水牛車問題で意見交換(12/6付八重山毎日新聞)

 本日の八重山毎日新聞には、新町長となった
川満栄長町長を交えて、竹富島の懸案のひとつである
竹富観光センター水牛車営業所移設問題の意見交換会
の記事が掲載されています。
 これからの季節は団体観光客の増加に伴い、水牛車
営業所周辺には大型のバスが頻繁に往来します。
こうしたなか、竹富診療所や保育所に通う子どもたちや
お年寄りに対しての事故が懸念されます。
 以前の話し合いでは、移転に合意しているこの問題、
早急な解決が竹富島に安心をもたらします。
(ta)


水牛車問題で意見交換
町長も同席、早期解決探る
 竹富観光センター(小底朝吉代表)の水牛車営業所移転問題の円滑
な解決に向け去る6月23日に協定書を結んだ竹富町(川満栄長町長)
と竹富公民館(宇根勝末館長)、竹富島の聖域と文教地区を守る住民
の会(大山栄一会長)、同観光センターは5日午後、竹富島のまちなみ
館で意見交換会を開き、同協定の実行に向け意見を交換した。
 同問題は、同水牛車営業所の移転場所が保育所や小中学校に隣接
していることから同住民の会が反対運動を展開。町や公民館を巻き
込んだ問題に発展していた。
 このため、竹富島の良好な地域環境の確保と秩序あるまちなみ
空間を守るため、去る6月23日に4者で協定書を締結。協定書のなか
で町が3者と協議の上、水牛車営業所移転敷地の確保に努める代わ
りに、同センターは現営業所の移転を約束した。
 意見交換会では、同営業所の移転先として町が提示していた島の
東側の集落外にある残土置き場(町有地)について、同センターの
小底代表が「集落の外側は(水牛車観光の)コースが成り立たない」
と難色を示し、新たな場所の提示を求めた。富本傳総務課長は
「具体的にここだという場所があるのか」と質問。小底氏は
「3年間、当るだけ当たってきたが、ダメだった。1人で探す場所
はもうない」と話し、やむなく現在の場所に移転してきたことを強調。
 公民館も「05年度にあちこち回ったがOKを出したのは1か所だけで
残りはだめだった」過去の経緯を説明した。
 阿佐伊孫良氏は「伝建地区であり、住民は誰もが今の場所は(水牛
車営業所として)ふさわしくないと思っている。」宇根館長が「住民
も移転するまでの間として我慢している。これは小底さんも理解して
いると思う」と話し、出来るだけ早く4者で協議し、新たな移転場所の
確保に全力を挙げるべきだとする考えを示した。
 これに川満町長は「この問題は放置してはおけない。関係する課長
を連れてきたのはこの問題を早めに解決したいという決意の表れ。
回数を重ねながら前進させたい」と、問題の早期解決に決意を示した。
 また意見交換会の席上、同住民の会の大山会長が川満町長に対し
4者が結んだ協定書の順守を要請した。

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