6月14日付 八重山毎日新聞
/
0 コメント
本日の八重山毎日新聞には、竹富町議会議員による
竹富島視察の報道と、喜宝院蒐集館に有形民俗文化財
の登録証が手渡されたとのニュースがありました。
仮設の建設物も条例によって規制し、容易に建設できないと
する法案を否決した町議会ですが、大問題となっている仮設の
水牛車営業所施設を視察し、住民の声を聞いてどのように思案
されたでしょうか。
喜宝院蒐集館収集物4,000点のうちの842点が沖縄県初の
有形民俗文化財に登録されたことについては、竹富島、
ひいては沖縄の庶民が用いた道具が文化財として認められた
とも言えます。
(ta)
水牛車、リゾート問題で視察
住民側は要請書提出
竹富町議会
竹富町議会(通事隆一議長)の議員11名が13日午前、竹富島の
(有)竹富観光センター(小底朝吉代表取締役社長)仮設営業所
とリゾート計画地を視察した。
仮説営業所の視察では、竹富公民館の宇根勝末館長と竹富島の
宇根勝末館長と竹富島の聖域・文教地区を守る住民の会の
大山栄一会長がこれまでの経過を説明し、大山会長は、「竹富島
の将来・町の観光政策にとってどうすることが有益なのか検証
してほしい」と訴え、通事議長に要請書を手渡した。
要請では、仮説営業所の移設場所が保育所や小中学校のある
文教地区で、また水牛の排せつ物など衛生面での影響、プレハブ
が町並みの景観を損ねていることなどが問題化しており、町教委
では歴史的景観地区保存条例に違反しているとして撤去命令を出し、
また中学生以上の住民の82%の反対署名を得ていることを強調し
ている。
説明を受け、総務財政委員長の新田長男議員は「住民側の意見も
わかるが、営業所側も生活がかかっているのですぐの撤去は難しい。
互いに話し合い納得のいく形で解決するのが望ましい。行政が間に
入り、対処していく必要がある」と話した。
リゾート計画地の視察では、島の北東部の予定地で計画図面など
を見比べながら確認した。
喜宝院蒐集館に登録証
生活用具842点 国の有形民俗文化財に
収集した「竹富島の生活用具」が国の有形民俗文化財に登録された
喜宝院蒐集館に13日、登録証が届いた。伝達式が町役場であり、
大盛武町長が上勢頭芳徳館長に手渡した。
上勢頭館長は「普通の人が普通に使った道具が価値あるものとして
認めてもらったことはありがたい。先代が収集した文化財を次の世代
に継承してきたい」と決意を新たにした。
大盛町長は「昔のたたずまいが登録されたことは意義深い。この機会
に多くの文化財を広めてもらいたい」と激励した。
喜宝院にある約4000点の資料のうち、842点が3月7日付で
文化財に登録された。
…
朝日新聞2008年5月27日付朝刊記事
5月27日付朝日新聞朝刊『わが家のミカタ』の記事に、
昨年12月4日に重要文化財に指定された「旧与那国家住宅」
修復にかける文化財建造物修理主任技術者の村田信夫氏の
記事が掲載されています。
修復のプロの情熱、そして後継者育成にかける想い。
竹富島でのユイマールの精神が詳しく述べられています。
この記事を掲載するにあたり、新聞記事をお送りいただいた
村田信夫さん、埼玉県のT.Oさん、そして快く掲載を許可して
いただいた朝日新聞社に心より御礼申し上げます。
(ta)
沖縄・竹富島。修復のプロ招き、集落総出の「ゆいまーる」
保存の技 地元で復活
いつまでも、あると思うな技と腕。台風被害の深刻な沖縄の離島では、コンクリートの家が増え、伝統的な民家はいまやわずか。そこで招かれたのは、文化財建築の修復のプロ。厳しい仕事ぶりに最初は戸惑った島民も徐々に作業に参加、やがて集落総出の手伝いに。修復にかける情熱が島にもたしたのは、最西かつ最南の国の重要文化財指定という名誉と友情でした。
(神田 剛)
周囲9キロ、人口320の竹富島。白砂を敷いた道路沿いに、
サンゴを積んだ石垣(グック)が続く街並みは、観光客にも人気の
スポットだ。
だが、島は猛烈な台風の通り道。大半の家は1970年代以降、
コンクリートで補強された。景観上、杉板で覆って隠しているが、
木造の家はわずか。そんな中、旧与那国家住宅は例外的に、
