全国竹富島文化協会講演会(11/4八重山毎日新聞記事)

 今日の八重山毎日新聞には、11月1日に開催された
全国竹富島文化協会主催による「八重山の民俗と文化」
の講演会が開催されました。
 全国竹富島文化協会のユニークな活動。
ぜひ興味深くお読みください。
(ta)


狩俣沖国大教授らが講演
全国竹富島文化協会 八重山の民族と文化紹介
「八重山の民族と文化」と銘打った星砂の島文化講演会
(全国竹富島文化協会主催、国学院大學折口博士記念古代
研究所、東京八重山郷友会共催)が、1日、東京・渋谷の
国学院大學120周年記念館で行われ、民俗学者や郷友、協会員
など、約150人が詰めかけ、八重山の文化にひたった。
 昨年11月、全国竹富島文化協会創立10周年記念文化講演が
好評で「もっと聞きたかった」「来年も開いて欲しい」などの
声が多く、今回は琉球大学名誉教授の小島瓔禮氏が加わり、中身
の濃い講演となった。
 まず、沖縄国際大学教授・狩俣恵一氏が「八重山の節歌」を
テーマに実演で解説。島での歌い方と他島の歌い方との違いを説明。
東玉盛靖修さんが「安里屋節」と早調子「安里屋節」を弾き比べた。
狩俣氏は「古謡の世界が踊りを作ったのではなく、しきた盆などは
大正、昭和の時代に工夫され組みかえられた。八重山の歌には、踊り
を作っていく力がある」とも。
 國學院大学教授・小川直之氏が「すでぃ水の思想」。奄美大島の
若水昔話を紹介し、“すでぃ”とは「卵からふ化する」「生まれる」
を意味し、大きな時間の裂け目や正月に若水が用いられた。
「すでぃ水は若返りの水である」と結んだ。
 小島名誉教授は「竹富島の歴史を探る」。「1524年、首里から派遣
された記録があり、なぜ蔵元が竹富島にあったのかと考えた時、
八重山諸島の地理的条件や経済性、利便性が高く重要な所であったと
考えられる」と話した。

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