『八重山毎日新聞』2007.7.1 掲載記事

台湾第1号の町並み保存地区澎湖県花宅集落から
竹富島の取り組み視察    (竹富通信員)


 台湾で第1号の町並み保存地区となった澎湖県花宅聚落保存協会と古都保存再生文教基金会のメンバー14人が、16日から19日までの3泊4日の視察研修で竹富島を訪れた。
澎湖諸島は台湾海峡にあり100ほどの島からなる人口約9万人の県で、99年には県長自ら竹富島を視察に訪れている。
台湾は急激な経済成長の中で昔からの集落が失われるなどの弊害が出てきたので、日本の
町並み保存運動に学ぼうと、全国町並みゼミに毎年参加するほど熱心な団体もある。
 来島した保存会の顔信雄会長と文教基金の研究生たちは、4日間みっちりと半日づつを保存地区の概況、民家の改修事例、観光関連施設、資料館、伝統産業などを視察し、その合間に「文化の保存における住民参加の意義」などの座談会を2回持つほどの熱の入れよう。明確なテーマを持つため、質問が相次ぎ、写真やビデオ、メモに記録していた。
 花宅集落も竹富島も人口は約300人と同規模で、同じ亜熱帯の小島ということで視察先にあげたのだろうが、県文化局の紀麗美文化資産課長は自費参加するな意欲を見せた。
 6月には国土交通省建築研究所が上海の大学建築科教授ら8人を連れて視察に訪れ、また4月には沖縄建築士協会の照屋寛公氏らが韓国チェジュ道建築士会15人を案内するなど、竹富島の町並みも国際的な評価を受けるようになってきた。

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