シラヨイ


 
竹富島では、人がこの世に誕生して
様々な行事を迎えます。
今日、その一つ、シラヨイ=命名祝が
内盛家で執り行われました。


シラヨイとは『命名祝』のこと。
お産をすませたお母さんの体調が落ち着いた頃行います。

神司が命名のご報告を神様にします。
昔は命名の際に二つの名前をつけました。
一つは、大和名(戸籍上の名前)、もう一つは家庭内の名前でした。
現在は名前は一つ。
神司を迎え神様へ命名のご報告。
「この名前を付けさせてもらいました。
タンカーヨイ(万一歳祝)まで元気に育ちますように。」



そして、「ひゃーく」と言って煤を新生児の
オデコにつけます。
昔はカマドの煤でしたが、今はカマドはありません。
ピーヌカンから煤をいただきます。
百まで長生きするようにという、おまじない、
魔除けの意味があるそうです。
またこの煤を付ける役目も誰でもいいわけではありません。
今年の干支(辰)から7番目の干支(犬)の方がその任を受けます。
ちょうど新米おばあちゃんが犬年でした。


命名:内盛 夏凛(うちもり かりん)ちゃん

夏の暑さに負けすずやかに成長してほしいという
両親の気持ちで命名されました。


おめでとうございます。

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