平成19年度種子取祭日程(予定)
お問い合わせの多い今年の「種子取祭」の今年度の日取り
を掲載しますのでご参考下さい。
~種子取祭の日取り~
(10月17日~10月26日)
本年は、10月21日が「つちのえね」の日にあたり、その日に種を蒔く。
昔から、それより4日前の「きのえさる」の日から種子取祭の日程に入る
とされている。
1.10月17日(きのえさる)
トゥルッキと称し、祭の計画手配を行う。
玻座間、仲筋の両地区のホンジャ(長者)の前で
無事に奉納芸能が尽くせるようにとの祈願を行ない、
固い約束を交わします。
2.10月18日、19日、20日
種子取祭の諸準備。踊り、狂言の稽古などを行う。
3.10月21日(つちのえね)
早朝から幕舎張りなど奉納芸能の舞台つくりを行う。
各家では種まき。主婦はイイヤチ(飯初)作り。
公民館役員や神司は、揃って世持御獄、清明御獄、
根原家で種子取祭の願いを行なう。
神司は、その後それぞれの御獄での祈願に向かう。
4.10月22日(つちのとうし)
ンガソウジといって、前日に蒔かれた種がしっかり土につくように、
精進を尽くす日とされる。
家の主がブマー・ブナルンガン(姉や叔母のこと)
を招いてイイヤチ戴みの儀式などもある。
芸能の稽古の総仕上げの日。
午後8時から公民館役員、三郷友会長などがブドゥイドゥンや
狂言ドゥンを訪ねて挨拶し奉納芸能の激励をする。
5.10月23日(かのえとら)
バルヒルの願いの日、奉納余興初日。
午前6時
弥勒奉安殿には公民館役員、有志、三郷友会長などが弥勒興しの祈願。
玻座間御獄では神司たちの祈願。
その後、両者は世持御獄で合流し、バルヒルの願い、
イバン取りの儀式がある。
場所を奉納余興の舞台に移して、干鯛の儀式が行なわれる。
8時前
仲筋村の生盛主事宅へ参詣。
9時頃
世持御獄へもどる。
午前8時頃
全国竹富島文化協会主催の種子取祭に関する講話がまちなみ館
で行われる。
9時半頃
庭の芸能奉納。棒術、太鼓、マミドー、ジッチュ、マサカイ、
祝種子取、腕棒、馬乗者の順で行なわれる。
10時半頃
玻座間村の舞台の奉納芸能が行なわれる。
その順序は、玻座間長者、弥勒、鍛冶工、組頭、世持、世曳狂言など。
別途プログラムあり。曽我の夜襲で初日の芸能は終了する。
17時半頃
イバン戴みの儀式がある。それからユークイ(世乞い)
が始まる。ユークイ(世乞い)は、種子取祭を始めた根原カンドゥ
をまつる根原家から始まり、その後、三地区に別れてユークイが深夜
まで行なわれる。西地区は、玻座間長者家、神司の家、館長宅
それから各家々を回り最後は有田家。
東地区は、宇根家、与那国家、神司の家、主事宅、その後に各家々を
回り最後は宇根家。
仲筋村は、仲筋長者家、神司家、主事宅、その後に各家々を回る。
22時半頃
石垣への臨時便あり。
6.10月24日(かのとう)。
午前5時
三地区に別れていたユークイの一団は、根原家で一つになって
ユークイの留めを行なう。
5時半頃
世持御獄へ。イバンの返上を行ない、ユークイは総て終了。
2日目のムイムイの願い。幸本フシンガーラの願い日とされ、
それを祝して仲筋村のシドゥリャニが奉納される。
その後、前日同様の干鯛の儀式があり、
その後、東の大山主事宅へ参詣にあがる。
9時頃
世持御獄へもどる。9時半頃から、庭の奉納芸能(前日と同じ)がある。
10時半頃
仲筋村の舞台の奉納芸能が終日行なわれる。
別途奉納芸能プログラムがある。
仲筋村長者、弥勒、御主前狂言、種蒔い狂言、天人狂言などがあり、
最後は鬼捕り。
5時半頃、
芸能の奉納はすべて終了。
6時半頃
石垣行臨時船便あり。
執行部を中心に種子取祭首尾方の御礼
(世持御獄、弥勒奉安殿)がある。
7.10月25日(みずのえたつ)。
早朝から幕舎片付け。経理担当は、早朝から経理に当たる。
午前10時頃から竹富公民館にて公民館役員・有志と三郷友会
(石垣・沖縄・東京)との懇談会がある。支払い議会開催。
夜は全国竹富島文化協会の総会が開催される。
8.10月26日(みずのとみ)。
種子取祭ムヌンは現在、省略されている。
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