「安里屋ユンタのふるさとを訪ねて」開催!!
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12月15日、「安里屋ユンタのふるさとを訪ねて」を開催しました!
これはビジターセンター運営協議会とNPOたきどぅんが共催で行う学習会です。
沖縄を代表する民謡、「新安里屋ユンタ」。この曲は誰もが一度は耳にする名曲ですが、人頭税時代の竹富島に実在した安里屋クヤマをモデルとした歌謡「安里屋ユンタ」が原曲です。
今回の「安里屋ユンタのふるさとを訪ねて」では、歌のヒロインである安里屋クヤマの生家やお墓などについて、彼女の足跡を実際にたどりながら、クヤマの生涯に迫り、その時代背景に想いを馳せながら、竹富島を散策しました。
また、「安里屋ゆんた」から派生して生まれた曲(「新安里屋ユンタ」「安里屋節」など)の昔の貴重な音源を実際に聞きながら、地域間や歌い手による違いなどを比較し、楽しみました。
今回はNPOたきどぅんが助成金を活用し、参加者費用を一部負担しての開催。前日の激しい雨模様に心配しながら、小雨には降られたものの、土砂降りになることはなく無事に行程を終えることができました。
↑安里屋クヤマの生家
↑貴重な位牌も
↑クヤマを祀った祠(ほこら)
クヤマの誕生日には一門が集まって祈願を捧げている。
↑クヤマに振られた目差主が住んでいた番所跡で記念撮影。
↑道ばたで出会ったオオゴマダラ(フーシュフーシュカビラ)
↑集落内を歩く一行
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古謡を歌おう!
久々の「島立て学校」を再開です。
去る11月11日に「竹富町古謡大会」が、波照間島農村集落センターで開催されました。
老人クラブの面々を中心とした竹富島は「家ぬかざい」「あーぱーれー」を歌ってきたそうです。
そこで今回の島立て学校はこの「家ぬかざい」と「あーばーれー」を学ぶ企画です。
「家ぬかざい」は茅葺きの家が出来る様子を歌ったもので、家の美しさの基準やそれぞれの部位の名称などが示されており、新築祝いの際に歌われます。
新築祝いというと、「ユシトゥンガナシ」と呼ばれる狂言が代表的で、
竹富町の指定文化財「旧与那国家住宅」の落成式の際に行われたのが記憶に新しいと思います。家造りは、ユシトゥンガナシと呼ばれる木の神様の協力を得て、成し遂げられる大仕事だと考えられていました。
家が完成すると、日の出前に東向きのフクギから2本の枝を取り、茅3つかみと合わせて束にします。フクギの枝と茅はユシトゥンガナシの木の神様の宿る場となり、家を守るお守りとして、中桁に結びつけます。今後の幸せや健康をお祈りします。
このユシトゥンガナシが行われた場儀納屋の落成時の貴重な映像も鑑賞しました。
30年前の懐かしい映像を楽しみながら、高らかに笑い、
そして歌う声がまちなみ館に響いた夜でした。
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世迎い・結願祭教室 開催
「台風一過」というにはあまりに被害が大きかった台風13号後の後片付けもとりあえず一段落し、すっかり秋の気配深まる竹富島で、祭事が生活の中心になる季節が始まろうとしています。
今月末、9月29日の世迎い、9月30日・10月1日の結願祭を前に、恒例の世迎い・結願祭教室を開催しました。
参加者は観光客の方を中心に28名。
40分の結願祭の映像とその解説、15分の世迎いの映像とその解説、そして世迎いで歌われる神歌「トゥンチャーマ」の練習を行いました。
竹富島の文化に興味津々の参加者から質問が飛び出すなど、もっと理解を深めたいという意欲的な姿が印象的でした。
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世迎い・結願祭教室開催決定!!
