第16回島だて学校のご案内
/
0 コメント
○「旧与那国家住宅フーヤ(主屋)に学ぶ」村田信夫
大正2年に建てられた旧与那国家住宅フーヤ(竹富町指定文化財)は、
竹富島の伝統的な民家の形式、フーヤを中心にして、トーラ(炊事棟)、ジージョン、豚小屋をそのまま残し、昔の生活をうかがい知ることができます。
フーヤは、2003年から3年の年月をかけ、文化庁の補助事業で解体修復されました。また、屋敷を取り囲む石垣の修復は、NPOたきどぅんが国交省の助成を受けて行なわれました。
この修復では、建造物の継承のみならず、島の大工さんを中心に多くの島民が参加し、島の先輩から家を建てるために必要な技術を継承をすることもできた一大プロジェクトとなりました。
このような経緯で、2006年3月9日に落成した「旧与那国家住宅」を、
1、エコ・省エネ住宅
2、リサイクル・循環型住宅
3、うつぐみの心によってできた住宅
という切り口で、この度、修復事業の監督である村田信夫氏からお話を伺うことができます。
旧与那国家住宅に抱かれ、臨場感あふれるお話が聞けることでしょう。
皆様のご参加をお待ちしております!
-…
『ふるさと探訪』ツアー(その2)
石垣・沖縄・東京各竹富郷友会有志が参加した
~『ふるさと探訪』ツアー~
は心地よい余韻を残し終了いたしました。
この企画は沖縄竹富郷友会が企画し、3年前に第1回が開催され、2回目となります。
今回は東京竹富郷友会からも参加者が加わり、さらに石垣竹富郷友会有
志がコンドイビーチでの大交流会に合流し、さらに前回よりも規模が大きく
なりました。
今回参加された方々は
石垣竹富郷友会 70余名(大交流会参加者)
沖縄竹富郷友会 83名
東京竹富郷友会 …
『八重山毎日新聞』2007.7.1 掲載記事
台湾第1号の町並み保存地区澎湖県花宅集落から
竹富島の取り組み視察 (竹富通信員)
台湾で第1号の町並み保存地区となった澎湖県花宅聚落保存協会と古都保存再生文教基金会のメンバー14人が、16日から19日までの3泊4日の視察研修で竹富島を訪れた。
澎湖諸島は台湾海峡にあり100ほどの島からなる人口約9万人の県で、99年には県長自ら竹富島を視察に訪れている。
台湾は急激な経済成長の中で昔からの集落が失われるなどの弊害が出てきたので、日本の
町並み保存運動に学ぼうと、全国町並みゼミに毎年参加するほど熱心な団体もある。
来島した保存会の顔信雄会長と文教基金の研究生たちは、4日間みっちりと半日づつを保存地区の概況、民家の改修事例、観光関連施設、資料館、伝統産業などを視察し、その合間に「文化の保存における住民参加の意義」などの座談会を2回持つほどの熱の入れよう。明確なテーマを持つため、質問が相次ぎ、写真やビデオ、メモに記録していた。
花宅集落も竹富島も人口は約300人と同規模で、同じ亜熱帯の小島ということで視察先にあげたのだろうが、県文化局の紀麗美文化資産課長は自費参加するな意欲を見せた。
6月には国土交通省建築研究所が上海の大学建築科教授ら8人を連れて視察に訪れ、また4月には沖縄建築士協会の照屋寛公氏らが韓国チェジュ道建築士会15人を案内するなど、竹富島の町並みも国際的な評価を受けるようになってきた。
…