星砂の島文化講演会について
今朝の『八重山毎日新聞』には、
9日に開かれる全国竹富島文化協会主催の
「星砂の島文化講演会」への誘い文が
掲載されています。
文章は全国竹富島文化協会理事長の高嶺方祐氏です。
■「テードゥンムニの継承と昔話」の講演会へのお誘い
『八重山毎日新聞』2008.02.06
全国竹富島文化協会は、1996年に創立され、昨年は、10周年を記念して、浦添市てだこホールで「竹富島種子取祭の芸能公演」を行うとともに、東京で、国学院大学を会場に「星砂の島文化講演会」を開催しました。
これまで11回の講演会では、種子取祭芸能や町並みと経済、うつぐみ、西塘、衣食住の歴史などの講演やシンポジウムを竹富と那覇で行ってきましたが、今年からは東京でも恒例行事として開催することにしています。
今回の「星砂の島文化講演会」のテーマは、「テードゥンムニの継承と昔話」です。竹富島に限らず、沖縄の島々における「シマ言葉」の再生方法はないのか。それを考えるための講演会です。
講師は、立命館大学名誉教授の福田晃先生です。先生は、昭和50年と51年に、立命館大学、大谷女子大学、沖縄国際大学の院生と学生を募って、八重山の各シマジマに伝承されてきた民話(ムニンガタイ)の聴き取りを行い、伝承を終えようとした八重山の優れたムニンガタイの数々を記録に留めてあるそうです。
竹富島での聴き取りは、多くが故人となられていますが、前野長用、大山功、生盛康安、加治工政治、東盛弘介、与那国清介、大山貞雄、上勢頭亨さんたちからでした。
福田先生の講演の演題は「竹富島のムニンガタイ―その伝承の再生を期す―」です。40年余り前に録音した先輩方のムニンガタイを聞きながら竹富島の「口伝えの文化財」をいかに継承すべきかを皆さんと一緒に考えたいと思います。
福田先生は、今回の講演への抱負として、次のように述べておられます。「ムニンガタイの文化財としての意義は、口伝えによって継承されることにあり、真の伝承の意義はシマクチによって維持されることであるに違いない。ふるさとの文化は、ふるさとの言葉(シマクチ)に宿っている。ムニンガタイを通してシマクチの再生を期待したい」。
講演会は左記の通りです。文化協会員はもちろんですが、関心のある方多数参加されるようお誘いいたします。
日時○2月9日(土)午後6時30分
場所○竹富島まちなみ館
※ 入場無料、終了後懇親会。
午後9時30分に石垣行き用船があります。
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