13(大正2)年の建築時の姿をとどめてきた。
母屋(フーヤ)の屋根は当時、茅葺の代わりに普及し始めた赤い瓦。
シーサーを飾る習慣もなかった。建物の四方は縁側で、玄関はない。
柱は西表島産のイヌマキで、それを地面で受ける束石は吸湿性の
高いサンゴ。柱を湿気から守る工夫だ。
長年空き家で傷みが進み、解体寸前だったのを
竹富町が購入。(※1)03年から保存修復が始まった。
「ヒトがいない。モノもない。これは大変や」
修復の指揮に招かれた村田信夫さん(62)は滋賀県教委で
文化財建造物を担当してきた修復のプロ。
退職後も各地の現場を飛びまわるが、今回はさすがの村田さんも
驚いた。伝統的な建材も技術も、とうにすたれていたからだ。
当然、現地の建設会社も職人も、文化財として建物を修復する
のは未経験。
床板のクギを抜くのにバールを直接あてて傷をつける。
火気厳禁の現場で、「ま、いいさぁ」とたばこをふかす。
早々に村田さんはマジ切れ。怒鳴られた職人は現場に来なくなった。
「いや、もう大変でした」。建設会社の根原史光さん(31)
は言う。職人との板挟み以上に参ったのは、村田さんから弟子と
見込まれ、徹底的にしごかれたことだ。
保存修理は、建物を丁寧に解体して構造を記録。最小限の修理を
施して、再び元通り組み立てる。
村田さんは根原さんを横に立たせ、作業の手順や修復の技術を
たたき込んだ。
「気安い職人を連れてきたら話は早い。でも、それやと島に建物
を直せる人間が育たへん」と村田さん。「技術を持つ者は、誰かに
伝えなあかんのです」
一方、村田さんは、島の人たちに頭を下げ、修復への協力を
頼んでまわった。
入手が難しくなっていたイヌマキは、古材を集めていた人が
譲ってくれた。
さらに救いとなったのは、民宿を営む松竹昇助さん(79)
との出会いだ。
島には昔、家の新築や修繕を互いに手伝う習慣「ゆいまーる」
があった。中でも松竹さんは床の下地を結ぶ縄作りの名人だった。
村田さんは、松竹さんを先生役に、島の小中学生にも作業に
参加してもらった。子どもたちは、土踏みや竹編みを初めて経験。
数十年ぶりにゆいまーるの光景がよみがえった。(※2)
3年越しの修復保存を終えた旧与那国家住宅は昨年12月、
国の重文に指定された。しかも日本最西端の、そして最南端の。
今月、久々に島に渡った村田さんは、旧与那国家の縁側で
根原さんと向き合った。いまや島で4軒目の民家修復に取り組む
根原さんは言う。「随分しごかれたんで、もう余裕ですよ」
苦笑しつつも、その成長に目を細める村田さんは、さらに南の
波照間島で民家調査の依頼を受けている。
同行するのはもちろん、右腕となった根原さんだ。
記事訂正:
(※1)
竹富町は家屋を購入したのではなく、所有者から寄贈されている。
(※2)
数十年ぶりとあるが、家屋修復作業でのゆいまーるを指している。
ゆいまーるは現在でも行われている。
当記事は朝日新聞社に承諾を得て転載しています。(2-0642)
その他の無断転載は固くお断りいたします。
…
頑張る島人 (6月3日付八重山毎日新聞)
今日(6月3日付)の八重山毎日新聞には、
上勢頭芳徳、同子さん夫妻の沖縄県博物館協会08年度
顕彰者として表彰されたほか、大城健太君(八重山
農林高校2年生)が、沖縄県総合体育大会ボクシング
競技においてフライ級3位に入賞した記事が掲載されて
います。
上勢頭夫妻は喜宝院蒐集館の蒐集物約4,000点のうち、
842点が国の登録有形民俗文化財として指定されたことや、
竹富島に関する地道な調査活動が評価されています。
大城健太君は、竹富小中学校を昨年卒業後、八重山農林
高校に入学。現在高校2年生でボクシング部に所属しています。
昨年の種子取祭では、庭の芸能にて棒術を奉納しています。
身近な方々が頑張っている姿を見ると、私たちの身も引き
締まる思いがします。
(ta)
上勢頭夫妻を表彰 県博物館協会総会
沖縄県博物館協会(小橋川清弘会長)の総会が5月30日、
沖縄市の東南植物楽園で開かれ、席上、竹富島「喜宝院蒐集館」の
上勢頭芳徳、同子さん夫妻が08年度顕彰者として表彰された。
