(有)竹富観光センター水牛車営業所移設反対集会
昨晩、(有)竹富観光センター水牛車営業所移設反対集会が、
竹富島まちなみ館で開催されました。
ゴールデンウィーク真っ只中で宿泊客が多いこの時期に
開催されたにもかかわらず、館内には123名の住民が参加したことは、
この問題が竹富島にとって、いかに重大で深刻なのかが分かります。
水牛車営業所移設問題の一番重要な点は、移設地が
集落内において大変重要な土地であることです。
1.玻座間集落の中央部に位置し、古くより神聖な場所である。
2.清明御嶽の北に面し、清明御嶽に捧げる井戸があること。
3.神の道である「ナビンドー」に面していること
4.隣接地に保育所、学校、診療所、まちなみ館が面し、島の
文教地区であり、島のコミュニティの拠点であること。
新聞の報道ではなかなか理解することができないかと
思われますが、竹富島は古い習慣をとても大切にする島です。
だからこそ、竹富島の神々への信仰がいまだに深いのも、
現在のまちなみが保存しえたのも、こうした島民性があったから
といっても良いでしょう。
竹富公民館をはじめ、住民はこの地に水牛車営業所が建設される。
という話が持ち上がると、なんとか移転先を変更してもらえるよう
何度も代替地を斡旋してきましたが、何度も不調に終わっています。
他の島の方からは、住民が一企業をいじめているのではないか・・。
との指摘がありましたが、実際は全く正反対で、住民が、土地の
所有権を持つ一企業にいじめられているのです。
保育所の園児は、大勢の観光客が押し寄せる騒音で昼寝もできず、
お年寄りは、行き交うバスの影響で診療所へ通うこともままならなく
なるでしょう。
竹富島が素晴らしい島と云われ続けているのには、こうした習慣や
住民お互いの心配りがあるからこそです。
(ta)
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