第229回竹富島民具づくり教室

久しぶりの開講となった民具づくり教室。
今回はマディンナー(小さなカゴ)づくりに励みます。

まずは材料のクージ(トウヅルモドキ)の収穫です。
クージは藪に自生する島では普通に見ることができるツル性の植物。
樹木に絡みつき大木を倒すことから島ではやっかい者の植物のひとつ。
かつては御嶽の木々を守るために、つる性の植物を取り払う作業を
“クージ払い”と呼んでいました。

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収穫する国仲御嶽前の繁みの前で、植物の説明をする松竹昇助さん

倒れたタブの大木を覆いかぶさるように繁るクージを大量に収穫し、
ゆがふ館の前庭で下準備を行います。

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クージを1m30㎝に切りそろえ、三等分に剥ぎ、茎の繊維、通称“バタ”を取り除いていきます。

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手で剥ぎきれないバタは、ナイフやカッターで取ります。

クージが硬くなる前に編みはじめるため、
次回の講習は16日(水)に開講します。

(ta)