『八重山毎日新聞』2007.8.22 掲載記事

カイジ浜の「エコトイレ」が『八重山毎日新聞』で紹介されています。
山岳トイレし尿処理技術の実証試験のため、来年1月までの設置とのこと。


「竹富カイジ浜で実証試験 注目浴びるエコトイレ―電気・水道も不要―」
竹富島有数の観光スポットでありながら水道やトイレがない「カイジ浜」に7月から山岳トイレし尿処理技術の実証試験のためコンポスト処理方式の「エコトイレ」が設置され、観光客らに喜ばれている。実証試験期間は来年1月までだが、その結果が良ければ、将来的に西表島など他地区での展開が可能なだけに、竹富町自然環境課では、実証試験の結果を注視している。
カイジ浜は、年間42万人余の観光入域客の大半が訪れる竹富島有数の観光スポット。しかし、電気、水道が引かれていないため、トイレも設置されていない。観光業者などから町に対し、設置が要望されていた。
同トイレは、杉チップが充てんされた攪拌層(2層)で、し尿を攪拌し、好気性微生物により分解するもので、水が不要。攪拌や送風、喚起などに必要な喚起などに必要な電力は、屋根に設置された太陽光発電でまかなうことで、水道・電気の引き込みを不要としている。
施設は、実証申請者の(株)ミカサ(大分市)が設置。環境省の委託を受け、県環境整備協会が実証試験を実施している。実証期間は7月から来年1月まで。その間、1日100人を利用上限として実証試験を行い、稼動条件や状況、維持管理性能、処理性能や室内環境にも配慮されている。
同トイレの技術実証委員にもなっている町自然環境課の通事善則課長補佐兼係長は「電気も水道も必要としないトイレなので、将来的には西表島の山中などへの設置も検討できる。実証試験を見てみたい」と話した。

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