「方言、民話継承で講演」

 16日付八重山毎日新聞には、9日に開催された
全国竹富島文化協会主催「第12回星砂の島文化講演会」
に関する記事が掲載されています。
 こうした竹富島の文化遺産をいかに継承していく
システムを創るのかが、今後の竹富島の将来を俯瞰
する鍵となります。
(ta)


【竹富】
 全国竹富島文化協会主催の「第12回星砂の島文化講演会」
が9日、午後6時半から竹富島まちなみ館で開催され、
「竹富島のムニンガタイ~その伝承と再生を期す~」
をテーマに立命館大学の福田晃名誉教授が(76)が講演した。
 1996年に創出した同協会は、昨年10周年を記念して浦添市
てだこホールで「竹富島種子取祭の芸能講演」を実施、東京
國學院大学でも「星砂の島文化講演会」を開催してきた。
 今回は「テードゥンムニの継承と昔話」をテーマに、
竹富島をはじめ沖縄の島々でもシマ言葉の再生が重要な課題
となっていることから、新しいシマ言葉の再生方法はないか
を考えようと行なわれた。
 福田氏は1975、76年に立命館大、大谷女子大、沖縄国際大
の学生と竹富島はじめ各島々に伝承される民話の聞き取りを
行なってきた。
 講演では、約40年前に録音した長老のシマクチ(島言葉)
のムヌンガイタイを聞きながら「口伝えの文化財」をいかに
継承すべきかについて語った。
 福田氏は「ムヌンガタイの文化財としての意義は、口伝え
によって継承されることにあり、真の伝承の意義はシマクチ
によって維持されることである」と定義。
 また民話の里として知られる岩手県遠野の昔話の伝承方法
を紹介しながら「竹富島の民話は、竹富の言葉で語ることが
大切。繰り返し聞いて丸暗記するだけでなく、自分の語り
口調で語る新しい形で語りを再生することができるのではな
いか。若者や子どもたちに修練し子どもたちに語らせること
も大切」と話した。