上勢頭夫妻は、42年間にわたり資料収集や展示、調査活動を
継続、07年3月7日には約4000点の収蔵資料のうち842点
が「竹富島の生活道具」として国の登録文化財に指定、県内で初め
て有形民俗資料が国の登録文化財として価値を認められたことが県
博物館活動での顕著な功績として評価された。
これまで11人が顕彰されており、上勢頭夫妻が八重山からは
初の顕彰。このほか、県立博物館や久米島自然文化センター設立に
功績を残した那覇市の上江洲均氏も表彰された。
県博物館協会は県内と奄美の博物館や展示施設など66施設が
加盟、八重山地区からは7施設が加盟している。
県高校総体ボクシング
県高校総合体育大会ボクシング競技が5月31日から本島
沖縄市のダイヤモンドホールで行われ、八重山農林高の
美崎伸弥選手(2年)がライトフライ級で決勝進出を決めた。
また同校の大城健太選手(同)もフライ級で3位入賞となった。
大会準決勝戦で、美崎選手は試合開始直後からラッシュで相手
選手をダウンへと追い込んだ。大城選手は、母親が石垣出身で沖尚
の翁長俊行選手と対戦し惜しくも敗退、3位にとどまった。一方、
翁長選手は決勝進出を決めた。
試合後、美崎選手は「この勢いで優勝し、全国大会に出場したい」
と話し、3日の決勝でインターハイ出場をかけて勝負に挑む。
…
水牛車営業所を移転
5月31日、(有)竹富観光センターは、度重なる住民の陳情
を無視し、営業所を移転しています。
6月1日付八重山毎日新聞には「水牛車営業所を移転」と大きな
見出しで記事が掲載されています。
大変残念なことに同記事の下欄には、島ぐるみで行われた
竹富小中学校運動会の記事が掲載されています。
現在の竹富島の明暗が浮き彫りにされています。
(ta)
水牛車営業所を移転
島の中央部に
町並み景観損ねる
水牛車営業所移設で問題となっている有限会社竹富観光センター
(小底朝吉代表取締役社長)が31日、島の中央部にある移設予定地
へ移転した。移設場所は、保育所や小中学校がある文教地区になって
いることや、水牛の排せつ物など衛生面への影響、プレハブが町並み
の景観を損ねていることなどが問題となっており、町教委では、歴史
的景観形成地区保存条例に違反しているとして、先月12日に撤去命令
を出している。
町教委の撤去命令を無視
大盛武町長は命令に応じない場合は、行政代執行も辞さない構え
を示している。
これまでの営業所の借地期限が5月いっぱいとなっており、同セン
ターと公民館、町では代替地について話し合ってきた。
移設予定地については、昨年6月に公民館の同意書も提出されてい
たが、当初は従業員の宿泊施設建設として申請されていたにもかかわ
らず、現状変更手続きもしないまま営業所目的でプレハブを建てたと
して、町教育委員会では同意書を無効とした。
小底社長は「なんの相談もなしに、撤去命令を出すのは納得いかな
い。住民の反対も行政が間に入ってちゃんと説明や指導を行うべきだ」
「同意書の正当性を訴えていきたい」と話した。
同センターでは6月1日にから仮設プレハブでの営業を開始する。
この日は竹富小中学校の運動会で、地域住民のほとんどが運動会に
参加しており、竹富公民館の宇根勝末館長は「住民が一丸となって学
校行事を盛り上げているときに、引っ越し作業を行うなんて、同じ島
に住む者として考えられない。今後も反対運動を展開していく」と
話した。
綱引きに沸く
竹富小中学校で運動会 住民多数も参加
竹富小中学校(石垣安志校長)の2008年度大運動会が31日、
同校グランドで行われ、父母ら多数が詰めかけた。
運動会では千変万化や綱引き、かけっこ、職域リレーなど
プログラムも多彩。児童生徒だけでなく、地域住民も参加して
盛り上がった。
綱引きでは、ドラや太鼓を鳴らしながら、地域住民も参加。
1勝1敗の結果に踊りながら互いの健闘をたたえた。
…
再び反対集会、デモ行進
5月21日付八重山毎日新聞には、
昨日(20日)に行われた有限会社竹富観光センター水牛車営業所
移設反対集会の記事が掲載されています。
お年寄りを中心とした参加者67名は、36年ぶりに竹富島で
