竹富島のことば
竹富島では、年間22もの祭事行事が執り行われ、
そのうち、ほとんどの祭事が農事サイクルを元にしています。
種子を得て (世迎い)
種子を蒔き (種子取祭)
種子の成育を見守り(長月祝いほか)
種子の豊作を祝い (豊年祭)
豊作成就の願い解き(結願祭)
しかし、現在では農作業を行う島人はごく僅か。
ほとんどの島人が観光業に携わっています。
それでも、なぜ島人は祭事を執り行うのか。
それは、
次の言葉が竹富島には遺されているからなのです。
「かんぐとぅや うくりな ねんりーや たてぃるな」
(神行事は遅れるな、前例のないことはするな)
先人から伝えられているこの言葉は、
神前における奉納芸能の所作ひとつひとつを、
正しく継承しようとする精神にも繋がります。
そして、島人は遺されている言葉、精神ひとつひとつ
を大切にし、忠実に守っていこうと心がけています。
この精神が遺されている限り、竹富島は大丈夫です。
竹富島の聖地のひとつ、ニーラン石
(た)
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