月別アーカイブ: 2008年12月

~航海と造船の歌~ トヨタ財団助成「古謡に見る竹富島の生活環境史」講演会

 昨日(20日)、竹富島まちなみ館において、
トヨタ財団助成「古謡に見る竹富島の生活環境史」講演会
が開催されました。
 参加者は33名、机の配置も、皆でうたを謡えるように
ロの字型に並べ、普段の講演会とは一風趣が異なっています。
 講師は沖縄国際大学教授 狩俣恵一先生です。
竹富島ご出身の狩俣先生は、竹富島に関する研究では、
ユニークな視点と説得力のある発想をお持ちであり、
島内において人気の高い先生のひとりです。

 今回のテーマは“航海と造船の歌”と題し、海にまつわる
生活を題材にした歌をピックアップし、昔の生活を偲びました。
●『古見の浦ぬぎさまにユンタ』
~船を作る上で欠かせない伐木の手順を示しています。~
 竹富島では家を建てる際、西表島に向かい伐木をしてきました。
子が父に教わった、山に入る際の礼儀、材木の選び方が謡われています。
●『はゆさとぅい(隼鳥)ユンタ』
~船を隼に例え、洗練され、かつ早く船を操る思いが謡われています~
 航海には常に危険が伴います。そのため、『はゆさとぅいユンタ』には、
呪術的な要素(勇気を与える)が多分に盛り込まれています。
●『いしゃぎょーにアヨー』
~琉球王国への貢物(収納祝い)について謡われています。~
 琉球王国への貢物を取りまとめ、船に積み込むことはあまり
記録には残されていません。そこで、こうした“うた”から当時
の情景を探ります。
 八重山においては石垣島の名蔵、西表島の高那村がこれらの
集約地区であったそうです。この作業の光景をうたに遺しています。
●『大浜タナジャラジラバ』
~人頭税が科せられる以前の八重山の情景が謡われています。~
 大浜村のタナジャラが、子守をする少女たちの言葉をヒントに
嫁を探しに竹富島に訪れます。歌詞からは、当時の竹富島のすがた
をみることができます。

 参加者で取り上げたうたを謡い、狩俣先生の分かりやすい歌詞の
解説もあって、みなさんはそれぞれいにしえの竹富島の生活習慣に
思いを馳せていました。
(ta)

第15回民具づくり教室

 クバ笠の制作も先週(第14回)にすべて終了し、
続いて、制作難易度の高い「ガイジンナー」にチャレンジです。

 ガイジンナーは種子や魚の餌などを入れる容器。
茅をまとめて一本の太い糸にし、それを竹で編み固定します。
小さいながらも手間や技術の結晶といっても良いでしょう。
 今回は固定させるクージ(竹)を採取し、クージの皮を
残す作業に取り掛かりました。
 カッターでクージの内部を取り除くのですが、これがなかなか
上手くいきません。

 参加者は皆真剣にクージの内部の取り除き作業に
取り組んでいました。

(ta)

トヨタ環境活動助成プログラム講演会のお知らせ

 古くから歌い継がれる“うた”。
いわゆる古謡から竹富島のいにしえの生活環境を
探るプログラム
トヨタ財団助成『古謡にみる竹富島の生活環境史』
講演会が開催されます。
講師は
沖縄国際大学教授 狩俣恵一先生をお招きしています。
テーマは
[古謡に見る竹富島の生活環境史―造船と航海の歌―]
とし、琉球国時代と近代の海を廻る生活環境の歴史について
お話しをお伺いします。
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第7回トヨタ環境活動助成プログラム
「古謡に見る竹富島の生活環境史」講演会
日 時:平成20年12月20日(土) PM8時から
ところ:竹富町竹富島まちなみ館
講 師:沖縄国際大学教授 狩俣恵一氏
入場料:無 料
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(ta)

水牛車問題で意見交換(12/6付八重山毎日新聞)

 本日の八重山毎日新聞には、新町長となった
川満栄長町長を交えて、竹富島の懸案のひとつである
竹富観光センター水牛車営業所移設問題の意見交換会
の記事が掲載されています。
 これからの季節は団体観光客の増加に伴い、水牛車
営業所周辺には大型のバスが頻繁に往来します。
こうしたなか、竹富診療所や保育所に通う子どもたちや
お年寄りに対しての事故が懸念されます。
 以前の話し合いでは、移転に合意しているこの問題、
早急な解決が竹富島に安心をもたらします。
(ta)

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