武本匡弘氏の講演会を開催しました!

この度は、八重山を訪れている環境活動家の武本匡弘氏をお招きし、
竹富島まちなみ館をお借りして勉強会を開催いたしました!
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点と、
年度初めとあって島内の各種団体の集会ラッシュであることから、
10時からの開催とし、開催のご案内もNPO理事、
竹富島地域自然資産財団理事と参加者数を限定して行いました。

今回のご講演は、
「海から見る地球」 ~ 気候変動と海洋プラスチック問題 ~と題し、
世界中の海をヨットで巡ってきた武本氏が目にしたこと、感じたことをお話しいただきました。

世界中の海で必ず目にするもの、それは海に漂うプラスチックごみ。
この海洋ゴミが海の生物に与える影響、その海の恵みをいただく人類にどのような影響が生じていくのか。
そして、気候変動によって進む海の砂漠化。
豊かな“海の森”として多くの生き物たちを育むサンゴ礁が消失している姿。
海面上昇によって国土を失うパラオの人々のこと。
かなりショッキングな講演内容でした。

プラスチックとの決別が刻々と迫っていることを実感するとともに、
島内で来島者へ提供しているプラスチック容器の行く末を案じたり。

唯一の救いは、いま、世界がこうした状況にあるということを知ったこと。
私たちの島から始められること、少しづつ意識していくこと。
多くの知見を授かりました。
NPOたきどうんでは、「専門家による勉強会」の開催を今後も企画していきます。

(ta)