作成者別アーカイブ: kariyushi

みんさ~に愛をこめて・・・

2月14日はバレンタインデー。
全国的には女性が男性にチョコレートを贈るというのが一般的です。
竹富島ならではの愛の形って・・・?
と考えたとき、ミンサー帯ははずせません!!
かりゆし館では「ミンサーに愛をこめて。~いつの世までも~」と題し
皆さんのメッセージを募集しています。
ミンサー帯を模して作ったメッセージボードには
五つと四つの柄のところが空欄になっています。
白いカードにメッセージを書き込み、
空欄のところを埋めていってもらい
みんなの愛の力でミンサー帯が出来上がるというもの。
愛しいパートナーへはもちろんのこと、
お父さんやお母さんへ日頃の感謝の気持ちをこめて
メッセージを書いてもよし。
仕事でお世話になった方や、いつも悩みを聞いてくれる友人に
宛てても良いでしょう。
皆さんの優しい愛「言葉」「メッセージ」で
ミンサー帯を長く長く伸ばしていきましょう!!

早速、書いてくださった皆さんのメッセージは、
本当に愛のこもった言葉ばかり。
世界のみんなが隣の人を思いやるだけで、happy♪になれる!!
どうぞ皆さんでご参加ください。
2月14日頃までかりゆし館にて実施中です。

新春プチ書初め大会

あけましておめでとうございます。
2010年、年明けと共にかりゆし館では、
「プチ書初め大会」を実施しました!
なにかと暗い話題が多かった2009年。
2010年は、きらきらと明るい希望に満ちた年になって欲しいと
願いを込め、かりゆし館に訪れた方々に、今年の抱負や希望を
書いていただきたいと思ったのです。

元日から、半紙と筆と墨を用意して自由に書いてもらおうと設置した
ところ、予想を超える沢山の方が書初めをしてくださいました。
「合格!」「べんきょう!」など、子ども達の力強い字で書いてあるものや
「家庭円満」「夫婦仲良し」「店・発展!」など家庭のことを願う言葉。
80歳のおばあさんが書いた「迎春」の達筆ぶりにはびっくりです。
個人的な願いか??
「結婚願望」「婚活宣言」「ENJOY」「健康」「貯金」「野球魂」などなど
今年かなえたい抱負を筆に込めての書もありました。
また嬉かったのは、竹富島に来られての感想や思いを書いてくださったもの。
「また来る!」「また来たい」「再訪の旅」「美しい島」「楽しい旅」
「青い海よ」「星の砂」など島を訪れたからこその書初めの言葉に
とても嬉しくなりました。
さらには、島のおじぃやおばぁにならったのでしょうか?
「おーりとーり」(竹富の方言:いらっしゃい)や
「めんそーれ」(沖縄本島の方言:いらっしゃい)など、
覚えたての方言を書いてくださる方もいらっしゃいました。

2010年。
きらきらの希望に満ちた一年になること間違いなしだな~と
パネルいっぱいになった書初めを見てるとそう思えてきます。
参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。
皆様がたてた「一年の計」。みごと実現できるといいですね!
また今年も健康で、たくさんの笑顔に出会えることを、
かりゆし館にてお待ちしております。

竹富島の風を送りたい~前編

「クバオウニ」ってご存知ですか?
クバオウニとは、竹富島で昔から使われている扇のこと。

40代以上の人に聞くと、
「扇風機もない頃は、夏になるとおじぃやおばぁが昼寝の時にあおいでくれて、とっても涼しい風を送ってくれたもんだよ。カサー、カサーという音と、背中をさすってくれていたあの感触は忘れられないよ・・・」
と、話してくれます。
どこへ行っても冷房が入っていたり扇風機がまわっている現代、
よく目にする“光景”ではなくなってしまいました。
少しでも“竹富島を感じるものをお土産に!”と、かりゆし館の売店ができた当初から「クバオウニ」を販売してきています。
クバの葉で作る「クバオウニ」は、見た目が葉っぱそのものなので、店頭に並べただけではなかなか扇だということがわかってもらえず、売れ行きもいまいち・・・。
うーーん・・・竹富島から持ち帰っても使え、竹富島の木陰ですーっと吹く風を思い出せるホントに良いものだと思うのですが・・・。
なんとか「竹富島の風」をお土産に持ち帰って欲しいのになぁー、
と色々考えてみましたが、なかなか良い考えは浮かばず、ひきつづき扇として「クバオウニ」を販売していたのです。
ひょんなことから・・・。
ある日、何気なく雑誌を見ていたら、どこかの檜の産地から檜の板に切手を貼り、葉書にして贈るというアイテムが目に留りました。
木の温もり、木の香り、なにより送り手のメッセージを込めることができるというこのアイデア・・・・頂きましょう。
郵便受けに葉っぱの手紙が届いていたら・・・
面白い!
しかも、ただの葉っぱではないのです、
クバオウニなので「竹富島の風」を送るのです。
「風」を送るなんて聞いたことがありません。
この扇を贈り、届いた時の友人のびっくりした顔を
想像するだけでニヤニヤしてしまいます。
思いついたら居ても立ってもいられなくなり、すぐさま郵便局へ。
「クバオウニ」を差し出し、
「これはいくらで送れますか?いくらの切手を貼ればいいでしょうか?」
「無理です。」
・・・バッサリ。
勢いよく聞いた、私の出鼻は完全にくじかれました・・・。
檜の板は送れるのにどうして扇はだめなのか・・・?
葉書なんて紙切れだって、切手を貼ればちゃんと届くのに・・・なぜ!?
どうすればこのまま送れるのか?
タグをつけても送れないのか?
葉っぱであることが原因なのか?
納得できずに、次々に質問する私に郵便局の方は答えてくれました。
葉っぱであることで、破損する可能性があること。
葉脈が邪魔をして切手を貼ってもはがれてしまうことが考えられ、
送り先にも迷惑がかかるかもしれない、とのこと。
タグは良い考えかもしれないけれどやっぱり裂けて落ちてしまったら、
しっかり届けることができないと思うとのことでした。
確かに、郵便局の方が言ったことが言ったことは最もで、
折角送るのなら確実に届けたい・・・。
すっかり気落ちしてしまい、郵便局を後にしました。
しかし、どーしてもあきらめきれません!
「竹富島から風を送る」
ものすごく素敵なことに思えて・・・
もう一度、しっかり考えてみることにしました。
つづく。