行われた前回(5月9日)と同様に建設敷地の周りをデモ行進しています。
竹富観光センターに観光客を送り出す旅行会社に圧力をかけず、
代表者の良心に訴えるデモ行進。
争いを好まない、いわゆる“竹富島方式”と呼ばれる手法で
呼びかける移設反対運動。
5月9日に比べ参加者は少なかったものの(前回は75名)
デモの力強さは前回に比べ増しています。
(ta)
竹富公民館など
再び反対集会、デモ行進
水牛車営業所移設問題で
竹富公民館(宇根勝末館長)と竹富島の聖域・文教地区を守る
住民の会(大山栄一会長)の「水牛車移設反対集会」が20日午前、
まちなみ館で行われ、参加者約60人が移設予定地の周りでデモ行進
を行い、反対を訴えた。
集会は竹富観光センター水牛車営業所(小底朝吉代表取締役社長)
に、移設作業中止を求めるもの。
宇根館長と大山会長は「今月9日にもデモ行進を行い、住民の意思
を示してきたが、いまだに移設作業が続いている。周辺には毎年多く
の神事が行われ、神の通り道でもあるこの土地は、島の先輩たちが
守ってきた大事な場所。この問答は長く続くかもしれないが、みんな
で力を合わせ、移設反対を訴えよう」とあいさつした。
デモ行進前には参加者が「水牛車移転反対!」「まちなみを守ろう!」
「こどもを守ろう!」とシュプレヒコール。プラカードを掲げて抗議
した。
同営業所では20日に仮設のプレハブで営業をスタートする予定だった
が、工事が遅れているため31日ごろに営業を開始する予定。
…
竹富で36年ぶりデモ
5月10日付琉球新報、沖縄タイムス、八重山毎日新聞、八重山日報
地方紙各紙では、竹富島で行われたデモ行進について取り上げています。
大勢のおじぃやおばぁが参加したこのデモ行進(参加者は75名)について、八重山毎日新聞の記事を掲載してみなさまにご紹介します。
(ta)
八重山毎日新聞5月10日付記事
竹富島で36年ぶり住民デモ
水牛車営業所移設で集会 反対訴え、「人間の鎖」も
竹富公民館(宇根勝末館長)と竹富島の聖域・文教地区を守る住民の会
(大山栄一会長)による「水牛車移設反対住民集会」が9日午前、まちなみ館
で行われ、参加者約80人が移設予定地の周りでデモ行進を行い、手と手を握り合って「人間の鎖」で強い反対意志をアピールした。移設作業を行っている竹富観光センター水牛車営業所(小底朝吉代表取締役社長)に対し、移設中止を求めるもの。
集会は移設予定地が保育所や小中学校と隣接する文教地区になっていることで交通事故などの安全面や騒音、集落の中心部移設により排せつ物など衛生面の影響、赤瓦のまちなみのなかでプレハブの建物が並び、歴史的景観形成地区保存条例に規制されていることなどが問題視されている。
宇根館長と大山会長は「竹富島でのデモ行進は、戦後の土地買占めに対する反対運動以来36年ぶりに行われる。祖先たちも自分たちの島を守るため、立ち上がった。私たちもその魂を受け継ぎ、先輩達が築き上げてきた大切な竹富島を守っていくために頑張ろう」先輩たちが『うつぐみ』の精神で守ってきた竹富島の景観・文化・歴史が、危険にさらされている。将来の竹富島のためにも今の状況を許さず、住民一丸となって対応していきたい」とそれぞれあいさつした。
このあと参加者は「水牛車移転反対」などのプラカードを掲げながら、まちなみ館南側の移設予定地(約2,900平方メートル)の周囲をデモ行進。つないだ手を頭上に掲げ、竹富観光センター水牛車営業所移設に抗議した。
「いきなり反対、納得できぬ」
「水牛車移設反対住民集会」で竹富観光センター水牛車営業所の小底朝吉代表取締役社長は「4年前から、公民館や行政を交えて場所の選定を行ってきたのに、いきなりの反対で、こちらのほうが驚いている。昨年6月には公民館の同意書も提出し、準備を始めていたのに、今年になって不許可とするのは納得できない。業務妨害としか言えない」と話し、不許可取り消しと損害賠償を求めて町教育委員会を提訴する姿勢を見せている。
これに対し町教委では、当初は従業員の宿泊施設建設として申請されていたが、現在建築中のものは営業所で、新たな現状変更手続きが行われていないため、同意書は無効となることを不許可理由とした。
