移転約束の協定書締結(八重山日報6月29日)

 本日の八重山日報には、(有)竹富観光センターの
水牛車営業所移設問題で大きな進展があったとの報道が
なされています。
 竹富島を揺るがす大問題に解決の道筋ができたことを、
心から嬉しく思います。
(ta)


移転約束の協定書締結
水牛車観光営業所移転問題
移転地に町有地打診へ 解決に向け大きく前進
 竹富島で水牛車観光を展開している有限会社竹富観光センター
(小底朝吉代表取締役)の営業所移転問題で、竹富町、同社、
竹富公民館、竹富島の聖域・文教地区を守る住民の会(大山栄一
会長)の四者が、現営業所の移転などを約束する協定を締結して
いたことが28日分かった。
 公民館や住民側は「移転が確定的になり、まちなみや、うつぐみ
精神も守られる」(宇根勝末館長)と協定締結を歓迎している。
同社が今月、住民の反対運動を押し切って営業所を移転したことで、
一時、こう着状態に陥った営業所移転問題は、解決に向けて大きく
前進した。
 協定は今月23日、竹富島のまちなみ館で締結された。
 協定書によると、1.町は営業所移転敷地のあっせん、確保に
努める。2.同社は現営業所の移転を約束し、早急に営業所の移転
推進に努める。3.公民館は他の三者との協議内容について、住民
への十分な説明に努める。4.住民の会は、ただちに営業所反対の
看板を撤去する―などとしている。
 協定書締結式には、大盛武町長、小底代表取締役、宇根公民館長、
大山会長が出席。住民の会は協定締結にあたり「この協定が遵守され、
一日も早くこの場所から移転して聖域が守られ、子どもたちの教育
環境が回復し、まちなみ環境が維持され、(現営業所の敷地が)
町営公園として整備されることを願う」とする声明を出した。
 関係者によると、現営業所の移転先敷地について、町などが第一
候補地として民有地をあっせんしたものの不調に終わり、今後第二
候補地として町有地を打診することになっているという。
 協定によって、住民の会は、島内に掲示していた現営業所に反対
する看板をすべて撤去した。
 宇根館長は「移転の時期や移転先が決まるのはまだ先になると思
うが、協定が結ばれたことはうれしい」と述べ、協定締結を受け、
現営業所に対する反対運動は今後、行わない方針を示した。
 公民館によると、協定書は公民館、住民の会側と町が協議し、
同社に提案して承認を得た。

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