時代の証言者

今朝の『琉球新報』「金口木舌」欄に、
島の先輩である、琉球大学名誉教授、
西里喜行氏の高校一年生のころの話がありました。
西里氏は、政治家の瀬長亀次郎氏が、
1956年4月に刑務所から出所した際の
「出獄歓迎大会」の演説において、
6000人もの大衆の前列で
それを聴いていたとのこと。
その内容について
「米軍統治の暗い時代に差し込む
一条の希望の光のような強烈な印象」を受けた、
と証言しています。
西里氏と高校の同期生である、
「美ら島沖縄大使」の重田辰弥氏は、
「西里氏は八重山・竹富島の出身、
官費で京大史学科に進んだ苦学徒。
実は私の高校の同期。
軽佻浮薄な私とは違い
妥協を排する孤高の勉強家だった」
とWebサイトで西里氏を紹介しています。
これらのエピソードから、
高校時代から、すでに意識の高かった、
西里氏の姿を思わずにいられません。

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