小底社長は「現状変更手続きは建造物に関するもので、プレハブはあくまでも仮設なので条例には触れない」と主張している。町はこのまま工事を進めた場合、行政代執行により、工事を中止させる構えをもっているが、県がプレハブを仮設と認めるかがポイントとなる。
竹富観光センター水牛車営業所では、今月20日ごろに、仮設のプレハブで営業を開始する予定。
…
4/27付琉球新報朝刊ならびに八重山毎日新聞
先日お伝えした「地域観光振興事業(観光ルネッサンス)」の不当受給について、当団体の理事長が記者会見を行った記事が掲載されています。
今後は理事会を開催して同問題について取り上げ、承認を得た後、提訴する旨の発表がありました。
(ta)
●琉球新報4月27日付朝刊
「総合事務局に責任」処分不当と提訴検討
竹富町にある国の重要文化財「旧与那国家」周辺を整備する「観光ルネッサンス事業」で補助金の不正受給があったとして、国土交通省から銀行口座を差し押さえられたNPO法人たきどぅん(竹富町)の上勢頭保理事長らが、26日、那覇市内で会見し「沖縄総合事務局の指導を受けて事業に当たっており、処分は不当だ」と主張した。国交省に処分取り消しを求める行政訴訟を検討中という。
上勢頭理事長は「『ボランティアも補助対象になる』と指導した総合事務局に責任はないのか。国交省の同事業にかんする『手引き』には『現物提供分を金額に換算して計上できる』とある。会計検査院と国交省にボランティアの定義を示すよう求めたが、応答がない」などと述べた。
同法人は3月に国交省から補助金の一部返還命令を受け、4月4日に異議を申し立てたが、17日に棄却された。国交省は24日に徴収手続きに入り同法人の口座を差し押さえた。同法人は今後、理事会の決定を経て早期に行政訴訟を那覇地裁に提起する方針。
代理人の金城睦弁護士は「総合事務局は『手引き』の解釈を誤って指導し、会計検査院の指摘を受けたからと、責任を取らずに民間側に返還を命じている。でたらめだ」と批判した。
会計検査院は昨年11月、同事業でボランティアで実施された石積み作業について「(『手引き』では)ボランティアから無償で提供された分を補助対象経費に計上する処理は許容されていない」として、事業費1795万円のうち1499万円を不当な事業費と指摘。同法人に補助分の481万円の返還を命じた。
一方で同院は沖縄総合事務局に対しても「指導は必ずしも適切であったとは言い難い」と指摘した。
●八重山毎日新聞4月27日付
近く取り消し求め提訴
国交省の補助金徴収手続き
たきどぅんの上勢頭氏
【那覇】竹富島の特定非営利活動法人(NPO)「たきどぅん」(上勢頭保理事長)が旧与那国家修復などで補助金を不正に受給していたとされる問題で上勢頭理事長は26日、国交省の預金差し押さえなどの徴収手続きに対して、同手続きにの取り消しを求める考えを示した。
近日中に同法人理事会を開催、承認を得た後、提訴する方針。たきどぅんでは、補助金交付決定の一部取り消し・返還命令に対する異議申し立てを行っていたが、今月17日に申し立てが棄却されたことから、行政訴訟を行う準備を進めていた。
同問題は2005年の旧与那国家修復にあたって、同法人が国交省の観光ルネサンス補助制度を活用し、支払い実態のないボランティア作業分を工事代金の一部に組み入れて補助金を受給。国交省が補助金交付決定の一部取り消しと480万円の返還命令を行い、返還命令の支払期限が過ぎたことから、預金の差し押さえなどを含む徴収手続きを実施しているもの。
26日午後、那覇市内の法律事務所で会見した上勢頭理事長は「沖縄総合事務局の指導のもとに、ボランティアが労働支援と認められるとして資料を作成し、国交省も認めていた。国交省と会計検査との間でボランティアに対する見解が違うようだが、われわれは指導に従っただけだ。不正受給というのであれば、指導した責任はどこにあるのか」と話し、補助金交付決定の一部取り消しと返還命令の取り消しを求めていく考えを示した。
