平成22年度種子取祭の日程について

平成22年度(2010年)
種子取祭の日程について
竹富島のタナドゥイ(種子取)
8月17日(つちのと ゐ)、シチマツリ(節祭)
古代の正月といわれる。新しい季節を迎えたことを神々に祈り、
作物を育む大地と命の水(井戸)に感謝する神事。
古来より節祭から49日目のつちのえねの日を祭日とする
種子取祭に入るとされている。
9月15日(旧暦8月8日)、ユーンカイ(世迎い)
竹富島にニライカナイの国から神々によって、種もみがもたらされる神事が行われる。
本年は、10月5日がつちのえねの日にあたり、その日に種子を蒔く。
それより4日前のきのえさるの日から種子取祭の日程に入るとされている。
1. 10月1日(きのえさる)種子取祭初日
  初日はトゥルッキと称し、祭の計画手配を行う。玻座間、仲筋の両地区の
  ホンジャー(長者)の神前で無事に奉納芸能が尽くせるようにと祈願する。
2. 10月2,3,4日
  種子取祭の諸準備。踊り、狂言の稽古を行う。
3. 10月5日(つちのえね)
  男生産人(16歳~65歳)は、早朝から幕舎張りなどの
  奉納芸能の舞台を設営する。
  出欠を取り、理由もなく出役しない者には過怠金を科す。
  各家では種まき。主婦はイイヤチ(飯初)作り。
  公民館役員や神司は、揃って玻座間御嶽、世持御嶽、清明御嶽、
  根原家などを廻り種子取祭の願いを行なう。
  神司は、その後それぞれの御嶽で祈願して案内をかける。
4. 10月6日(つちのとうし)
  ンガソージといって、前日に蒔かれた種がしっかりと土につくように、
  精進を尽くす日とされる。
  家の主がブママンガンー・ブナルンガン(姉や叔母を神とすること)を
  招いてイイヤチ戴みの儀式などもある。芸能の稽古の総仕上げの日。
  午後8時から公民館役員、石垣・沖縄・東京の各郷友会長などが
  ブドゥイドゥン・狂言ドゥンを訪ねて挨拶し激励する。
 (午後5時頃から全国竹富島文化協会主催の種子取祭に関する講話が
  まちなみ館で行われる。)
5. 10月7日(かのえとら)
  バルビル願いの日、奉納芸能初日。
● 午前6時
  彌勒奉安殿には公民館役員、有志、三郷友会長などが弥勒興しの祈願。
  玻座間御嶽では神司たちの祈願。
  その後、両者は世持御嶽で合流し、バルビルの願い、イバン取りの
  儀式がある。場所を奉納芸能の舞台に移して、乾鯛の儀式が行われる。
● 8時前 仲筋地区の主事宅へ参詣。
● 9時頃 世持御嶽へもどる。
 (午前8時頃から全国竹富島文化協会主催の種子取祭に関する講話が
  まちなみ館で行われる。)
● 9時30分頃から
  庭の芸能を奉納。
  棒術、太鼓、マミドー、ジッチュ、マサカイ、祝種子取、腕棒、
  馬乗者の順で行われる。
  庭の芸能奉納終了後、玻座間村の舞台の奉納芸能が行われる。
  その順序は、玻座間長者、弥勒、鍛冶工、組頭、世持、世曳狂言など。
  曽我の夜討で初日の芸能は終了する。
● 奉納芸能終了後、イバン(九年母)戴みの儀式があり、
  ユークイ(世乞い)が始まる。
  ユークイ(世乞い)は、種子取祭を統一したネーレカンドゥを
  まつる根原家から始まり、その後、三集落に別れてユークイが
  深夜まで行なわれる。
  西集落 神司の家、玻座間長者宅、顧問宅、各家を回り最後は有田家。
  東集落 宇根家、與那国家、神司家、顧問宅、各家を回り最後は宇根家。
  仲筋村 仲筋長者宅、神司家、主事宅、その後に各家を回る。
● 22時00分頃 石垣への船の臨時便あり
6. 10月8日(かのとう)
  ムイムイ願いの日、奉納芸能二日日。
  5時、三集落に別れていたユークイの一行は、
  根原家で一つになってユークイ留めを行なう。
● 5時30分頃、世持御嶽へ。イバンの返上を行ない、ユークイは終了。
  二日目のムイムイの願い。コントゥフシンガーラの願い日とされ、
  それを祝して仲筋村のシドゥリャニが奉納される。
  その後、前日同様の乾鯛の儀式が行われる。
  その後、玻座間村東地区の主事宅へ参詣。9時頃世持御嶽へもどる。
● 9時30分頃から
  庭の奉納芸能(前日と同じ)がある。
  庭の奉納芸能終了後、仲筋村の舞台の奉納芸能が行なわれる。
  仲筋村長者、弥勒、御主前狂言、種子蒔狂言、天人狂言などがあり、
  最後は鬼捕りで奉納芸能は全て終了。
● 18時30分頃、石垣行臨時船便あり。
  種子取祭首尾方の御礼(世持御嶽、彌勒奉安殿)を行う。
7. 10月9日(みずのえたつ)
  男生産人は、早朝から幕舎片付け、経理係は祭の精算に取り組む。
● 午前10時頃 竹富公民館で公民館役員・有志と三郷友会幹部との
  懇談会がある。
  支払い議会を開催して種子取祭の精算を終える。
  夜は全国竹富島文化協会の総会が開催される。
8. 10月10日(みずのとみ)
  種子取祭物忌(むぬん)。現在は省略している。
(ta)

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