アイヌ文化交流の集い

「アイヌ文化交流の集い」(全国竹富島文化協会主催)が
昨夜、まちなみ館にて開催されました。
アイヌの方々との交流会は2回目になります。
今回の舞台は、第一部を「竹富島の歌と踊り」、
第2部を「アイヌの歌と踊り」の2部構成。
プログラムは以下の通り。
第1部 竹富島の歌と踊り
 1 世曳き     (玻座間狂言部)
 2 布織り乙女   (東支会)
 3 観光エンコラ節 (西支会)
 4 まみどー    (仲筋支会)
第2部 アイヌの歌と踊り
 1 ウエカップ   (あいさつの踊り)
 2 スッチョイチョイ(種子播きから収穫までの踊り)
 3 スタレチョイ  (大風にゆれる松の様子を表現した踊り)
 4 エムリシムセ  (剣の舞。勇壮な男踊り)
 5 ムックリ演奏  (女性が愛しい男性に対して鳴らす
            アイヌの民族楽器の実演)
 6 アイヌ語現代音楽(早坂兄弟によるギターの演奏と歌)
 7 チカップウポポ (仲睦まじい鶴の様子を表現した踊り)
 8 エルム     (来場者参加プログラム。
            はたしてエルム<ねずみ>は
            餌をとることができるか?)
 9 クーリムセ   (弓の舞。優雅な男性踊り)
10 イオマンテウポポ(イオマンテ<熊祭り>で演じられる踊り)
竹富島の生活のあらゆる場面に芸能があるように、
アイヌの芸能も、
儀式や仕事のさなか、お祝いなど、
生活の場面ごとに
それぞれにふさわしい歌や踊りがあったことが、
舞台を通じて感じることができました。
「リムセ、ウポポ、ホリッパと呼ばれる大きな輪になって踊るもの、神々への祈りを表したもの、遊びの要素を含んだもの、悪い神を追い払う儀礼から生まれたもの、豊漁猟を祈願するもの、労働の様子を表したもの、動物の動きを表したものなど、さまざまな種類がありますが、そのほとんどは女性を主として踊られるもので、男性だけの踊りはごくわずかです。楽器を伴わず、すべて踊り手やその場にいる人たちの歌と手拍子で踊られます。アイヌの人たちにとって踊りとは、自分たちが踊って楽しむものであり、また、神々もまた一緒になって楽しむものでした。」
(『アイヌの人たちとともに―その歴史と文化―』より引用)
フィナーレは会場にいる皆で大きな輪をつくり、
「イオマンテウポポ」を踊り
ひきつづいて竹富島の「クイチャー踊い」から「六調」へ。
北と南の大きな一体感を得ることができました。      (YI)

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