ショーロ

いよいよ今日からショーロ(旧盆、精霊祭)です。
迎え日の今日は、夕方、祖霊であるショーロンガナシを迎えます。
二番座にある仏壇の霊前にはさまざまなご馳走が供えられます。
夜は島の男女が各戸をまわり、
アンガマ踊りをして、祖先を供養します。
庭のなかでは、円を描きながら、
ニンブチャー(念仏歌)をうたい踊ります。
大山正夫氏は、アンガマ踊りにまつわる話を、
著書『続 昭和の竹富』(1991年)166頁に
「転倒したアンガマ」と銘打ち、次のように紹介しています。

「仲筋部落では、アンガマ踊りが終わると、青年達は自分の彼女と思われるアンガマを背負って村外れまで連れ出して行くという風習があった。
ある年のお盆で、アンガマ踊りを見ていた一人の青年は、カッコ良いアンガマを背負い、想像をたくましゅうしながら村外れまで、いっ気に走ってきた。
青年は、ひと気のないところで、アンガマをおろし、ゆっくりと近づき「バヌドゥラー」(私だよ)と、言って半分本気で引き寄せようとした。
弟の声に驚いたアンガマは「イナンデル、サンダー」(残念でしたね三郎)という姉の声に、サンダーは、その場で転倒した。見るも痛々しい弟の姿に姉は驚き哀れな弟を恥じらいながら部落へ背負って来たという、うるわしき姉弟愛の話が今でも語り継がれてている。」

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