民具づくり教室と古謡の会

 昨日は、NPOにとって充実した一日となりました。
午前中には喜宝院蒐集館にて第1回竹富島民具づくり教室
が開催され、夜にはまちなみ館において第3回古謡の会が
行われました。
 伝統文化の継承を目的とした「民具づくり教室」
は、NPOにとっても初めての試みです。
それは、毎週土曜日の午前中に定期的に開催すること。
 手わざの継承はスポットの事業ではなかなか身につきません。
毎週開催することにより、手に技を覚えてもらいます。
 第1回目は座学と称し、参加者のかたに喜宝院蒐集館の
展示物を見学することにより、自分の作りたい民具のイメージ
を抱いてもらいます。さらに材料を見ることによりどのような
植物が民具になるのかを学習しました。

喜宝院蒐集館でのスナップです。
講師のかたがたと受講生の皆さんです。

故前盛佐輔氏制作のガイジルです。

藁を編み、さらにクージで藁を留めています。見事な手わざです。

喜宝院蒐集館の南に上勢頭亨翁が残された民具づくりのための
植物の数々をみんなで見学します。
 参加された方々は、竹富小中学校生徒を含め20名。
来週からはゆがふ館に場所を移し、縄を編むところからスタートです。
さらに、夜8時30分からはまちなみ館において、
18名の参加により、第3回古謡の会が行われています。

 豊年祭の目前ともあり、今回みんなで謡う唄は、
「豊年祭の道歌」を取り上げました。
今回、新たに教えていただいたのは、道歌の一番最後の
に謡われる●●御嶽にある六山の唄い方。
はざまうたき、なかしじぬうたき、くはむとうぬうたき、
くまばるぬうたき、はなぐしくぬうたき、
はりわかぬうたき と六山の御嶽を全員で唄いました。
 竹富公民館執行部を経験された方なら唄うことが
できますが、執行部未経験の方々は初めて六山の唄い方を
覚えました。~はざまぬうたき~に慣れている参加者も、
戸惑いながらも、楽しく唄っていました。
(ta)

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