9月に入り、竹富島の日々も慌ただしくなってきました。
7日は節祭、8日はテードゥンムニ大会、10日は竹富町議会選挙の投票日、12日は選挙開票日、17日は敬老会、29日は世迎い、30日は結願祭と、祭事行事が目白押し。
節祭から49日目が種子取祭ですので、奉納芸能の練習も本格的に始まろうとしています。
この忙しさに身震いしてますます張り切るのがテードゥン人です。
種子取祭が近くなると、情熱が体力を上回っていくのが肌で感じられるのがこの時期です。
さてそんな忙しい最中ですが、
21日には「世迎い・結願祭教室」を開催します。
世迎い、結願祭、そして種子取祭へと次々に重要な祭事が行われる前に、ちょっと予習(去年も参加した人には復習でもありますが)。竹富島の歴史に裏打ちされた、敬虔な祈りと心からの感謝をともに味わいましょう。世迎いで歌われる神歌「とぅんちゃーま」の練習もあります。
「世迎い・結願祭教室」はどなたでも参加できますので、台風13号で閉じ込められるであろう2、3日の鬱憤を晴らすがごとく、
体が勝手に動き出すような歌と踊りを体験しませんか?
たくさんのご参加をお待ちしています!!
世迎い・結願祭教室
日時:平成18年9月21日(木)20:30~
場所:竹富島ビジターセンターゆがふ館 テードゥンシアター
講師:阿佐伊孫良氏
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島だて学校第9回 「種子取祭のキョンギンを楽しく鑑賞する」
第9回になりました島立て学校。
8月17日の島立て学校のテーマは「種子取祭のキョンギンを楽しく鑑賞する」です。
竹富島出身で、沖縄国際大学教授でもある狩俣恵一先生の講座でした。
竹富島はもちろん、名護、小浜島、黒島、古見などのキョンギンの映像も織り交ぜ、比較しながら鑑賞しました。
てーどぅんむにで演じられる狂言は、今や継承が容易ではありません。
普段の言葉はほとんど標準語、聞き取りはなんとかできても話すことはできない若い世代が多くなっています。
しかしそれも、時代が流れるごとく当たり前で仕方の無いことです。
それよりも大切なことは、キョンギンの根底にある精神性の継承なのです。
自らの状況に置き換えながら、心をこめて演じることが人の胸を打つのではないでしょうか。
うわべだけではない、「うつぐみの心」で演じられたキョンギンこそ、伝統文化という名にふさわしいのです。
そして…
真の伝統が生きているところにはとても人間らしく美しい「心」も生きているのです。
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島だて学校第8回「竹富島の織物」
竹富女童ぬ いやるや 〈竹富島の乙女の伝言は〉
花染手拭どぅ いやる 〈花染め手拭いを伝言する〉
持タチャンドゥ ビラマ
届チャンドゥ 女童
『竹富島誌 歌謡・芸能編』より
上記の「いやる節」は、竹富の女性の手拭に寄せる思いの深さが伺える歌です。
女性は男兄弟や夫の無事を祈り、思いを込めて織った手拭をお守りとして渡したといいます。
1枚の手拭が出来るまでには、多くの行程があります。
植物から繊維をとり、一本一本繊維を縒って糸をつくり、美しい絣を形作る染めを経たりしながら、まさにゼロの状態から一つ一つの行程を重ねるようにして積み上げていき、ようやく1枚の布になっていくのです。
現在では、ミンサーや八重山上布、芭蕉布などの価値が多くの人に認められ、注目を集めているところではありますが、こういった全行程が知られることはあまりありません。
島人でさえ、植物からどのようにして繊維をとるのか、そもそもどの部分を使うのかといったことなども曖昧だったりします。
7月28日の講座では、織物事業共同組合の前理事長と現理事長、昔から当たり前のように織物に携わってきた島のお年寄りなどをお迎えして、織物事情の変遷や基本的な織物の行程、ブーンミと呼ばれる苧麻をつかった糸つくりを体験しました。
蜘蛛の糸のような細い苧麻とにらめっこしながらブーンミをする参加者の顔は真剣そのもの。
一喜一憂する様はまるで子どものように無邪気で、新たな発見と関心に見開いた目をきらきら輝かせながら、織物に関する課題や今後の目標をいつまでも熱く語り合ったのでした。
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伝統文化こども教室 開催
第1回伝統文化こども教室が開催されました。
今回行われたのは活動の中心となる三線教室です。
これ活動では将来子どもたちが竹富島を誇りに思える体験をすることを目的としています。
三線教室を中心に、竹富島の豊かな文化(歴史、祭事、歌、方言など)を学んでいく予定です。
活動にあたっては財団法人伝統文化活性化国民協会からの助成支援を受けています。
学校やPTAとも協力しながら、子どもたちのやる気を第一に考えています。
集まるのは、全て希望者のみ。
竹富島は大人だけでなく、子どもたちも多忙な日々を過ごしていますから、
無理矢理集めようと躍起になってもむしろ逆効果なのです。
幅広く知っていなくてもいいのです。
この教室がせめてきっかけとなって、何かひとつでも気になることに出会ってくれたらいいなと考えています。
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水にまつわる井戸端会議
「島立て学校」第7回は少し息抜きということで、
“水にまつわる井戸端会議”と題しまして、老人クラブの面々を招いての
座談会を開催しました。
大小合わせて50箇所以上あるといわれる竹富島の井戸。
しかし、そのほとんどが使えるという訳でもなく用途によって井戸を使い分けたり、
井戸から家までの道のりを、一斗缶いっぱいの水を肩からぶら下げて何往復もしたりと、
水道も汲み上げポンプもない中での生活では大変な苦労がありました。
石垣からの海底送水が始まったのはなんと昭和51年!