たなどぅいコーナー開設

今年の種子取祭もトゥルッキが10月6日と、目前に迫ります。
そこで、NPOたきどぅんでは毎年制作している種子取祭をモチーフにした
数量限定の種子取祭記念グッズを販売しております。
かりゆし館の売店に種子取祭特集のコーナーを開設し、
種子取祭に関する書籍等とあわせて販売しています。

是非お立ち寄りください。

「おばあちゃんのお手玉をお土産に。」~その4

いくつになってもおしゃれなトヨおばあちゃん
お手玉の入れ物作りと並行して、販売用のポップ作りも進めます。
やはり、トヨおばあちゃんの笑顔の写真があってこそだということで、
トヨおばあちゃんを訪ねることに。
事前に電話で説明をしたのですが、よくわかってもらえなかったようなので、
とみえさんにも連絡をとり、いざ、トヨおばあちゃんの家へ!
「おはよーごさいまーす!!」
おうちへおじゃますると・・・
「よく来たねー」
目を細めて迎えて下さいました。
「さっそく、撮影を・・・」と切り出そうかと思うと、
小さい頃からよく知っているおばあちゃんだけに、
私が子どもの頃、とみえさん達とよく遊んでいた話や、ひ孫の特技の話、
次から次へと楽しい話で盛り上り、なかなか切り出せず、
とみえさんを交えしばし談笑。
話の切れ目を見計らって、写真の話を切り出すと、
「いやいや、こんなおばあちゃん撮ってもおもしろくないよー」
なんて言って、恥ずかしがっていたのですが、
どーしてもとお願いして、撮らせてもらえることになりました。
今日はいい天気、せっかくなので外で撮りましょう♪
庭に出てきてもらうようお願いして、撮影の準備もOK!
でも、なかなか出てきてくれないので、どうしたのかな?と
家の中をのぞいてみると・・・
なんと、よそ行きの服に着替えたトヨおばあちゃん登場!!
よく見ると、髪もきちんと櫛を通しセットされています。
・・・か、かわいい・・・。
いくつになってもおしゃれを忘れない。
写真を撮る時はきちんとした格好で。
どこにいくにも島ぞうりをペタペタ履き、Tシャツ姿で・・・
という自分の格好が少し恥ずかしいような気がしました。
97歳になっても、身なりをきちんと整えてくるトヨおばあちゃんを見て、
こんな風に歳をとりたいものだと感じました。
杖をつき庭のハイビスカスの横でお手玉を持ってもらいます。

しわしわになった小さな手が、
ひとつひとつこのお手玉をぬってくれたんだなぁ・・・と思うと、
愛おしくて仕方ありません。
ポップ作成は、おばあちゃんの笑顔とともに大成功。
とっても良い写真がとれました!

つづく・・・次回完結編。

「おばあちゃんのお手玉をお土産に。」~その3

え!?これって一石二鳥じゃない!?
いよいよ、商品化にむけて動き出した私達でしたが、
なかなかむずかしく・・・
一口に、入れ物といっても様々で、カゴのようなものにするのか、
巾着にするのか?風呂敷っていう手もあるしなぁ・・・。
そこで、私達のこだわりの一つである、
「竹富島の素材を使う」
というところから考えてみることにしました。
竹富島にはたくさんの自然素材があります。
アダンの気根・月桃・苧麻は綯えば紐にできるし、
トウヅルモドキやアダンの葉などは、編むことでカゴを作ることができます。