観光ルネッサンス補助制度(地域観光振興事業費補助金)概要では、補助率を対象経費の40%を上限とするとされており、その注釈で「現物提供分を金額換算して参入することも原則として可能」とされている。
上勢頭理事長は同事務局から「現物提供分」にボランティアを組み入れることも可能とする指導が行われ、補助を受けるための60%の同法人持ち出し分にボランティアの労働支援を金額換算して参入したと説明している。
会見に同席した金城睦(ちかし)弁護士は「民間の自主的な活動を進めていく一方で、市民が村づくりを自主的にやろうとすることへの裏切りだ。当事者への裏切りだけでなく、地方に対する措置のあり方としても許せない」として県選出国会議員にも働きかける見解を示しており、同訴訟では同事務局からの指導の有無や「ボランティア」に対する定義が争点となりそう。
…
4/24NHKの報道ならびに4/25八重山毎日新聞記事について
当団体が主導で行った「地域活動振興事業(観光ルネサンス)」において、不正受給がなされたとの報道に対して、当団体の見解を述べるとともに、NHK沖縄放送局での報道内容と、4月25日付八重山毎日新聞の記事をあわせて掲示いたします。
NPOたきどぅん会員ならびに竹富島を愛する方々へ
謹啓
平素はNPOたきどぅんの活動に心からご支援、ご賛同いただき誠に有難うございます。
この度、平成20年4月24日付日本放送協会(NHK)18時10分からの沖縄県内放送にて、国土交通省による「地域観光振興事業(観光ルネサンス)」において、当団体が約480万円の不正受給を行い、国土交通省が当団体の銀行口座を差し押さえる手続きに入った旨の報道がなされました。
この問題は、平成17年12月2日付府運企画第38号文書「平成17年度地域観光振興事業費補助金交付決定通知書」(以降当事業とする)に基づき、国土交通大臣から助成された10,000,000円のうち、島民のボランティアなどを不当に金額換算して4,814,792円を不当に受給したとされる平成19年2月19日から始まった会計検査院の監査での指摘に起因しています。
当事業は、補助率40%であり助成団体には大変な資本力が求められます。当初、当事業は国土交通省の出先機関である沖縄総合事務局運輸部から当団体に「チャレンジしてみないか?」と持ちかけられた助成事業でありますが、とてもハードルの高い助成事業は、資本力のないNPOにはとても難しいとお断りをしてきました。こうしたなか、竹富島のうつぐみの精神で、竹富島の観光の核となる「旧与那国家住宅」の周辺整備を行えないかとの意見が島内から相次ぐことにより、沖縄総合事務局にボランティア及び無償提供工事を金額換算することは可能か確認を求めたところ、同局より金額換算可能との回答をいただくことによって行われた経緯があります。その結果、当事業は平成18年3月31日までに無事に完了し、「旧与那国家住宅」周辺整備は、平成19年12月4日に文部科学大臣より母屋とともに重要文化財の指定を受けています。
平成19年9月7日付会計検査院文書「実地検査の結果について」のなかで、監査員は「ボランティア及び無償提供工事は換算できない」と指摘をしていますが、そのなかで、監査時に立ち会った沖縄総合事務局職員の対応について、「沖縄総合事務局において、補助対象経費に現物提供分を計上する場合の取り扱いについての認識が十分でなく、交付応募書に貴法人が記載した『補助金以外の資金の調達方法と見通し』欄中『負担額』については、『実務経験者や学識経験者によるボランティア』による作業を時給・日給等で金額に換算した上での数字であることについて貴法人から説明を受けていたにもかかわらず、その後適切な指導を行っていなかったこと」や「国土交通省において、補助対象経費に現物提供分を計上する場合の取り扱いについて手引きを明確にしていなかったり、交付応募書、交付申請書及び完了実績報告書の確認が十分でなかったりしていたこと、また沖縄総合事務局において、交付申請書および完了実績報告書の審査が十分でなかったこと」と言及し、沖縄総合事務局および国土交通省に対しても責任の所在を明確にしています。
