ版「素足ツアー」とでもいったところでしょうか。 ツアーも、量より質の時代です。 NPOとしてもガイドの発掘、派遣に力を入れて行きたい所。 今後もこういったツアーが増えることを確信しています。 島人ガイドもどんどん発掘していきたいですね! …

視察と完了報告会の報告

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先日の白川郷の視察と、東京で行われたフィリップモリスジャパン助成の第一段階完了報告会について、NPO内の報告会が開催されました。 同じような境遇にある白川郷との交流、そしてフィリップモリスジャパンの第二段階の助成を受けるにあたり、竹富島の観光システムの見直しと実施を真剣に話し合いました。 観光の島として、文化遺産を保全・継承する島として、それらの両立は難しい面も多々ありますが、竹富島独自の文化遺産を、観光面にもっと生かしていけたらと思っています。 ちなみに… 手前右側の女性は、新しくNPOたきどぅんの職員となりました、内盛朝佳さんです。島出身者として、大いなる活躍を期待してます!   …

白川郷視察

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白川村荻町地区で世界遺産登録10周年を記念した国際フォーラムと、それをきっかけとした交通規制の試行実験を行い、合わせて住民集会が8月26・27日で行われました。 竹富島でも似たような課題、悩みを抱えていることから、視察、交流を行いました。一晩という短時間でしたが、地元住民の方々と、特に農村集落という社会的・空間的な歴史的環境を守りながら、観光関連業で生計を立てていることで起こっている悩みや葛藤などについて語り合うことが出来ました。今後も継続して情報交換が出来ればと思います。 白川の守る会会長を始め、教育委員会、合掌財団、様々な住民の方々にはお世話になりましてありがとうございました。 …