だだ、紐やカゴにするまでの加工に、とても時間がかかるし、
恥ずかしながら、技術もありません。どうしたことか・・・。
と、悩んでいたところ、「苧麻を繊維にするまでならすぐできるよ!!」と
島で織物を習っているお姉さんが教えてくれました。
また、苧麻の種類で糸にするような上質なものでなければ、
道端にたくさん生えているとのこと。
さっそく、お姉さんと一緒に竹富島の「ノカラムシ」を探しにドライブ。
普段、意識して見ていなかったので
「あっ、向こうにあるのがノカラムシ、その向こうも。」

次々に見つけていくお姉さんに感心しつつ、
車をおりては鎌で刈り取り葉を落としていきます。
茎だけになったノカラムシを、2人で抱えるようにしてもどってくると、
次は、棒のようになった茎から皮を剥ぎ取ります。
剥ぎ取った皮をまとめて少しの間水につけたあと、いよいよ「繊維」に。
「パイ」という3cm×5cm大のステンレス製の板がブーを引く道具です。
皮の内側にパイをあてしごいてを浮かせいく作業なのですが、
1回目で皮をうかせ、2回目で皮を完全に取り除くというのが理想とのこと・・・
お姉さんが、シューーーっとひくと、みるみるまに真っ白で美しい繊維が採れています。
なれない私の手さばきでは、シュシュシュ・・・ブチ!!・・・。
スーーー?(皮がはがれてない・・・)??
見た目にも美しいとは言えず、どうしても緑の皮が残ってしまいました。
採った繊維は風通しの良いところで陰干しし、乾いたらできあがり!!
いやー、すぐできるとは言うものの、これだけの手間がかかるのね・・・。
そんな思いで、取り出した繊維を見ると、
抱えるほど取ってきた「ノカラムシ」は、
たった一握りの繊維になっていました・・・。

あれだけとって、これだけ??
ふーーー。
伝統工芸への道は険しい・・・。
いや、まてよ。
少しかじった程度ではありますが、いま私たちがやっていることって
伝統工芸を学ぶ第一歩なのでは!?
やりたいと思ってはいても、いざ「伝統工芸」となると、
“しきい”が高い気がして手を出せなかった私たち。
しかしこれは、糸を作る第1ステージを学んでいることになりはしないか?
そう思うと、なんだかすごく得をしたような、
おばあちゃんたちが伝えていきたいと思っていることに、
少し触れることができて嬉しいような・・・そんな気持ちになりました。
竹富島のお土産を作りながら糸づくりもお勉強。
まさに!
一石二鳥です♪
つづく

「おばあちゃんのお手玉をお土産に。」~その2

おばあちゃんのお手玉をお土産に・・・。
「どうにか販売してみるよ!」と受け取ってはみたものの・・・
どうやって、お手玉を竹富島のお土産にすればよいのでしょう?
島のおばあちゃんが作ったといっても、
お手玉は日本全国どこにでもあるもの。
「竹富島のお土産」として、
かりゆし館に来店するお客様の目に留まるには
どうすればよいのか悩みました。
スタッフのみんなであーでもない、こーでもないと
さまざまなアイデアを出し合ったところ、
大まかではありますがテーマがまとまりました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1 何か特別な入れ物を考えよう!!
   2個セットで販売するにあたり、何か入れ物を考えよう。
   ここで何か竹富島の素材を使って入れ物を作ることにより、
   『竹富島のお土産』になる。
2 店内ポップに力を入れよう!!
   97歳のおばあちゃんが作ったものだというところに、
   他で買えない価値があると思う。一目でおばあちゃんの
   手作りのものだとわかるようにポップを工夫しよう。
3 購入しやすい価格設定にしよう!!
   おばあちゃんの作ったお手玉は、やっぱり子供達の手に
   渡ってほしい。小学生のお小遣いでも買える額にしたい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こんな方向でいきたいとスタッフの意見がまとまったところで、
ちょっとずつではありますが、
「おばあちゃんのお手玉をお土産に!!」計画は動き出したのです。
つづく

「おばあちゃんのお手玉をお土産に。」~その1

始まりは・・・
「これおばあちゃんが作ったんだけど、
 たくさんあるから、何かこれでできないかなー?」と、
かりゆし館のカウンターにやってきたのは
島で飲食店を営むとみえさん。

その手には、ふろしき包みが大事そうに抱えられていました。
広げてみると中には・・・
色とりどりのお手玉が入っていました。

とみえさんのおばあちゃんは、
今年「まんだらー祝い」を迎えたトヨおばあちゃん。
現在97歳です!
昔から手先を動かすのがだいすきだったというトヨおばあちゃんは、
97歳になった今も、毎日何か手を動かしていないと・・・と、
お手玉を作り始めたそうです。
使わなくなった風呂敷や洋服の端切れなどで作られたお手玉の中には、
しんしん玉や、古くなってしまった黒紫米が入っているとのこと。
ちょっと遊んでみると、「チャッチャッ」「シャッシャッ」と
乾いた良い音がしてきます。
とみえさんは、おばあちゃんが毎日毎日作りためたお手玉を、どうにか販売できないかな?どこか必要としてくれるところがあれば、おばあちゃんもはり合いが出るのになぁ・・・。
と思い、私たちのところへ持ってきたのでした。
つづく