そこで当団体は、内閣府沖縄総合事務局ならびに国土交通省、当団体の三者による話し合いの場を設け、お互いの責任を認めるよう再三要請を行なってきましたが、国土交通省から拒否されたのち、一方的に3月21日に国土交通省文書(国総観振第145号)「地域観光振興事業費補助金の交付決定の一部取消し及び返還命令書」を交付しています。
一連の行為に対し、当団体は4月7日に行政不服審査法に基づき異議申立を行ない、法的措置を講じるべき手続きを行ってきたさなか、国土交通省は不自然な報道発表を行うとともに、さらに事実とは異なる内容で報道関係者に情報を提供しています。まず、「旧与那国家住宅」を当団体が維持管理をしているという点であること。現在、「旧与那国家住宅」は竹富町が管理規定を作成中であり、当団体が管理を行っているものではありません。さらに、「地元のボランティアの手で無償に行ったにもかかわらず工事費として偽の領収書を提出したということです。」とありますが、当団体は沖縄総合事務局の指導の下に諸々領収書を発行せざるを得ませんでしたが、地元による石垣積みの無償提供工事においては、領収書は発行していません。多くの住民が参加する石垣積みにおいては、発行することが物理的に不可能であると考えても良いでしょう。
全くもって理不尽極まりないのは、沖縄総合事務局財務部理財課から当事業の4月28日提出期限の予算執行調査依頼が届いているにもかかわらず、また、4月22日に配達証明で届けられた国土交通大臣の決定書(異議申立書を棄却する内容の文書)の僅か2日後に、皆様からお預かりしている会費も含まれている当団体の銀行口座を、当団体に一切の連絡も無く差し押さえると報道機関に発表する行為です。異常とも思える今回の国土交通省の対応は、残念ながら蛮行と言わざるを得ません。
当団体としては、決定書に明記されている「この決定に不服があるときは、当該異議申し立てをした者は、管轄裁判所に対して、決定の取消しの訴え(以下「取消訴訟」という。)を提起することができる。この場合、決定に係る取消訴訟の被告とすべき者は国(代表者 法務大臣)となる。但し、決定に係る取消訴訟は、決定があったことを知った日から6箇月を経過したとき、または決定の日から1年を経過したときは、提起することができない。」の内容に基づき、
金城共同法律事務所(金城 睦代表)を代理人とし、当事業の責任の所在を明確にしたいと考えています。
竹富島を愛する皆さま、素晴らしい景観や美しい海とは無縁の人間の愚行を皆さまに披露するのは、大変心苦しく思いますが、当団体は、NPO本来の意味を明らかにするためにも、これらの行為に受けて立つことといたします。何とぞ、当団体の今後の行動をお見守りいただくとともに、この問題の早期解決によりよきアドバイスをくださるよう、心よりお願い申し上げます。
謹白
特定非営利活動法人たきどぅん
理事長 上勢頭 保
1.4月24日付NHK沖縄放送局による報道内容について
沖縄県竹富島に残る国の重要文化財、「旧与那国家住宅」を管理するNPO法人が、国の補助金を不適正に受給していたとして、国土交通省は、このNPO法人の資産480万円を差し押さえる手続きに入りました。
問題となったのは、「旧与那国家」が国の重要文化財に指定される前のおととし、建物を維持・管理する地元のNPO法人、「たきどぅん」が行った観光地化に向けた周辺整備事業です。
国土交通省によりますと、このNPO法人は、事業に関して1,000万円の補助金を受けとりましたが、このうち、石垣積みの工事費として受給した480万円については、地元のボランティアの手で無償で行ったにも関わらず、工事費として偽の領収書を提出していたということです。
国土交通省では補助金適正化法に違反するとして不適正に受給した480万円を返還するように命令しましたが、NPO法人が応じなかったため、25日、銀行口座を差し押さえる手続きに入りました。
国によりますと、補助金の不正受給をめぐってNPO法人の資産の差し押さえに発展するのは異例のことだということです。
NPO法人「たきどぅん」は「国の担当者とは事前に相談した上で行ったことだ」と話しています。
2.八重山毎日新聞4月25日付記事
預金差し押さえへ
