「種子取祭は600年前か」 (2/26付 八重山毎日新聞)

昨晩、全国竹富島文化協会主催の
「第16回星砂の島文化講演会」が
石垣島の石垣市健康福祉センターにて開催されました。

「種子取祭の歴史と変遷を考える」
と題して行われたシンポジウムは、
パネリストの
石垣久雄氏 (歴史・考古学視点)
阿佐伊孫良氏(祭事・行事視点)
狩俣恵一氏 (古謡・民俗学視点)
の3名から述べられる学問的知識や経験が、
竹富島最大の祭、
種子取祭に深い興味をお持ちの方々
総勢105名のみなさまを魅了していました。
大盛況だった昨晩の「星砂の島文化講演会」ですが、
八重山毎日新聞でも大きく取り上げられています。
(ta)


―種子取祭は600年前か―
発祥時期で活発な意見
星砂の島文化講演会

「種子取(タナドゥイ)の歴史と変遷を考える」をテーマにした、
全国竹富島文化協会(高嶺方祐理事長)の
第16回星砂の島文化講演会が
25日午後、石垣市健康福祉センターで開かれ、
種子取祭の発祥時期などについて意見を交わした。
会場には、郷友会員や大勢の市民が来場し、
講演に耳を傾けた。
3月4日には那覇市の八汐荘でも同様のシンポジウムを開催する。
 

シンポジウムでは高嶺理事長がコーディネーターを
務め、町史編集委員の石垣久雄氏、元竹富公民館長の
阿佐伊孫良氏、沖縄国際大学教授の狩俣恵一氏の3氏が
考古・歴史、祭祀・行事、古謡・伝承の視点から講演。

このうち、阿佐伊氏は戦時中の1944年、種子取祭が
中止となったことや戦後の過疎で継続することが難
しくなった事例を挙げ「戦後の過疎の危機を乗り
越えるたびに郷友の力を借りてきた。2日間の芸能を
1日にまとめようという意見もあったが、変えて良い
ところと変えてはいけないところがあり、変えて良い
ところは楽しくできるようにしていくことが必要だ」
と述べ、郷友の協力に感謝した。

ディスカッションでは、600年以上と言われている
種子取祭の発祥時期について講師らが意見を交わした。
石垣氏は「何世紀からという物的証拠があれば断定
できるが、難しい。500年から600年前ではなかろうか
と推定されているが、想像の域を出ていない」と述べた。

狩俣氏は「1番新しい時点で15世紀、古いところでは
12世紀とされている。歴史的に一番新しい15世紀の
600年前からだと言うのが50年以上言われている。
いつまでも600年では困るが、20世紀に600年の歴史
といったので、700年と伝えていくのが望ましい」
と強調した。