「島だて学校」インタープリテーション講座開催

「島だて学校」の第3回、第4回講座を開催しました。
この講座の目玉、「インタープリテーション」そのものを学ぶ内容で、日本のインタープリテーションの第一人者である、古瀬浩史先生をお招きしました。
講座は、初めての先生を前に少し強ばった参加者の雰囲気を、解きほぐすことから始まりました。
いすは全て脇に取っ払い、身一つで輪になります。
なにが起こるのかわからない期待と不安が参加者の顔に浮かんでいました。
先生からは様々な課題がだされます。
「竹富出身者とそうでない人に分かれてみてください。」
「じゃあ次は、沖縄出身と他県出身者」
「次はラーメン、八重山そば、スパゲッティ。」
「ビール、泡盛、ウーロン茶」
「自然、町並み、芸能・祭」
独り言や相談しあう声がにぎやかに響きます。
それぞれのグループでは、熱弁まで聞こえてきました。
最初の緊張はどこへやら。
柔らかい物腰や大らかな雰囲気、ユーモアが、自然と参加者の緊張をほぐし、
本来の明るくにぎやかな人柄をのぞかせました。
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真面目な講義に戻っても、ただ長々と話し続けたりしません。
4つの“T”が大切なのです。
「楽しく」「共に」「体験から学ぶ」「地域性」
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ただ座って答えを与えるのではなく、体験を通して自らの考えを導き出すように自然に誘導すること。
それこそがインタープリテーションの神髄なのです。
2日間、ひとつひとつのプログラムをこなしながら、
語り合う楽しさ、考え、発見する喜びを噛みしめました。
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古瀬先生にはまた再度来ていただく予定です。
いつもとは違う趣向に、参加者も共感し、モチベーションも高まったのではないでしょうか。

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