たきどぅんの補助金不正受給
旧与那国家の補修 虚偽の領収書作成
竹富島の特定非営利活動法人(NPO)「たきどぅん」(上勢頭保理事長)が2005年度に旧与那国家の修復などのための補助金480万円を不正に受給していたとして、国土交通省は24日までに同法人の預金の差し押さえなどを含む徴収手続きに入った。国交省によると、NPOは、無償のボランティアで行われた石積みの修復作業などについて虚偽の領収書を作成するなどして補助金を不正に受給していた。
国交省によると、不正受給があったのは、観光ルネサンス補助制度による補助金1,000万円の一部。
国交省は、NPOが、敷地の整地や機械使用料、補足石の購入などの名目で額面合わせて574万円分、支払い実態のない石積みのボランティア作業について額面あわせて655万円の虚偽の領収書を作成するとともに、NPOが発注した工事請負業者から工事代金の一部270万円がNPOに返金されていたなどとして、これらの金額のうち、補助率の32%に相当する480万円を不正受給と判断した。
国交省は、NPOが補助金の返還に応じないことから、補助金適正化法に基づき、今年3月4日付でNPOに対して補助金交付決定の一部取り消しと480万円の返還命令を行った。返還命令で示した支払い期限の同月21日を過ぎても返還されなかったことから、4月1日付で督促状を送っていた。
国交省は、今後の徴収について「国税徴収法などにのっとり、徴収手続きを行う」としている。
会計検査院は去年11月、この補助金480万円について「不当な国庫補助」と指摘していたが、NPOは「沖縄総合事務局の指導を受けてやってきた」などとして補助金の返還には応じていなかった。虚偽の領収書についても「会計検査を受けるに当たり、沖縄総合事務局から『領収書をそろえてほしい』と言われて作成した」と、国側の指導によって行ったと主張していた。
これについて、国交省は「担当者に確認したが、そのような指導は行っていないということだった」(観光地域振興課)と述べ、「実際にボランティアで作業を行ったのであれば、ボランティアで行ったいう趣旨の書類を出してしかるべきだ」(同)としている。
「たきどぅん」は2003年1月に設立の認証を受けた。
旧与那国家住宅は去年12月、国の重要文化財に指定されている。1913(大正2)年の建築。2003-2005年度には総額6,100万円で保存修理事業が行われていた。
…
平成20年度竹富島年間祭事行事表
昨日の竹富公民館議会にて、
平成20年度の年間祭事行事の日取りが決定
しましたので、みなさまにお知らせいたします。
今年の種子取祭奉納芸能の日取りは
10月17日(金)、18日(土)となっています。
(ta)
…
地縁団体法人竹富公民館 執行部及び役員
今朝の八重山毎日新聞には、
「新館長に宇根勝末さん」との見出しで、
竹富公民館役員が掲載されています。
今年度の竹富公民館の主な活動内容は
1 年間祭事・行事の執行
2 有限会社竹富観光センターによる水牛車移転問題の解決
3 竹富島東部宿泊施設建設に関する問題の解決
4 弘前ねぶたとの交流
5 旧ビジタセンター管理の問題
これらのことについて取り組んでいくと表明しています。
(ta)
平成20年度竹富公民館役員
● 館 長 宇根勝末
● 副館長 阿佐伊孫良
● 主 事 前本賢二郎
● 幹 事 宇根小百合
● 事務局 阿佐伊 拓
● 顧 問 内盛正玄 赤山喜介 前本隆一
● 議会議員 内盛正玄 赤山喜介 前本隆一
仲村渠隆雄 上間 毅 島仲彌喜
内盛正聖 上勢頭 保 小底朝吉
● 衛生部員 大浜 勝 上野 寛 前本 一
● 監 査 細原京子 富本 宏 生盛洋尚
● まちなみ
調整委員 三浦彰徳 上勢頭美穂子 高那弘子 田中耕二
上勢頭同子 田中郁子 野原義克 阿佐伊 拓
吉澤信一 井上勝義 根原哲也 登野原栄立
● 財産管理
委員 内盛正弘 内盛正亀
上勢頭 保 新田長男
登野原栄立 生盛大和
● 公民館運営
検討委員 内盛正聖 友利 勝
上勢頭 篤 上間 学
野原 健 水野景敬
● 祭事部員 内盛正弘 狩俣吉勝
須崎要一 藤井幸吉
野原 健 水野景敬
…