↑海底送水開始を記念した歌を披露してくださいました!
それまでの想像もつかないような苦労の数々と、
何よりの楽しみだったという井戸端会議、
水を無駄にしないための知恵とユニークなエピソード、
海底送水が始まったときの感動を、
思い思いに話すおじいやおばあがとても誇らしく、頼もしく思えました。
↑道具の使い方について説明中
↑一斗缶一杯に水を入れて、当時の大変さを体験。
↑やっぱり安定感が違いますね。
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カチラ(旗頭)の展示と新たな織物の始まり
竹富島の各集落にはそれぞれシンボルともいえるカチラ(旗頭)があります。
旗頭は竹富島の英雄、西塘様が沖縄から戻って来る際に持ち帰ったともいわれ、
八重山の中で最も古い歴史を持っていると伝えられています。
竹富島でカチラにお目にかかれるのは、毎年旧暦の8月15日に行われる十五夜祭のみ。
それほど神聖で、大切にされてきているのです。
さて、竹富島には島出身者からなる心強いサポーター団体が石垣、沖縄、本土(東京)各地にいます。竹富郷友会と呼ばれるこれらの団体は竹富島を離れてもなお島を愛し続け、祭事・行事の際には駆けつけてくれたり、様々な形で応援してくれています。また、それぞれ竹富島と同じようにカチラを持ち、運動会などに登場させています。
今回ゆがふ館に展示することになったカチラは、沖縄竹富郷友会のあいのた会(東集落会)が所持していたもので、新しいカチラを作るのに際して古い方を寄付してくれたのです。カチラのモチーフは空にあるもの(太陽、雲、虹、北斗七星)。
組み立ててくれたのは、あいのたにお住まいの松竹昇助さん。畑仕事から民具づくりまで幅広くこなす手仕事職人です。
続いて紹介するのは、つらい歴史を経て技術が育まれた織物です。
ゆがふ館では以前から織りの実演を行ってきましたが、作品が完成したのでまた新たな織物を始めるため、館内ガイドの内盛總子さんが着々と準備を行ってきました。
織物というと、機織り機でパタンパタンと織り込んでいくイメージが真っ先に浮かびますが、実はその前段階が何よりも大変。織っていくのは最終段階なんです。
例えば、八重山上布などの原材料として知られる苧麻(竹富島ではブーといいます)は糸にするのに大変な手間がかかります。栽培、刈り取り、水に浸す、皮剥ぎ、苧引き(ブーヒキ)、乾燥、苧積みなどの段階を経てようやく糸と呼ばれる状態になるのです。
染めがある場合には、藍や紅露(クール)など植物染料を用います。
これはもう科学の域。植物の状態からは想像もできない色が出てきたりするので驚きです。
科学の次は数学。あらかじめ織り機に張り渡しておくための経糸を構成します。この際、模様が均等に配置されるように計算し、緯糸とのバランスも考えながら行います。
こういった行程を経てようやく織り始めることが出来るのです。
迫力満点のカチラと繊細な織物。
竹富島を代表する二つの職人技を見られる絶好のチャンスです。
竹富島へお越しの際は是非足をお運びください。
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島だて学校第6回 「てーどぅん to ろんどん」
さて今回の島だて学校は、喜宝院蒐集館の名物館長、上勢頭芳徳さんがナショナルトラスト運動発祥の地ロンドンで見つけた景観つくりのヒントが、たっぷり詰まった講座となりました。
ナショナルトラストは1895年に設立された民間非営利団体で、英国の歴史的建造物や自然を後世に…
