「防災気象講演会」に参加して
昨晩は、
竹富町、沖縄県八重山事務所、石垣島地方気象台、沖縄県消防協会八重山支部
の共催による「防災気象講演会」が、まちなみ館にて開催されました。
平成24年3月11日の東日本大震災から2年半が経ち、
当時の危機感が薄れつつある時期ということを見越して、
「警鐘を鳴らす」という意味も含めての講演会です。
竹富島では、
巨大台風や地震や津波などの警報が発令された際は、
3集落の中央に位置する竹富小中学校へ避難するよう申し送りされています。
離島の離島である竹富島。
台風来襲時は、安全面を最優先として宿泊客を石垣島へ帰すなど、
観光客に被害を及ぼさないよう各民宿は心がけていますが、
自然災害は何時襲ってくるか分かりません。
地震発生時や津波警報が発令された場合、
ましてや、大勢の観光客が来島している日中での罹災時は、
観光客を安全な場所へと誘導し、来島者の安全を確保せねばなりません。
NPOたきどぅんは、海岸沿いで標高が極めて低い
・竹富東港桟橋待合所「てぇどぅん・かりゆし館」
・環境省竹富島ビジターセンター「竹富島ゆがふ館」
2つの大勢の来島者が訪れる施設を管理しています。
自らの安全の確保は勿論のことですが、
石積みや家屋の倒壊により、
車輛での通行が寸断されると予測される大枡線(ホーシ道)を上り、
竹富小中学校へ辿りつけるよう常日頃気にかけておく必要がある。
と改めて考えさせられる内容の講演会でした。
地震発生時の対応や津波警報発令時の迅速かつ正確な誘導が、
多くの人命を救います。
(ta)