竹富島観光水牛車事業所移転問題について

 3月19日付八重山毎日新聞では、混迷する
�竹富観光センターの水牛車事業所施設移転問題
についての記事が掲載されています。
 伝建審(竹富町伝統的建造物群保存地区等保存審議会)
での方針、また、竹富公民館臨時議会についても触れています。
(ta)


「町並み保存損なう恐れ」
伝建審が方針を再確認
速やかな対応促す。
 竹富町伝統的建造物群保存地区等保存審議会(三村浩史会長)
が18日午後、離島ターミナル会議室で開かれ、水牛車観光を営む
�竹富観光センター(小底朝吉代表取締役社長)の集落中心部へ
の事業所移転について「保存地区の歴史的風致を著しく損なう恐れ
がある」とする、審議会の方針を再確認した。また、� 当該事業者
への代替地のあっせん等の対応 � 当該地の公園化等公共施設
化-の具体例を挙げ、町と町教委に対し、「問題解決に適切かつ
速やかに対応すべきだ」との所見をまとめた。
 町教委、27日に最終判断
 保存審議会の所見は、教育長が今月27日に開く町教育委員会で
報告。それも踏まえ、町教委としての最終判断を下す。
 同社は町教委が不許可を正式に決定したあと、取消を求める
行政訴訟を起こす。損害賠償請求訴訟も行う構え。
 また、竹富公民館(上間毅館長)の意思決定機関である公民館
議会は18日、臨時議会を開き、去年6月に決定した水牛車観光施設
への同意書のうち、今回の移転に同意することをうたった部分を
削除することを決めた。
 代替地のあっせんに取り組むほか、現在事業所として使用して
いる土地の賃貸借契約の延長を地主に申し入れることも確認した。
 臨時議会は、公民館規約に基づいて全議員12人のうち、議員10
人が臨時議会の開催を求めて開いたもの。
 小底社長は公民館議会の決定について「公民館の公印を押した
6月の同意書は受取っている。(移転を認めた)同意書は有効だ」
と譲らない考え。
 この問題で、大盛武町長は18日の3月定例町議会一般質問で
「代替案を示し、議会終了後、事業者側とひざを交えて解決した
い」と答弁。
 町側は、代替地として「集落東側の残土置き場を代替地として
想定」(嵩原力教委総務課長)し、同社が移転先としている場所
については「相手方と話しが付けば、計画地を公園として整備を
図れないか考えている」(同)。
 町側が代替地をあっせんする考えを示していることについて、
小底社長は「今ごろ言われても困る。こんな姿勢が通るなら
(移転作業着手から)3年も待たない。企業つぶしではないか」
と話している。
 この日の保存審議会では、町教育委員会と企画財政課が、同
事業所移転計画に伴う現状変更行為と土地開発行為について
これまでの経緯を報告。審議では、代替地として提案される
残土置き場が環状線の外側にあることから、審議会として問題
の有無が提起され、三村会長は「環状線の外側は、届出が必要
だが、公共施設の代替地という裏付けがあれば問題ないのでは
ないか」との見解を示した。
 委員間から「水牛車観光が住民の生活環境への負荷が増大し
ていることが、場所プラスアルファであるのではないか」との
指摘も出された。
 波照間島伝統建造物群保存対策調査と竹富島東側で計画され
ているリゾート開発の事業計画も説明された。