乞う!カンムリワシ情報!

今日、八重山地域在住の野鳥観察グループが来島されました。
カンムリワシの生態を把握するのが目的とのこと。
そのグループの一人、佐野清貴氏より、
ご本人と菊池正太郎の共著
「竹富島におけるカンムリワシの観察記録」
『Bird Research vol.3』(20007年)の論文を
御寄贈いただきました。
まことにありがとうございました。
竹富島ではこれまで、
カンムリワシの報告が1例あるのみですが、
具体的な記述はないとのことです(1974年)。
菊池・佐野両氏の報告によると、
2005年1月に竹富島で幼鳥1羽が、
蔵元跡の林で観察されています。
この幼鳥について、
両氏は石垣島か西表島から飛来し、
一時的に滞在した迷鳥と推察しています。
さらに、両氏はカンムリワシが、
まれに島間の移動をしているのではないかと
考えます。
そして、
「竹富島は、石垣島と西表島とを結ぶ
移動・分散の際の一時的な滞在地として
利用できる位置・環境であり、
今後も飛来する可能性は高いと思われる。
幼鳥・若鳥の分散や、石垣島と西表島の個体群の
交流を把握するためにも、
竹富島と小浜島をはじめとして
八重山の各島々での観察記録が
蓄積されていくことを期待したい」
と結んでいます。
乞う!カンムリワシ情報!       (YI)

0 返信

返信を残す

Want to join the discussion?
Feel free to contribute!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA