月別アーカイブ: 2006年5月

島立て学校第2回/第3回 講座

話題騒然、「島立て学校」の報告です。
宣伝の甲斐あって、第1回目の講座には多くの人が集まってくれました。
そして迎えた第2回講座。沖縄国際大学教授の狩俣恵一先生の「竹富の生活と車による観光」
です。
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1回目よりは少ないんじゃないかと少しだけドキドキして待っていると、
8時を回った辺りから切れ目なくやってきます。
結局第1回目より多い、総勢37名!!
「申し込みしてないんだけど…」と言いながら、噂を聞きつけて参加してくれる人も増えました。うれしい限りです。
講座では、竹富島の伝統と進化についてお話していただきました。
積み重ねられてきた伝統の厚みとそれらを重んじる気質、そして新しいものを受け入れ、その恩恵を受けようとする意識が竹富にはあるということ。いかにそれら二つの整合性を持たせるか、ということが今後の課題であり、観光のキーポイントになるということでした。
現状として、1時間や2時間で島を巡って帰ろうというツアーやフリーのお客さんもいる中で、
島の中にゆったりと流れる時間を観光資源にしていくことが、離島ブームが去った後も観光地として発展する近道ではないかという話題も出ました。
ほとんどの皆さんが観光関係者でしたので、質問をしたり、意見交換が行われたりと活発な講座となりました!
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第3回目は「伝説の力と島の真心」です。
前日のお話でも出てきた、ゆとりある時間。
昔の人はその時間のなかで、語り合うことを何よりも楽しんできました。
世間話や昔話、伝説、不思議な話…
それのどれが本当でどれが作り話なのかわかりませんが、
それらを信じ、それらに心動かされて、祭事や行事を何百年も行ってきたことはまぎれもない
事実で、作り話でも伝説でも、わくわくするお話は人の心を動かす力があるのです。
テードゥンヒト(竹富の人)は話し上手といいます。
こういったお話を人から人へおもしろおかしく伝えていったからこそ、技術が身に付いたのでしょう。
今こそ、無駄話の文化の復活を!!
この「島立て学校」がそういう無駄話の場になったらいいなあと思います。
そして参加者の顔を見ていると、それもまんざら理想ではない気もするのです。

NPOたきどぅん第5回通常総会

毎年5月頃行われる通常総会。NPOの1年間の締めであり、また決意新たに出発するときでもあります。
今年はまちなみ館が使えず、急遽ゆがふ館にて行うことになりました。
昨年度の活動報告を経て、今年度議案に対して意見・質問が飛び交うなど、
活発な意見交換の場となりました。
総会そのものが終わると、こちらもある意味恒例のブガリノーリ(おつかれさま会)です。
総会にむけて引き締めてきた気持ちをようやく緩めて、「かんぱーい!」
おつかれさまでした。
今年も1年がんばりましょう!
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「島立て学校」開校式&第1回講座

以前このブログでもお伝えした「島立て学校」が昨日開講いたしました!!

参加者総数はなんと33名。
予想以上の数に、思わず顔がほころんでしまいました。
第1回目は九州大学教授西山徳明先生の講座、「竹富島の集落はなぜ美しいか」でした。

12世紀頃から同じ場所に人が住み続けてきた奇跡。
貧しさの中でも工夫をこらした、こだわりある家づくり。
決してまっすぐ伸びることのない道。
マニュアルの数値や決まり事よりも、自分たちの豊かな精神文化に従うこと。
それらの様々な要因が絡み合い、個性となって竹富島を作っているのだそうです。
パターンがあるから、色々なルールがあるから美しいという訳ではなく、
自分たちの環境や考え、祖先からの教えを何よりも大切に考えた作りだからこそ個性的で、
美しいのだと力説されていたのが印象的でした。

これは、現代においても見直すべき問題を含んでいます。
今は、町並みを守るための竹富島勲章があり、マニュアルがあり、他にも守るべきことがたくさんあります。
しかしただ、マニュアルを守りさえすればいいということでもありません。
竹富島の先人たちがそうしていたように、精神文化に基づいたまちなみづくりが美しさを保つ秘訣なのではないかと思います。
そして、インタープリテーションについてひとつ。
「話す人自身がおもしろがっているだけで、聞く人も興味が湧く。」
楽しそうに話される姿に惹き付けられてしまいました。
とても元気づけられるすばらしい講義でした。
西山先生、ありがとうございました!
さて次回の「島立て学校」は…
竹富島出身で、現沖縄国際大学教授の狩俣恵一先生を迎えての講義です。
5月25日、26日の二日間に渡ってお送りします。

平成18年度第2回理事会

5月23日の第5回通常総会を目前にして、今年度第2回目となる理事会が行われました。
平成17年度は、国交省の観光ルネサンス事業や、文化庁の推進モデル事業など、国からの助成を受けることができ、数多い活動も着々と前に進むことができています。また、竹富島文庫としての絵本や古謡集など、記録づくりにも力を入れてきました。
理事会ではそういった報告や、基本に立ち返るための組織体制の組み直し、今後の活動内容の検討などを行いました。
NPOたきどぅんでは、このようにして、定期的に行われる理事会等で足下を見直しさらなる前進をしていくのです。
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「島立て学校」開催します

いよいよ、今年度のプロジェクトの目玉「島立て学校」が始まります。
この「島立て学校」は文化庁の助成を受け、
インタープリテーションという技法を学び、竹富島の未来を担う、インタープリターを養成しようというものです。
インタープリターとは簡単にいえば「解説員」「翻訳者」などと訳されますが、
単なる情報伝達ではなく、情報に基づいて、新たな世界を開いて見せる(啓発する)ことであり、その働きかけの方法のことを言います。
つまり、いくつもの視点から様々な情報を駆使し、竹富島の良さを実感させたり、
もっと知りたいと思わせるような活動のことなのです。
「島立て学校」では、このインタープリテーションの技法と、竹富島の文化遺産についての講座をおこないます。
インタープリテーションの講座では、参加者の緊張をほぐす方法やプログラムの組み方、インタープリテーションの考え方などを学びます。
文化遺産に関する講座ではそれぞれの専門家を招いて、その体験に基づく知識を、追体験する形で学んでいこうと考えています。島の識者であるお年寄りを講師に招くことで、文化遺産の継承という効果も期待できます。
もちろん、そのすべての講座は、一方的な情報伝達や堅いイメージの難しい学問ではなく、自ら楽しみを発見しながら学ぼうというスタンスを大切にしています。
受講対象は幅広く、学ぼうという意欲のある方ならどなたでも参加できます。(ただし島内の方のみ)
そして最終的には、1年かけて身につけたインタープリテーションの技法の総まとめとして、こどもたちへ文化遺産のおもしろさや豊かさを伝えるための学習会を開催する予定です。
全15回の講座に多くの人が参加してくれるのを期待しています。
そして今、事務局ではそのためにどういう講座にするべきか頭をひねっています。
みなさんが参加したくなるようなグッズ(?)も準備しています。↓↓

1年がかりのプロジェクトですから、みなさんの意見を取り入れながら、
1回ごとに学習環境がより良くなるように努めていきたいと思っています。
「島立て学校」今後の決定スケジュール
5月20日(土) 開校式&第1回講座「まちなみと集落」(西山徳明氏:九州大学教授)
5月25日(木) 第2回講座「竹富島の生活と車による観光」(狩俣恵一氏:沖縄国際大学教授)
5月26日(金) 第3回講座「伝説の力と島の真心」(狩俣恵一氏:沖縄国際大学教授)
6月7 日(水) 第4回講座「インタープリター基礎講座1」(古瀬浩史氏:自然教育研究センター)
6月8 日(木) 第5回講座 「インタープリター基礎講座1」(古瀬浩史氏:自然教育研究センター)
(※以降、検討中。決定次第お知らせします。)

絵本・古謡集贈呈式

絵本と古謡集の贈呈式が、竹富小中学校でおこなわれました!
これは4月30日のブログでもお知らせした、絵本と古謡集を子ども達と竹富小中学校へ寄贈しました。5月10日の午後1時半から行われた贈呈式には、校長先生をはじめ先生方、もちろん子ども達全員も参加し、みんなで作り上げた絵本と古謡集の完成を心から喜びました。
贈呈のお礼として、竹富小中学校の校歌を歌ってくれたことが、
NPOたきどぅんにとっては何よりのご褒美で、今後の力となります。
子ども達は、一生懸命描いた絵が本になったということをとても喜んでくれたようです。
竹富島の未来を担う彼らにとって良い思い出となるとともに、
文化遺産の継承のおもしろみがわかってもらえたのではないでしょうか。
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