第17回島立て学校
9月1日に『第17回島立て学校』を
『旧与那国家住宅』にて開校いたしました。
今回の講師は九州大学教授 宮本雅明 先生を
お招きし、現在の建築史学の見地から議論されている
琉球列島の集落を比較し、竹富島の集落形成について
詳しく解説をしていただきました。
八重山の集落の形成には古集落、分村落、新村落と
いった3つのパターンが存在しており、竹富島の古地図
(古集落)と石垣島平得・真栄里地区(分村落・新村落)
を比較し、竹富島の集落が古集落に位置することを再確認しました。
また、琉球王国の成立や明和の大津波の影響など、歴史的背景
により集落が進化していく過程をわかり易く説明していただきました。
身近なところでは、竹富島、石垣島、渡名喜島、奄美諸島の
民家の間取り図を見ながら、竹富島においては
“家屋のヤマト化”の影響が比較的薄いことも教えて
いただきました。
専門的で、非常にレベルの高い講義を、プロジェクターを
駆使してわかりやすく解説をしていただきました。
宮本先生、大変有難うございました。
(TA)
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