先進地白川郷視察にいってきました。

フィリップモリスジャパンから助成を受けて展開中の事業
「“どぅゆくい観光”による文化遺産の掘り起こし」。
この事業の一環として、
NPOたきどぅんから、事務局長・阿佐伊孫良、理事・新田長男、職員・飯田泰彦の3名が、9月4日から3泊4日で、
交通システム導入における先進地の岐阜県白川郷へ視察にいってきました。

展望台より白川郷荻町の合掌造り集落をのぞむ(5日)。
白川郷は、1995年の世界遺産に登録以後、集落景観の質を高め、
住民と同時に、観光客にも魅力的な環境を確保することに取り組み、
集落内の車両交通をコントロールする、新交通システムの導入について、
先進地だといえます。
視察の目的は、一般旅行者として白川郷を訪ね、
当地の観光の現状を鑑(かがみ)として、
竹富島の観光ににおける課題を映し出そうというもの。
5日は、荻町の和田家、神田家、明善寺などの観光スポットを中心に見学し、
合掌造り集落を散策しました。
また、「“>白川郷荻町集落の自然環境を守る会」会長・三島敏樹氏に
お話をうかがい、氏のはからいで、「>世界遺産白川郷合掌造り保存財団」を
訪ねることができました。
6日は、五箇山地域にある、菅沼集落と相倉集落まで足を延ばしました。
両集落は、白川郷荻町集落とともに世界遺産に登録されています。
菅沼集落は現在9戸の合掌造り家屋が残っています。
「五箇山民俗館」「塩硝の館」を見学し、
山村の歴史や民俗におもいを馳せました。
相倉集落は、毎年「相倉世界遺産保護少年団」が、
竹富島を訪ねて交流を深めている地域です。
今年は8月8日にゆがふ館に来館されました。
小学校を卒業するとき、ほとんどの子どもたちが
竹富島での思い出がもっとも心に残っていると言います。
うれしいことですね。
午後からは、“>トヨタ白川郷自然學校を訪れました。
充実した施設とプログラムにいたく感心しました。
宿泊した民宿のご主人や
「白川郷荻町集落の自然環境を守る会」に携わる方々、
「世界遺産白川郷合掌造り保存財団」の方々など、
それぞれ白川郷に対する熱いおもいをお持ちで、
会うべくして会ったという感を得ました。
そのおもいは、竹富島人の島に対するおもいに相通じ、
まちなみを保存していくうえで、心強く思いました。

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