『沖縄スタイル 第22号』
師走に入りました。
今年も残すところあと1か月。
にもかかわらず、
雑誌『沖縄スタイル』第22号の発行日は、
早くも来年「2008年1月10日」の日付。
その『沖縄スタイル』22号から竹富島の話題をふたつ。
本号の企画に「離島生活データベース」があります。
八重山諸島のみならず、沖縄県下の離島について、
面積、人口、医療施設、名所・旧跡、観光客数などが
データ化されています。
各島の伝承などにも触れていますが、
竹富島のページには、
「星砂の由来」が紹介されています。
また、「島人一問一答」というコーナーがあり、
島のくらしや言葉について、
竹富島からは「匿名希望」さんが回答しています。
各島々で比較してみると楽しいですよ。
もうひとつは、うちなー噺家として活躍中の
藤木勇人さんのコーナー「噺家の日々」(188・189頁)。
このコーナーは、
藤木さんが沖縄芸能界の裏からコザ暮らしまで、
日々のあれこれを、つれづれなるままにつづる、
日記仕立てのエッセイです。
「10月23・24日 天然の癒し」と銘打ち
以下のように、種子取祭が紹介されています。
「八重山は竹富島の種子取祭にいってきたさぁ。
国の重要無形文化財にもなっている祭りということで、
以前から一度は行ってみたいと面ってむいたからねぇ。
豊作を神様に願う神事なんだけど、
神様に喜んでもらうための奉納芸能づくしといった感じで、
朝8時半の庭での芸能に始まり、延々夕方6時まで
一切休みなしで舞台芸能が続くわけ。
そして夜を徹してユークイという儀式で家々をまわる。
それが朝5時に終了すると、またそこから翌日の
奉納芸能が始まるんだから、やる苦労と見る苦労は
半端じゃないよ。だけど、芸能の原点を観た感じがしたねぇ。」
そういえば、種子取祭の会場で、藤木さんの姿を見ましたよ。(YI)
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